もうすぐ春!不調に負けない!肌・頭皮・心身のゆらぎケアは何をする?【2】
2月も半ばを過ぎれば「もうすぐ3月。春が来る」と心躍る方も多いはず。厳しい冬の寒さが過ぎ、心身ともにホッとする時期ですよね。
にもかかわらず、毎年、春先に全身の不調に悩まされていませんか?それ、もしかしたら“春のゆらぎ”かもしれません。
ゆらぎの原因や対策を知り、心身を整えて春を迎えたいですね。
- 2023-02-22
- 森本悠希
肌のゆらぎケアはなにをする?
「もうすぐ春!不調に負けない!肌・頭皮・心身のゆらぎケアは何をする?【1】」では、ゆらぎの原因をメインに、肌のゆらぎケアとして摩擦レスについてお伝えしました。
引き続き、肌のゆらぎケアをについて見ていきましょう。
肌のうるおい対策を強化
冬のダメージの蓄積で乾燥状態のゆらぎ肌のために、うるおい対策を強化しましょう。冬よりはマシとはいえ、春先もまだまだ外気の乾燥は続いているので、保湿ケアを手抜きすると、いつまでたってもゆらぎ状態を抜け出せません。
まずは、使っている化粧品の保湿力の見直しを。朝ケアして日中には乾燥を感じる、夜ケアして朝には顔がパリパリ状態などという場合は、保湿力不足です。使用する商品を変える、高保湿な美容液を追加する、週末は保湿パックをするなど対策を。
さらに、以下の工夫を取り入れて、肌のうるおいを守りましょう。
乾燥するパーツのスキンケアは重ねづけが必須
目元と口元は顔の中でも特に乾燥しやすいパーツです。また、ゆらぎによって皮脂の分泌が少ない頬の乾燥を感じることも。乾燥する部分には、化粧品を重ねづけしましょう。
日中もメイクの上から保湿ケア
朝スキンケアをして、夜まで放置…では肌のうるおいレベルが下がりすぎます。日中も簡単に保湿ケアを取り入れましょう。「メイクをしているから無理」と諦めるのはNGです。メイクの上からでも保湿ケアは可能ですよ。
なお、メイクの上からの保湿ケアとして、ミストスプレーを使う方も多いはず。しかし、ミストスプレーの水分が蒸発する際に肌のうるおいを一緒に奪うため、かえって肌内部の乾燥を悪化させかねません。
保湿とは水分と油分を補うことです。ミストスプレーと合わせて油分チャージをお忘れなく。
ちなみに、水分と油分がバランスよく配合された乳液なら、日中の保湿ケア&メイク直しにぴったり。「30代以降の「乳液」活用術!今持っておきたい1本は?」で詳しく紹介しているので、本記事と合わせてチェックしてみてくださいね。
古い角質ケアはマスト
ゆらいだ肌はターンオーバーが乱れ、古い角質の蓄積によって肌のゴワつき、くすみ、毛穴トラブルを引き起こします。また、古い角質のせいで、化粧品が浸透しづらい、化粧ノリが悪いと感じることも。
毎日のケアとスペシャルケアのWアプローチで、古い角質をオフしましょう。
基本は毎日のクレンジングと洗顔
古い角質は蓄積させないのがなによりも大切です。クレンジングと洗顔で、肌に必要な角質は残しつつ、古い角質は落としていきましょう。
クレンジングはメイク汚れを、洗顔は皮脂やホコリなどの汚れを落とすアイテムですが、古い角質ケアができるアイテムも多く登場しています。
ただし、酵素やクレイなど、古い角質ケアに特化した成分を配合した商品は、ゆらいだ肌には刺激が強い&乾燥を悪化させる可能性があるので注意しましょう。
角質ケア化粧品をプラスするのも手
毎日のケアに、拭き取り化粧水や角質美容液をプラスするのもおすすめ。ただし、角質ケアアイテムの中には、エタノールなど肌に刺激になりやすい成分が配合されているケースも。
エタノールが必ずしもNGというわけではありませんが、ゆらぎ肌に使うと、しみる・ピリピリすることもあるのでご注意を。また、拭き取り化粧水を使う際は、肌当たりの柔らかなコットンで摩擦に気をつけながら拭き取りましょう。
1~2週に1度はスペシャルケアを
毎日ていねいな角質ケアを心がけても、ターンオーバーが乱れたゆらぎ肌は古い角質がたまりがち。肌の状態と相談しながら1~2週に一度はスペシャルケアを取り入れましょう。
おすすめはクレイパック。穏やかな洗浄力で古い角質や毛穴につまった汚れを取り除いてくれます。
酵素洗顔やピーリングも角質ケアには有用ですが、刺激が強いためゆらぎを悪化させるケースも。肌の状態を見極めて使用してください。
肌のゆらぎがひどいときはどうする?
