美肌&美白づくりに摂りたい!春夏におすすめのフルーツ6つ
春や夏は紫外線が強くなってきて、美肌&美白効果が期待できる食べ物を取り入れたいですよね。
今回は、春や夏に旬のフルーツの中で、特に美肌&美白効果があるフルーツをご紹介しています。ぜひ参考に、紫外線対策に役立ててくださいね!
- 2022-04-18
- naomiimai
フルーツを食べると日焼けするって本当?
フルーツには、ビタミンやミネラル類が豊富に含まれるため、美容や健康のために食事に取り入れるのがおすすめです。
しかし近年、フルーツに含まれる「ソラレン」という成分によって、日焼けしやすくなるといわれてきました。これは誤った情報で、駒沢女子大学の西山一朗先生によると、常識的な量のフルーツであればまったく問題ないのだそう。
日焼けが増すと考えられるソラレン類の量は、目安として15~20mgだとされています。グレープフルーツ・パセリについては、それぞれ457g・267~877g摂取すると、ソラレン10mgに相当するため、よく食べるという人は少し気を付けたほうが良いかもしれません。(参考:グレープフルーツ1個の重さは200~300g。パセリ1本で5~6g。)
しかし、それ以外のフルーツにおいては、ソラレンが含まれるという根拠がない、あるいは、食べてもまったく問題がない量であるため、誤った情報に振り回されずにフルーツを摂取することがすすめられます。
美肌&美白な肌づくりに!おすすめ春夏フルーツ
春夏は紫外線が強い季節なので、特に意識して美肌&美白効果があるフルーツを摂りましょう!
いちご
いちごには、豊富なビタミンCが含まれています。その量は、1日に7~10粒のいちごを食べると、1日に必要なビタミンC量を満たせるほどだといわれています。ビタミンCは、コラーゲンの生成に関与しているため、ハリ・弾力のある肌づくりに役立ちます。
さらに、いちごには「エラグ酸」や「アントシアニン」といったポリフェノール類も含まれています。シミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑制する働きがあるため、美白効果が期待できます。
美肌・美白効果が抜群のいちごですが、フルーツの中でも、低カロリー&低糖質であることも、嬉しいポイントかと思います。
ラズベリー
ラズベリーにも、「エラグ酸」「アントシアニン」が含まれているため、美白効果が期待できるといわれています。
食物繊維も豊富に含まれているため、腸内の老廃物を体外に排出して、便秘を解消する効果もあります。
便秘が続くと、腸内に悪玉菌が増えて、有害物質が発生します。有害物質は血液にのって全身をめぐり、やがて汗などを介して皮膚表面に出てくるため、肌荒れを起こす原因となります。そのため、腸内環境を整えることは、美肌づくりにも役立ちます。
グレープフルーツ
グレープフルーツにもビタミンCが豊富に含まれており、グレープフルーツを1個食べると1日に必要なビタミンCの約8割を満たせるのだそう。
さらに、ビタミンCの吸収率を高めるビタミンPが含まれているため、効率よくビタミンCを摂取することができます。
また、「ピンクグレープフルーツ」にはβカロテンも含まれます。βカロテンは強い抗酸化作用を持つため、美肌・美白効果やアンチエイジング効果が期待できます。
ピンクグレープフルーツも、通常のグレープフルーツと同じく、2月下旬から5月下旬頃までが旬なので、見かけた際にはぜひお手にとってみてくださいね。
さくらんぼ
さくらんぼには、アントシアニンなどのポリフェノールや、ビタミンC、ビタミンA、βカロテン、鉄などの栄養素がバランスよく含まれています。
鉄を摂取すると血流が良くなり、細胞に十分な酸素や栄養素が行き届き、新陳代謝が活発になるため、美肌づくりに役立ちます。
アメリカンチェリーには、一般的なさくらんぼよりも多くのポリフェノールが含まれているため、より美肌効果を得られるかと思います。
スイカ
水分が多いため、栄養素も少ないのでは?と思われがちなスイカ。スイカに含まれる「シトルリン」というアミノ酸は、保湿効果があります。天然保湿因子の一つとして、肌の角質層などに存在して、肌の水分を保持するのだそう。
また、スイカにはビタミンCも含まれることから、みずみずしく美しい肌づくりに役立ちます。
キウイ
キウイには、ビタミンCやビタミンEが豊富に含まれており、いずれも強い抗酸化作用を持つため、美肌づくり・アンチエイジングに役立ちます。キウイ1~2個食べるだけで、1日に必要なビタミンCの量を満たせるのだそう。
ビタミンEには、血管を広げて血流を良くする働きがあり、細胞の新陳代謝を活発にすることで、美しい肌をつくるのに効果的です。
また、水溶性食物繊維の「ペクチン」も豊富に含まれています。腸内の有害物質を吸着して体外に排出する働きや、善玉菌のエサとなることで、腸内環境を整える働きがあり、美肌づくりにも効果的です。
同じく腸内環境を整える働きがある乳酸菌が豊富な「ヨーグルト」と組み合わせて食べると、さらに腸活効果が期待できます。
夜は「腸のゴールデンタイム」と呼ばれる時間帯にあたるため、腸活効果を得るためには夕食後にキウイを食べるのがおすすめですよ。
いかがでしたか?
暖かくなってくる季節、みずみずしいフルーツを食べて美容効果を得られると良いですよね。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。