冷え性女子必見!温め成分「ヘスペリジン」で冷え対策!どんな食品に含まれる?
これからの季節、冷え性に悩む人も多いのではないでしょうか。ヘスペリジンという成分は、血流を良くして冷え対策にもおすすめの成分です。さらに、肌の保湿効果や、むくみ予防にも効果が!
どのような食品に含まれているのか、ヘスペリジンについてご紹介します!
- 2019-11-09
- naomiimai
ヘスペリジンとは?
温め成分、ヘスペリジン。初めて聞いた、という人も多いかもしれません。
ヘスペリジンは、みかんの皮や袋、白い部分に多い成分です。血管を拡張させるはたらきがあり、その結果、血流が良くなります。血流が良くなると、体のすみずみまで血液が行きわたるため、冷え性対策には良いわけですね!
ゆずをお風呂にいれると、体がポカポカしますよね。古くから、理にかなった冷え対策がなされてきたことが分かります。
ビタミンPの一種。ビタミンPとは?
ヘスペリジンは、ビタミンPの一種です。
ビタミンPは、ビタミンではなく“ビタミン様物質”と呼ばれています。ビタミンではないけれど、ビタミンのようなはたらきをします。
冷え性対策にヘスペリジン!肌への嬉しい効果も!?
ヘスペリジンが、血流を良くすることはご紹介しましたが、実は他にも嬉しい効果があります。
また、後に説明しますが、近年は、ヘスペリジンに糖を結合させた“糖化ヘスペリジン”というものがあります。
それでは、冷え対策以外の効果をみていきましょう!
肌への効果
肌の保湿に関わる成分であるコラーゲン。糖化ヘスペリジンを加えると、
- 肌の水分量
- 肌の弾力
がアップするという報告があります。
冬は冷え性だけでなく、肌の乾燥も気になるところ。ヘスペリジンで肌の保湿もできると嬉しいですよね!
むくみへの効果
長時間、座っていると気になる足のむくみ。糖化ヘスペリジンは、そのような状況にあるむくみを予防する効果があると報告されています。
糖化ヘスペリジンを摂取することで、むくみによる足首やふくらはぎ、下腿の周囲長が増加しにくくなったとのこと。
デスクワークが多い人や、同じ姿勢でいることが多い人は必見ですね。
くま・くすみへの効果
目の周りの血流が悪くなることは、くまやくすみの原因となります。ヘスペリジンは、目の下のメラニンを減らし、肌を明るくするはたらきがあるといわれています。
ヘスペリジンはこんな食品に豊富に含まれている!
ヘスペリジンは、柑橘類から抽出される成分です。
みかんに含まれるヘスペリジンの量
これからの季節に食べることが多い、みかん。みかんのヘスペリジンの含有量は、以下の通りです。
- みかんの皮(外果皮) 830mg
- みかんの皮(中果皮) 3800mg
- 砂じょう 95mg
- じょうのう膜 950mg
皮に多いですが、みかんの袋にあたる部分にも多いので、摂取しやすいですね。
朝に柑橘類はNG?
朝にフルーツを摂取する人は多いですが、朝に食べると紫外線を吸収しやすくなるフルーツがあります。特に柑橘類は要注意といわれています。
しみや美白、美肌対策には一年を通して対策したいですよね。夕食まで時間があきそうな時や、一日の仕事が終わった時などに食べるなど、工夫してみてくださいね。
ヘスペリジンを利用した栄養補助食品やサプリメントもある
ヘスペリジンは、水に溶けにくい性質があります。したがって、体に吸収されにくいといわれています。
近年は、“糖化ヘスペリジン”という、ヘスペリジンに糖を結合させたものが登場しています。吸収率も良くなり、水に溶けやすくなるため、飲料にも使うことができるすぐれものです。
糖化ヘスペリジンにはビタミンCを効率的に利用するはたらきもある?
糖化ヘスペリジンには、体内のビタミンC濃度を維持するはたらきがあるといわれています。
ビタミンCは、肌のコラーゲンの生成を促すなど、美肌作りには欠かせないビタミンです。しかし、水溶性であることから、できるだけ毎日摂取する必要があります。
糖化ヘスペリジンは、“酸化型ビタミンC”を“還元型ビタミンC”の形に戻すことができるため、体内で効率よくリサイクルしていると考えられています。
柑橘類の白い皮の部分を食べるのが苦手な人は?
皮の部分や、白いすじの部分を意識して食べるのは、なかなか難しいですよね。そんな時には、糖化ヘスペリジンを使った飲料や食品、サプリメントを利用すると良いでしょう。
日常でヘスペリジンを食事から摂取しよう!みかんの皮を使った簡単レシピ!
みかんの皮入り緑茶
(材料)
- みかんの皮(乾燥させたものなら、より良い)
- 緑茶
(作り方)
緑茶を入れ、お好みの量のみかんの皮を加える。
みかんの皮のさっぱり感と、緑茶の苦味が合う飲み物に。急須にみかんの皮を加えてから、淹れても良さそうです。
みかんの皮入りフレンチトースト
(材料 2人分)
- みかんの皮 お好みの量
- 牛乳 100ml
- 卵 1個
- 砂糖 大さじ1
- 食パン 6枚切り1枚
- バター 10g
(作り方)
- みかんの皮は千切りにする
- 牛乳、砂糖、卵と1のみかんの皮を混ぜ合わせる。食パンを浸す
- フライパンにバターを入れて加熱し、2の食パンを焦げ目がつくまで加熱する
みかんの皮の香りがする、優しい味のフレンチトーストの出来上がり。違和感なく、みかんの皮を食べることができるので、おすすめです。
いかがでしたでしょうか。冬の寒さ対策だけでなく、夏の冷房対策にもおすすめです。
ぜひ役立ててみてくださいね!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。