脂性肌の基本ポイント

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どうしてもべとつきが気になって、一生懸命洗顔してしまう…そんな脂性肌の方も多いようです。
しかし誤った対策は、脂性肌をむしろ促進してしまう可能性すらあります。
脂性肌の原因を見直して、正しい対策を行っていきましょう。

脂性肌とは

脂性肌は「皮脂の分泌量が過剰になってしまっている肌」を指します。
皮脂は健康な肌でも適量存在しているのですが、過剰になってしまうとニキビなどのトラブルを引き起こしてしまいます。

「脂性肌」はしばしば「乾燥肌」の対義語のように扱われますが、乾燥肌はお肌の「水分量」が不足している状態ですので、「皮脂の分泌量」とは異なる指標となります。
「皮脂の分泌量は過剰」かつ「水分量が不足している」こともありますので、しっかり自分の肌の状態を見極めていきましょう。

脂性肌の原因

他の肌トラブルと同じく、脂性肌の原因も特定することはなかなか難しいのが実情です。
ただ元々の体質や、思春期の過剰分泌など改善が容易ではない要因以外にも、何点か見直しが可能なポイントもあります。

脂質を多く含む食事が大好きで偏ってしまう、という方は、食生活が悪影響を及ぼしている可能性があります。
生活リズムが不規則になったり、ストレスを多く抱えている方は、ホルモンバランスが崩れているかもしれません。
そして陥りがちなのが、皮脂を取り過ぎてしまう落とし過ぎてしまう、というパターンです。
お肌は皮脂を取り過ぎてしまうと、反発して皮脂を過剰に分泌してしまう性質を持ってるのです。

脂性肌ケアのポイント

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上記で述べたように、脂性肌のケアでは「皮脂を落とし過ぎない」ことを心がけて下さい。
つい油とり紙を多用してしまう、という方もいらっしゃいますが、取り過ぎないよう注意が必要です。

また大切なのは正しい洗顔です。
べとつきが気になるので何度も洗顔したい、保湿もしたくない、という方が多いのですが、皮脂を落とし過ぎないように回数を最小限にとどめ、保湿ケアもしっかりした方が脂性肌の改善に近づきます。
お肌と相談しながら、スキンケアも見直して行きましょう。

鍋谷萌子

3500以上の美容記事と1000以上の健康記事を手掛けてきた美容ライター。 食と美容、健康は深い関わりがあるもの、をモットーに フードコーディネーターとフードアナリスト、コムラード・オブ・チーズの資格を生かし、食の観点からも美容にアプローチします。