チョコレートは美容の味方?チョコレートの効果的な食べ方
チョコレートといえば「太る」「肌荒れする」というイメージがありますが、実は選び方や食べ方によって、美容に大いに役立ちます。
本記事では、管理栄養士の筆者が、美容に役立つチョコレートの選び方や効果的な食べ方について、ご紹介しています!
- 2023-02-16
- naomiimai
「チョコレート=太る」は間違い?
チョコレートは太りやすいというイメージが強いかと思います。実際、甘いチョコレートは、糖質や脂質の量が多いため、過剰に摂取すると太る原因になることがあります。
少し食べる分には問題ありませんが、その美味しさから、つい食べ過ぎてしまいがちであることも、太る原因の一つ。
しかし、そんなチョコレートも、選び方や食べ方を工夫することで、美容の強い味方になってくれますよ。むしろ、チョコレートには、毎日取り入れたくなるような、美容に効果的な成分が含まれているため、工夫しながら食生活に取り入れましょう!
キレイを味方につける、チョコレートの選び方とは?
ハイカカオチョコレートを選ぶ
美容のためには、「ハイカカオチョコレート」を選ぶようにしましょう。
ハイカカオチョコレートとは、カカオ含有率が70%以上のチョコレートのこと。一般的なチョコレートに比べて、砂糖やミルクの量が少なく、食物繊維が多く含まれているため、太るリスクが少ないといわれています。また、カカオ特有の味わいを楽しむことができます。
さらに、ハイカカオチョコレートには「カカオポリフェノール」が豊富に含まれていることも特徴的です。
カカオポリフェノールには、以下のような効果効能が期待できます。
活性酸素を除去する
カカオポリフェノールには、肌などの老化の原因となる活性酸素を除去する働きがあるのだそう。老化予防に効果的です。
血管を広げる
カカオポリフェノールには、血管を広げる作用があります。血圧を下げたり、血行を良くする効果が期待できます。
動脈硬化を予防
悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、血管を拡張する作用があることから、動脈硬化を予防する効果が高いといわれています。病気の予防にも役立ちます。
また、ハイカカオチョコレートの中でも、クランチやクッキーが入ったタイプのものは、カロリーや糖質量が多くなります。そのため、なるべくシンプルなものを選ぶのがおすすめです。
美容に役立つ?チョコレートの効果的な食べ方とは
アーモンドと組み合わせる
アーモンドには、「ビタミンE」や「食物繊維」が豊富に含まれています。
ビタミンEには、強い抗酸化作用があるため、活性酸素を除去して細胞の老化を防ぐ働きがあります。また、末梢血管を広げる作用もあるため、血行を改善して、代謝UPや冷え予防にも役立ちます。
チョコレートとアーモンドは、味の相性も良いため、ぜひ一緒に食べてくださいね。
ヨーグルトと食べる
ハイカカオチョコレートには特に多くの食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内で善玉菌のエサとなる「プレバイオティクス」です。
一方で、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、善玉菌そのものであり、「プロバイオティクス」とよばれます。腸内を酸性に保つことで、悪玉菌が増殖しにくい環境を作り、腸内環境を整えます。
プレバイオティクスとプロバイオティクスを同時に摂取すると、腸内環境を整える効果が最大限に発揮されることが分かっており、これを「シンバイオティクス」といいます。
腸内環境が整うと、便秘を解消することができ、代謝を上げる効果や肌荒れ予防にもつながりますよ。
食前に食べる
ハイカカオチョコレートを食前に食べるのも、おすすめです。食物繊維が含まれているため、食事中の糖質・脂質などの吸収を抑えてくれます。
また、食前に食べることで、食べ過ぎや一気食べを防ぐことができるため、ダイエットにも役立ちます。
一日に数回、こまめに食べる
カカオポリフェノールは、長い時間体内にとどめておくことができません。そのため、一度にたくさんハイカカオチョコレートを食べるよりも、一日に数回、こまめに&毎日継続して食べるのがおすすめ。間食を含め、朝・昼・夕食後などのタイミングで食べるように意識しましょう。
また、食べる量については、明治株式会社によると「一日25g」前後を目安にすると良いのだそう。25gのハイカカオチョコレートとは、一般的な大きさの板チョコ(50g)の半分に相当します。
一日に数回、分けて食べることを考えると、決して多い量ではないため、毎日取り入れるようにしましょう。
シナモンと組み合わせる
シナモンには、血行を良くする働きがあります。血行が良くなると、全身の細胞に酸素・栄養素が行き渡るため、新陳代謝が活発になります。それにより、若々しい体を保つことができますよ。
また、冷えを予防することができるため、特に寒い季節にはシナモン×チョコレートの組み合わせを意識すると良いでしょう。
いかがでしたか?
「太る」「肌荒れする」など、あまり美容に良いイメージがないチョコレートですが、実は美容にも大いに役立つもの。選び方や食べ方を意識しながら、賢く&美味しく食べられると良いですね。
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。