ダイエッター必見!手軽にプロテイン補給できる「アスレチックフード」って何?
ダイエット中、たんぱく質の摂取を意識する人も多いのではないでしょうか。しかし、手軽に摂取できるたんぱく質は案外少ないですよね。
今回は、そんなときに役立つ「アスレチックフード」についてご紹介します。
- 2019-12-07
- naomiimai
アスレチックフードとは?
健康や美容に敏感なニューヨーカーなどから支持を得ている、アスレチックフード。高たんぱくな食事・サプリメントの新ジャンルのことをいい、「第3のたんぱく質」とも呼ばれています。
簡単に言えば、これまでにない材料や食材で作られた高たんぱく質食品のことです。手軽に摂れるたんぱく質源としてサラダチキンなども流行しましたが、より手軽に摂れる商品が多いのが特徴です。
たんぱく質を補うものといえばプロテインを飲む、と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。最近では、女性もシニア世代も日常的にプロテインを取り入れていることも増え、そうした背景で新しい高たんぱく質食品をメーカーが開発したのです。
アスレチックフードは、どんな原料でてきている?
これまで、プロテインの材料は、
- ホエイ(乳清)
- 大豆
などが原料として作られることが多かったですが、アスレチックフードは、
- えんどう豆
- 米
- 卵白
など、さまざまな原料から作られています。それが第3のたんぱく質、というわけですね。
アスレチックフードはこんなに種類がある!
片手で食べられるタイプの商品
サラダチキンなど、コンビニで手軽に購入できるものの、皿がないと食べづらいというデメリットを改良した商品もあります。
片手で食べられるように、表面がゼラチンでコーティングされているため、肉汁がこぼれず食べやすいとのこと。常温保存も可能で、賞味期限が約1年なので、災害対策の備蓄食品としても良いですね。
ボールのような小さいタイプの商品
オーストラリア発、1つ約40g程度の小さなボール状のプロテインボールもあります。
玄米粉、ココナッツ、マカダミアナッツやヘーゼルナッツなどが固められていて、甘味もあるため、ダイエット中に甘いものが欲しくなった時にもおすすめです。コンビニや通販サイトでも取り扱いがあります。
サーモンが手軽に摂れる商品
サラダチキンのサーモン版も売られています。
ダイエットによく使われる鶏肉ですが、ずっと食べていると飽きてしまいますよね。たまにはサーモンにしても良いかもしれません。他の料理へアレンジすることもできますね!
アスレチックフードを摂るメリットとは?
アレルギーとなる原料が少ない
えんどう豆などの良質なたんぱく質を原料に作られているため、アレルギーの原因物質が少なく、アレルギー体質の人でも食べやすいものが多いのがメリットです。
手軽さ
皿が必要であったり、粉に溶かして飲むプロテインなどに比べると、手軽に摂取することができるのも大きなメリットです。
長期保存ができる
常温保存可能で、1年以上の消費期限のものが多く、災害用の備蓄食としても使えるのは嬉しいポイントですね。
どうやってダイエットに取り入れる?
ダイエット中、食事量を減らすとどうしてもたんぱく質も不足しがちになります。たんぱく質が不足すると筋肉量が減り、基礎代謝も悪くなり、痩せにくくなってしまいます。
アスレチックフードは、手軽に高たんぱく質なものを摂取できるため、運動後や間食にも摂取すると良いでしょう。
間食にたんぱく質を摂取したくても、外出時に手軽に摂れるたんぱく質を用意できないこともありますよね。そんな時にアスレチックフードを取り入れてみましょう。
ダイエット中のたんぱく質摂取について
筋肉量を増やしたいという目的から、たんぱく質を過剰に摂取してしまう人も。しかし、たんぱく質は過剰に摂取しても体に負担となるだけなので、注意しましょう。
たんぱく質は摂り過ぎても意味がない?
体に必要な量のたんぱく質は消化吸収できますが、必要がない分は体脂肪として蓄積されます。体の外に排出される場合もあります。
普段からトレーニングをしている人は、体がたんぱく質を要求することが多いため、筋肉量を増やすためにたんぱく質が使われやすいといわれています。逆に、運動習慣のない人では、たんぱく質を沢山摂取しても「必要がない」と体が判断しやすく、脂肪に変えられたり体外に排出されたりするわけですね。
運動の習慣をつけること、たんぱく質はそれに合わせて摂取量を増やすと良いでしょう。
血中アミノ酸濃度を一定にする
空腹の時間が長いと、体内ではエネルギーも血液中のアミノ酸濃度も低くなっています。そして、「糖新生」と呼ばれる、筋肉を分解してアミノ酸を取り出し、エネルギーを生み出そうとします。
これを避けるために、常に血液中のアミノ酸濃度は一定にしておくと良いでしょう。何時間も空腹が続かないように、ドカ食い防止のために、間食にアスレチックフードを摂ると良いでしょう。
近年は、健康や美容のため、女性やシニア世代も積極的にたんぱく質を摂取することが増えています。今までよりさらに手軽に、より機能性が高いたんぱく質食品であるアスレチックフード、ぜひ日常に取り入れてみてくださいね!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。