肌荒れがひどい、化粧品がしみる、肌がピリピリするなど、ゆらぎがひどい場合は、以下の対策を取り入れましょう。
低刺激化粧品にシフト
敏感肌用化粧品など低刺激タイプでスキンケアしましょう。
シンプルスキンケアを心がける
化粧水・美容液・乳液・クリーム・アイクリームなど、フルコースのスキンケアは肌に触れる回数が多く、刺激になりやすいもの。化粧水+クリーム、オールインワンジェルなど1~2ステップでケアができるアイテムを使うのがおすすめです。
攻めのエイジングケアはお休みを
ビタミンCやレチノールなど、近年人気のエイジングケア成分は、ゆらぎ肌には刺激が強すぎます。肌状態が整うまで、攻めのエイジングケアはお休みしてください。
頭皮のゆらぎケアは何をする?
普段はなんともないのに、春先になると頭皮のかゆみ、フケ、抜け毛などのトラブルが増えるなら、頭皮のゆらぎケアを取り入れましょう。
適切なアイテムで正しくシャンプーする
頭皮のゆらぎケアの基本は、洗いすぎない&正しくシャンプーすることです。
かゆみやフケがあると洗浄力の高いシャンプーでゴシゴシ洗いたくなるかもしれませんが、乾燥ダメージや花粉の刺激で頭皮がゆらいでいる場合、洗いすぎると頭皮環境が悪化して、さらなるトラブルを呼び込みます。
穏やかな洗浄力のアミノ酸系やベタイン系の洗浄成分がベースで、エタノールや人工香料など刺激になりやすい成分はフリーのシャンプーを使いましょう。
【memo】正しいシャンプーのやり方
- シャンプー前にブラッシングする(髪のほつれをとる、汚れを落とす)
- ぬるま湯で3分ほど予洗いする
- 手のひらにシャンプーを適量出し、泡立ててから頭にのせる
- 洗うべきは頭皮!指の腹で頭皮を揉み込むように洗う(爪をたてない、ゴシゴシ擦らない)
- ぬるま湯でしっかりすすぐ
髪のゆらぎはトリートメントでカバー!
冬の乾燥や静電気の影響で、春先の髪は、パサツキや広がり、ツヤの低下、切れ毛、枝毛など、トラブルが続出します。保湿や毛髪補修効果が高いトリートメントで、しっかりダメージケアしましょう。
入浴後は、ドライヤー前にアウトバストリートメントも取り入れると、ヘアドライの摩擦やドライヤーの熱から髪をガードできますよ。
なお、トリートメントやヘアドライのやり方を一工夫するだけで、美しい髪を叶えられます。詳しくは「美容師さんに聞いてきた!サロン帰りのサラツヤ髪に仕上げるコツ」で紹介しているので、ご一読を。
「もうすぐ春!不調に負けない!肌・頭皮・心身のゆらぎケアは何をする?【3】」では、頭皮のゆらぎケア、心身のゆらぎケアをお伝えします。本記事と合わせて、チェックしてくださいね。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。