30代から意識したい!ビタミンCを効率良く補給できる食べ物&果物
さまざまな健康・美容効果があるビタミンC。「加熱に弱い」「水溶性である」という性質から、うまく摂取するのが難しいですよね。
本記事では、効率良くビタミンCを摂取するのに向いている食材・飲み物をまとめているので、美肌づくりやアンチエイジングに役立てて下さいね。
- 2022-01-29
- naomiimai
ビタミンCについて
強い抗酸化作用があるビタミンC。肌の弾力やハリをつくるコラーゲンの生成をサポートして、美肌づくりに役立ちます。
また、コラーゲンの生成により細胞がかためられ、体内に細菌やウイルスが侵入しにくくなるため、免疫力アップの効果も得られます。
その他、抗ストレスホルモンの生成にも関与しているため、十分にビタミンCを補給することはストレスの予防にもつながります。
さまざまな美容・健康効果があるビタミンCですが、
- 水溶性である
- 加熱に弱い
という性質があるため、調理の過程で損失しやすいのが難点かと思います。そこで、ビタミンCを効率良く摂取できる食材&飲み物について、ご紹介します。
効率良くビタミンCを補給できる食べ物&飲み物
さつまいも
さつまいもには、りんごの約5倍以上ものビタミンCが含まれています。ビタミンCと同じく、強い抗酸化作用をもつビタミンEも含まれていることから、美肌づくりやアンチエイジングのために食事に取り入れたい食材です。
さつまいものビタミンCは、デンプンにより守られているので、加熱しても壊れにくいといわれています。
また、皮の部分には繊維が多く含まれているため、皮も一緒に調理するのがおすすめ。焼き芋やふかし芋にしたり、皮ごとカットして味噌汁や煮物にしましょう。
ピーマン
ピーマンにもビタミンCが豊富に含まれています。また、ピーマンにはビタミンPという成分も含まれていますが、ビタミンPはビタミンCを熱や酸化から守る働きがあるため、ピーマンのビタミンCは加熱しても効率よく補給することができます。
ピーマンには、ビタミンC以外にもβカロテンも多く含まれています。βカロテンは脂溶性ビタミンなので、油で調理すると吸収率が高くなります。ごま油でじゃこや鰹節などと炒めものにすれば、効率よく摂取することができますよ。
ピーマンは、熟すほどビタミンCの量が増えるといわれています。
赤ピーマンには緑ピーマンの2倍以上ものビタミンCが含まれているのだそう。緑ピーマンよりも臭みが少なく、甘みがあって食べやすいため、ピーマンが苦手な人でも食べやすいですよ。
パプリカ
パプリカには、ピーマンよりもさらに多くのビタミンCが含まれています。その量、約2倍といわれています。その他、抗酸化作用があるβカロテンも含まれています。
パプリカは厚い果肉に守られているため、加熱してもビタミンCが壊れにくいといわれています。
パプリカの色のもとであるカプサンチンは、活性酸素を除去する働きがあるため、ビタミンCやβカロテンとともに肌トラブルの予防や老化防止に役立ちます。
ピーマンと同じように炒めものにしたり、生でも食べられるのでサラダにしても◎。ビタミンCが豊富なレモン汁や、ビタミンEが豊富なアボカドと組み合わせれば、さらに美容に効果的なサラダになりますよ。
れんこん
れんこんのビタミンCも、デンプンに守られているため壊れにくく、効率良くビタミンCを摂取できるのが特徴です。その他、ポリフェノールの一種であるタンニンも含まれるため、抗酸化作用によるアンチエイジング効果も期待できます。
水溶性であるビタミンCやタンニンが水に流れ出るのを少しでも防ぐため、水にさらす時間は5分以内にしましょう。
また、コラーゲンはたんぱく質から作られますが、ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートする働きがあります。そのため、たんぱく質を含む食材を一緒に摂ると、美肌効果が高くなります。
鶏肉とれんこんで炊き込みご飯にしたり、ハンバーグに刻んだれんこんを加えるなどして、たんぱく質と一緒にれんこんを食べましょう。
カリフラワー
カリフラワーに含まれるビタミンC量は、淡色野菜の中でもトップクラスに多いといわれています。加熱にも強く、茹でた場合でも1日のビタミンC必要量の約半分を補給できるのだそう。
また、カリフラワーにはMATS(メチルアリルトリスルフィド)という強い抗酸化作用がある成分も含まれているため、ビタミンCとあわせて美肌づくりや老化防止に役立ちます。
生でも食べられるので、サラダやピクルスにして食べるのも良いしょう。
茹でる場合は、大きめにカットするか、あるいはまるごと茹でると栄養素が水に流れ出ないのでおすすめです。
レモン
レモンはビタミンCが豊富に含まれていることで知られていますよね。
ビタミンCは、空腹時よりも満腹時に摂ったほうが1.6倍吸収率が高くなることが分かっています。そのため、3食の食後にレモンを摂取すると、効率良くビタミンCを補給することができます。
また、レモンの摂取量が多い人ほど、アディポネクチンというホルモンの分泌が多いことが分かっています。アディポネクチンは脂肪細胞から分泌され、糖や脂肪の代謝を正常に保つ働きがあるため、ダイエットに効果的です。
レモンそのものを摂取するのももちろん良いですが、コップ1杯の水または炭酸水に大さじ1のレモン汁を加えれば、手軽にレモン水が作れます。レモンの酸味がさっぱりとしていて飲みやすく、食後におすすめですよ。
いかがでしたでしょうか?
美容に効果的なビタミンC。せっかく摂取するのであれば、効率良く取り入れたいですよね。いずれも手軽に入手できる食材、飲み物なので、ぜひ参考に食事に取り入れてみてくださいね!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。