「冷え」にも種類がある!?タイプ別冷え性の改善方法!
「冷え」に悩む人、多いですよね!夏でも冷えを感じたり、年中不調を感じる場合もありますよね。今回は、冷え性のタイプについてまとめています。それぞれのタイプにあわせた対策法もご紹介しているので、ぜひ実践してみてください!
- 2019-07-30
- naomiimai
冷え性にもさまざまなタイプがあります。なんとなく、冷え性だな…と感じることがあっても、どのタイプの冷え性か分からず、対策も合っているか分からない、という人も多いのではないでしょうか。
どのタイプの冷え性かチェックし、今日から改善してみましょう!
末端冷え性
以下の症状に当てはまる人が、末端冷え性タイプです。
- 手や足先が冷たい
- 肉や魚を食べない
- 痩せ型である
- 過度なダイエットをしている
- 運動をあまりしない
10~20代の女性に多いといわれています。過度なダイエットで食事量が足りず、体をあたためる熱を作れないため、体の末端にまで血液が巡らないのが原因です。ひどくなると、全身の冷え性になるとのこと。
改善するには、血流を良くして体の末端にまで血液を循環させることです。
改善策は、
1. 食べる量を増やす
熱を生み出すために適切な食事量を摂るようにしましょう。
末端冷え性は、靴下をはいたり、カイロで温めて改善したと思っても、一時的な場合が多いといわれています。そもそもの原因を、根本的に改善しましょう。
2. たんぱく質の摂取を増やす
食事をすると、体がポカポカとしますが、これは「食事誘発性熱産生」と呼ばれます。食事を消化・吸収する際に、熱が発生し、体温の維持などに使われます。
特にたんぱく質は、食事誘発性熱産生が高いので、たんぱく質摂取を心がけましょう。
ダイエット中、「野菜を食べること」は意識していても、たんぱく質が不足していることも。鶏肉、豆腐、大豆製品などのたんぱく質食品を意識してみましょう!
3. 体をあたためる食材を摂る
しょうが、ねぎ、にんにく、かぼちゃ、とうがらし、いも類、にんじん、ごぼう、など。積極的に摂るようにしましょう。
4. 貧血にきく食材をとる
冷え性改善には、貧血を改善することも大切です。そもそも血液量が足りていないと、体の末端にまで血液が届きません。
肉、魚、レバー、豆製品などを摂るようにしましょう。
下半身型冷え性
腰よりも下が冷えるタイプです。30代以降の中高年に多いタイプで、座り仕事が多いことなどが原因といわれています。
長時間座っていると、お尻の筋肉が硬くなり、血流が悪くなります。逆に、上半身には血液がまわるため、顔がほてったり、のぼせる場合も。
改善策は、
1. お尻の筋肉をマッサージすること
股関節を動かすと、凝りが取れやすいといわれています。
簡単にできる方法は、足をひらき、足裏をしっかり床につけてしゃがむだけ!股関節を意識して30秒、キープしましょう。
2. 弾性ストッキング・着圧ソックスをつける
足が圧迫されることで、足の血流が良くなります。
足は、心臓から遠い位置にあるため、血液が戻りにくく、血流が悪くなりがち。着圧ソックスは適度な力で圧迫するため、足の筋肉が心臓へ血流を戻す力をサポートします。
内臓型冷え性
以下の症状に当てはまる人は、内臓型冷え性タイプです。
- 胃腸が弱い
- 夕方に足がむくむ
- 生理痛がひどい
- 筋肉量が少ない
改善策は、
1. とにかく内臓をあたためること
例えば、白湯など温かい飲み物を飲むようにしましょう。朝起きてすぐに白湯を飲む人は多いですが、1日に何回か飲むようにしましょう。
2. 消化の良い食事を
消化するためにもエネルギーは消費されます。冷たいものや刺激物を避け、内臓を休めるように意識しましょう。
また、食べ過ぎも注意が必要です。食べ過ぎは、消化液を過剰に必要とするため、内臓が疲れる原因になります。
全身冷え性
以下の症状に当てはまる人は、全身冷え性タイプです。
- 胃腸が弱い
- 貧血
- 体温が36度以下
- 朝、なかなか起きられない
- 汗をかきにくい
- 肩こりしやすい
- 生活習慣が乱れている
- 不摂生が多い
自覚症状は少ないものの、全身のだるさなどを感じる人が多く、「隠れ冷え性」とも呼ばれているようです。低体温の人が多いとのこと。
改善策は、
1. バランスよく食事を摂り、たんぱく質をしっかり摂る
基礎代謝が低下していることが原因として考えられるため、末端冷え性と同じく、食事量はしっかり摂るようにしましょう。
また、1日に必要なたんぱく質の量は、「体重×1g」とされています。意外と足りていない、という人も多いのではないでしょうか。
2. 軽い運動をする
30分ほどウォーキングするだけでも、基礎代謝が上がり、体の内側からポカポカしていきます。特に、大腿四頭筋など大きな筋肉のある足を使うと、効率的です。
3. 睡眠を十分とる
睡眠不足がなぜ冷え性に関係しているのでしょうか?
冷え性が慢性化すると、睡眠を妨げるようになります。夜、寝る時、人の体は深部体温が下がり、「寝る準備モード」に入ります。しかし、冷え性の人は、その準備モードがうまく機能せず、寝付きが悪くなることがあります。眠りが浅い場合もあります。
いかがでしたでしょうか。冷え性のタイプに応じて、生活スタイルや食生活を改善し、冷え性とおさらばしましょう!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。