プロテインの種類、使い分けできていますか?目的別プロテインでボディケア!
近年、さまざまなプロテインが売られるようになりました。ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテイン…実は、それぞれ吸収速度や、効果的な摂取時間が異なります。
プロテインを摂取する目的にあわせて、どの種類のプロテインを摂れば良いのか、ご紹介しています!
- 2019-07-11
- naomiimai
筋肉トレーニングにプロテインが必要な理由とは?
筋肉トレーニングをすると、筋繊維が傷つきます。傷ついた筋繊維に、「休養」と「栄養」を与えると、筋肉を発達させることができます。したがって、トレーニングだけしてもNG、食事制限だけしてもNGなのです。
特に、筋肉をつくる原料となるプロテインが重要!最近は、男性も女性もプロテインを摂る人が増えましたよね。
プロテインにもさまざまな種類があります。種類や効果を知って、より効率的にプロテインを摂取しましょう!
そもそも、プロテインとアミノ酸の違いって何?
プロテインもアミノ酸も、体内で吸収される時は「アミノ酸」の形です。ではアミノ酸のサプリメントを摂ったほうが良いのでは!?と思いますよね。
それぞれに特徴があります。
プロテイン
牛乳などを原料につくるプロテインは、良質なたんぱく質を含みます。体内では20種類のアミノ酸に分解され、吸収されます。
プロテインは、バランスよくアミノ酸を摂りたい人に向いているといえますね!
アミノ酸
代表的なアミノ酸といえば、BCAA。BCAAは筋肉たんぱく質が分解されることを防ぐため、筋肉トレーニング中の人にはおすすめのアミノ酸です。
このように、アミノ酸サプリメントの場合、「何かに特化している」と考えると良いでしょう。
プロテインには3つの種類がある?その特徴は?
ホエイプロテイン
原料が牛乳です。牛乳からつくる場合、乳脂肪などを取り除きます。
水溶性で吸収が早いといわれており、運動直後に摂ることがおすすめです。
カゼインプロテイン
ホエイプロテインと同じく、原料は牛乳です。「乳固形分」という、ヨーグルトやチーズなどを固める成分の一つです。
カゼインプロテインは不溶性で、吸収はそこまで早くありません。ホエイプロテインの3倍ほど、吸収に時間がかかります。したがって、体にゆっくりと蓄えられるので、寝る前に摂ることがおすすめです。
寝る前って、太らない?と不安になりますよね。しかし、寝ている間でも、人はエネルギーを消費しています。そしてカルシウムと結びついて、吸収を高めるはたらきもあります。特に女性は、年齢とともに骨粗鬆のリスクが高いので嬉しいポイント◎。
カゼインプロテインは、お腹の中で固形になるため吸収されにくく、満腹感を得られます。食べ過ぎ防止にもなるので、ダイエット中の人にもおすすめです。
ソイプロテイン
名前の通り、大豆が原料のプロテインです。カゼインプロテインと同じく、吸収に時間がかかります。腹持ちが良いので、ダイエット向きですね!
また、中性脂肪を減らすはたらきもあり、生活習慣病予防にも◎。
ホエイプロテインとカゼインプロテインを一緒に摂ると効果あり!?
ホエイプロテインは吸収が早く、カゼインプロテインは吸収が遅い…。その特徴を活かすには、「両方をあわせて摂取すること」です!
即効性を求めるだけであれば、ホエイプロテインだけでかまいません。しかし、吸収に時間がかかるカゼインプロテインを一緒に摂ると、じっくり体内で吸収させることができます。時間をかけてたんぱく質を体に補給することもできるのです。
ホエイプロテインもカゼインプロテインも、牛乳からできているので、違和感なく併せて摂取できるのも嬉しいポイントです。
3つのプロテインの目的別の摂取法まとめ!
ホエイプロテイン
- 負荷が大きい筋肉トレーニングの直後
カゼインプロテイン
- ホエイプロテインと一緒に摂る
- 日常でたんぱく質を補給したいとき
ソイプロテイン
- 日常でたんぱく質を補給したいとき
- 健康の維持
いかがでしょうか。やみくもにプロテインを摂取するのではなく、
- どんな原料からできているのか
- 何を目的にプロテインを摂っているのか
について、今一度、見直してみても良いかもしれません。
まとめ
近年、さまざまなプロテインが販売されていますよね。プロテインの種類を知って、目的に合わせて摂取したいですね。
種類ももちろんですが、自身が飲みやすいと感じるものを選択することも大切です。無理なく続けられることが、ダイエットの秘訣です!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。