もうすぐ春!不調に負けない!肌・頭皮・心身のゆらぎケアは何をする?【3】
2月も半ばを過ぎれば「もうすぐ3月。春が来る」と心躍る方も多いはず。厳しい冬の寒さが過ぎ、心身ともにホッとする時期ですよね。
にもかかわらず、毎年、春先に全身の不調に悩まされていませんか?それ、もしかしたら“春のゆらぎ”かもしれません。
ゆらぎの原因や対策を知り、心身を整えて春を迎えたいですね。
- 2023-02-23
- 森本悠希
頭皮のゆらぎケアは何をする?
さまざまな原因により、全身の不調を感じやすい春先。【1】と【2】ではゆらぎの原因、肌や頭皮のゆらぎケアをお伝えしました。
※「もうすぐ春!不調に負けない!肌・頭皮・心身のゆらぎケアは何をする?【1】」
- ゆらぎの原因
- 肌のゆらぎケア(摩擦レス)
※「もうすぐ春!不調に負けない!肌・頭皮・心身のゆらぎケアは何をする?【2】」
- 肌のゆらぎケア(保湿ケアの強化、角質ケア)
- 肌のゆらぎがひどいときの対策
- 頭皮のゆらぎケア(シャンプー、トリートメントについて)
まだチェックしていない方は、【1】と【2】もご一読を!
それでは【2】に引き続き、頭皮のゆらぎケアをチェックしていきまししょう。
セルフヘッドマッサージを習慣に
ヘッドマッサージで頭皮をもみほぐすと、以下のような効果が期待できます。
- 血液の流れが良くなり、頭皮環境が整う&すこやかな髪の成長をサポート
- めぐりが促されて、眼精疲労や首・肩コリをすっきり
- 頭皮の緊張が取れて、睡眠の質がUP
- 心の疲れをリフレッシュ
頭皮は顔の皮膚とつながっています。頭皮のコリは顔のたるみの原因になるので、ヘッドマッサージはエイジングケアとしても有用です。
マッサージのやり方、マッサージするおすすめのタイミングなどは「ヘッドマッサージで美髪・リフトアップ・快眠!毎日のセルフマッサージで軽やかな“私”に」で紹介しているので参考にしてくださいね。
心身のゆらぎ対策
体の疲れが抜けない、なんとなくしんどい、心がざわざわする、不安になる…。そんな心身のゆらぎがあっては、ハッピーじゃないですよね。しっかりケアして、毎日を笑顔で過ごしましょう。
緊張は眠る前にリセット
心身がこわばったままだと、ぐっすり眠れません。寝付きが悪くなる、眠りが浅くなる、夜中に何度も目が覚めるなどして、翌朝、疲れが残ったり、起きる気力がわかなかったりします。緊張を解きほぐして、眠りの質を高めましょう。
できる限り湯船につかる
入浴には3つの作用があります。
温熱
体を深部から温めて、血液の流れをサポート ⇒ 疲労回復
水圧
水が体を締め付ける作用。血液やリンパの流れが促される ⇒ 足のむくみ・疲れをリセット
浮力
体が軽くなり筋肉のこわばりがとれる&リラックス効果あり
3つの作用のおかげで心身の緊張がほぐれるので、心身のゆらぎを感じるときこそ湯船につかってのんびりしましょう。
香りを楽しむ
香りをかぐと、情報が視床下部と連携している大脳辺縁系に伝達されます。視床下部は、心身のリラックスと関係がある自律神経を司る部分。そのため、良い香り・好みの香りをかぐと反射的にリラックスできるのだそうです。
化粧品、入浴剤、ハーブティー、精油など、香りを楽しめるアイテムはたくさんあります。お気に入りの香りを生活に取り入れて、心身の緊張をほぐしましょう。
ストレッチを眠る前の習慣に
深くゆっくりと呼吸しながらストレッチをすると、心身の緊張をほぐすのに有用です。布団でできる簡単ストレッチを、眠る前の習慣にしましょう。
- 仰向けになる
- 万歳するように両手を上に
