カカオ分７０%以上のダークチョコレートが効果的

ポリフェノールを含む食品は数多くありますが、中でもオススメなのが、あの赤ワインよりもポリフェノールが多いと言われているチョコレート。ポリフェノール含有量が多い高カカオチョコレートがコンビニにも置かれ、手軽に買えるようになりましたが、もっとも美容に効果的なのがカカオ分７０%以上のダークチョコレートです。

チョコレートの美肌効果が凄すぎる！

紫外線を気にせず浴びるというのは、もはや、お肌の劣化を許しているも同然です。美肌を意識するのであれば絶対に止めたい行為ですよね。でも、日焼け止めクリームを塗るなど気を使っていても、全く紫外線を防ぐというのはおそらく不可能な話です。

また、日によっては、朝は忙しくバタバタしてしまい、クリームを塗らずに家を出てしまうなんてことはありませんか？そこで、チョコレートなのです。チョコレートは、ある程度は紫外線で受けたダメージを修復することができます。

実は、カカオポリフェノールには、皮膚の炎症を抑えたり、保湿力のアップ、肌のキメを整える、肌の血行を促進をするなどの効果があるので、ターンオーバーにも有効で、損傷した肌細胞の修復を行ってくれるのです。その上、カカオに沢山含まれているミネラルの1つでもある亜鉛は、細胞を作る上で必要ですし、それ自体にも細胞の修復効果があるので、色々な意味でチョコレートはお肌を強化する上で強い味方です。

チョコレートには、沢山の栄養素がたっぷりと詰まっている

 ポリフェノール

一般的に、ポリフェノールには活性酸素を除去する効果がありますので、お肌のシミ、しわ、たるみ、くすみ、乾燥肌に有効です。

また、活性酸素の大量生成は細胞を破壊することにもなりますので、がんや生活習慣病も招きます。その予防としてもオススメな栄養成分なのですが、カカオポリフェノールは、抗酸化効果ではポリフェノールの中でトップクラスに入り、それは、赤ワインの2倍の量といわれています。

具体的には、赤ワインのポリフェノールは１００ml当たり２００mgです。それに対しチョコレートは、ものによりますが、ブラックチョコレートの場合は、1枚(７０g)におよそ１１００mgのポリフェノールが含有されていますので、5倍以上もあります。

テオブロミン

チョコレートの苦味成分で、血行を促進し、冷え性、肩コリなどの血行不良が原因で生じる疾病を改善したり、水分の停滞で生じるむくみの改善も行います。

カフェインにも血行促進効果はありますが、覚醒作用があります。しかし、テオブロミンの場合は、血行促進の他、脳を刺激をし、リラックス効果の高いセロトニンの分泌を促しますので、リラックスしつつ、血行を促進することができます。

食物繊維

カカオ由来の食物繊維は、不溶性の食物繊維であるリグニンです。便秘の解消に有効で、腸内環境もよくしてくれますので、臭いおならが出にくくなります。最近便秘で悩んでいる方にはオススメです。

カカオバター

カカオに含まれている植物性の油ですが、中性脂肪やコレステロール値を減らす効果があります。その上、脂肪分は体に吸収されにくいという特徴があり、ダイエットにも有効です。

ミネラル

• カリウム：過剰摂取したナトリウムの排出
• 銅：骨や血管の強化、鉄の働きを助ける
• 亜鉛：たんぱく質の合成、酵素を作る、味覚や嗅覚の正常化
• 鉄：貧血予防、赤血球のヘモグロビンの材料

上記のように、ミネラルだけでも４種類の成分を摂取することができます。それに、これら４つの中でも亜鉛は日常で中々摂取することが難しいミネラルともいえますので、ぜひ摂取していただきたい食品です。

ビタミン

• ビタミンC：抗酸化効果、美白効果、粘膜を作る
• ビタミンE：抗酸化効果、血管の健康促進、血流を良くする、抗がん作用、コレステロール値を下げる
• βカロテン：粘膜の健康、美肌効果、がん予防、体の成長促進、黄斑変性症の予防、夜盲症の予防改善

など、ビタミンだけでもこれだけの効果を得ることができます。特にポイントとしては、チョコには水溶性のビタミンCと、脂溶性のビタミンCの２つが含有されていることです。この２つはいずれも抗酸化作用が高いのですが、同時摂取でお互い助け合うことができますので、それが可能なチョコレートはうれしいですよね。

チョコレートの原料であるカカオは、古代から薬として重宝されていました。当時は「神様の食べ物」と言われ、今も学名として残っているほどです。あなたもチョコレートを贈るだけではなく、美味しく食べて、キレイを手に入れましょう。

※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。