- 両手と両足が上下に引っ張られるような感じで、ぐーっと伸びをする
- 全身の力を抜く。全身の力が抜けきるまで、ゆっくり呼吸を繰り返す
- 3~4を数回繰り返す
自分なりのストレス発散法をみつける
自律神経を乱すストレスは「万病のもと」と言われ、心身のゆらぎだけでなく生活習慣病、うつ病などの原因にもなります。仕事やプライベートで変化の多い春は、ストレスが増えやすい季節です。
深呼吸する、有酸素運動で汗を流す、自分の趣味に熱中する、おいしいものを食べる、仲の良い友人に話を聞いてもらうなど、自分にあうやり方でストレスを解消しましょう。
肌も頭皮も心身も!全身のゆらぎ対策
春先、なんとなく不調が続く…そんなときに取り入れたい全身のゆらぎ対策を紹介します。
花粉を付着させない・吸い込まない
ピークは4~5月ですが、もっと早い時期から花粉は飛散しています。くしゃみ・鼻水・目や喉のかゆみなど、花粉症の症状が出ると、体が辛いだけでなく、心もどんよりしてしまいますよね。
また、花粉が刺激になり、肌のゆらぎが悪化することもあります。花粉対策は「付着させない」「吸い込まない」が基本です。対策を徹底して、花粉によるゆらぎをブロックしましょう。
こんな工夫を
- 外出前は衣類に静電気防止スプレーを。花粉の付着を減らせる
- 外出時はマスク、帽子、メガネやサングラスで花粉の吸い込みや付着を防ぐ
- 帰宅したら部屋に入る前に、衣類をパタパタして花粉を落とす
- 花粉の飛散情報をチェックして、飛散量が多い日の外出を控える
- 洗濯物は部屋に干す
食事で内側からすこやかさを引き出す
私たち人間の体は、食べたものからできています。美しい肌、すこやかな体を育むには「何を口にするか」が、とても重要です。
活動エネルギーになる糖質や脂質、肌や筋肉などの材料になるタンパク質、体の機能を調整するビタミンやミネラル、これらの5大栄養素のバランスが取れた食事を心がけましょう。
また、私たちの体のおよそ6割は水分です。「喉が乾いた」と感じたときには、すでに脱水がはじまっていると心得て、こまめな水分補給を心がけてくださいね。
なんとなく不調なときこそ睡眠を重視
世の中にはさまざまな美容法や健康法が溢れています。ですが、どんな方法を取り入れるにせよ、「不調を感じるときは、とにかく眠る」を基本にしましょう。
睡眠中は、脳や心身の休養、記憶や感情の整理、疲労回復、傷ついた細胞の修復など、体にとって良いことが行わています。ゆらぎを感じるときこそ早めに布団に入りましょう。
ぐっすり眠るために、夕食は早めにすませる、眠る2時間前に入浴する、ヘッドマッサージやストレッチなどで心身の緊張をほぐす、眠る前はテレビやスマホを見ないなどの対策を。
無理はしない
仕事でもプライベートでも「今日やれることは明日に伸ばさない」を意識している方は多いもの。ですが、ゆらぎを感じるときは「休む勇気」を持ちましょう。
明日やれることならば、今日やる必要はありません。無理をせず、ゆったりした気持ちで過ごす日を作ってくださいね。
ゆらぎケアですこやかに
3回にわたって、春先のゆらぎケアをお伝えしました。毎年、この時期になると不調を感じる…という方は、ぜひ早めに対策して今年の春は笑顔であふれる季節にしてくださいね。
なお、「たかがゆらぎ」と甘く見ないで、症状が辛いときは専門医に相談するのも大切です。ゆらぎケアをしてもつらいと感じるなら、早めにクリニックに足を運びましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。