むくみが顔をたるませる!顔をすっきりさせるむくみ解消法
見た目年齢をUPさせる顔のたるみ。実は、顔のむくみは顔をたるませる原因のひとつなのです。むくみは時間がたてば解消するとあなどっていると、皮膚が伸びてたるんだままになってしまうことも。
顔のたるみの原因になるむくみのリセット術をチェックしておきましょう。
- 2019-05-25
- 森本悠希
むくみは顔がたるむ原因の1つ
誰もが一度は経験したことがある顔のむくみ。目元が腫れぼったい・顔が一回り大きく見えるなど、朝、鏡をみて顔にむくみがあるとブルーな気持ちになってしまいますよね。
そんな顔のむくみが、実は顔のたるみの原因になることをご存知でしたか?
“顔のたるみ研究所”(ドクターシーラボ監修)が行った「顔のむくみ」に関するアンケート(対象:20~70代734名)によると、顔のむくみがたるみの原因になることを知らなかった人は約9割。
それでは、多くの人が知らない顔のむくみとたるみは、どのような関係があるのでしょうか。
顔のむくみは肌の内部に多く水分がたまった状態です。時間とともに解消するので、顔がむくんでいても放置してしまいがち。しかし、余分な水分の重みで顔の皮膚が下垂して、顔全体がたるむ原因になってしまうのです。
どうして顔がむくむの?
顔のむくみで顔のたるみを引き起こさないためにも、まずは顔がむくむ原因をきちんと理解しておきましょう。
血液やリンパの流れが滞る
血液の流れやリンパ管の流れが滞ると、本来は体をめぐるはずの水分が細胞間にたまって、顔のむくみを引き起こします。血液の流れが滞る理由は、いくつか考えられます。
- 体に冷えがある
- 運動不足
- 睡眠不足
- 慢性的にストレスを感じる
顔のむくみの根本的な原因を作らないように、生活習慣を見直すことが大切です。
アルコールの摂取
アルコールには利尿作用があり、体内の水分が体外へ排出されやすくなります。体内の水分が失われるのを防ぐため、細胞が水分をため込もうとするので、むくみが生じると言われています。
また、水分が失われれば喉が渇きます。細胞は水分をため込むモードになっているところに、のどが渇いて水分を摂取するため顔がむくみやすくなります。
塩分の過剰摂取
塩分を多く摂取すると、血液内のナトリウム濃度が増えます。血液内のナトリウム濃度を戻すために、細胞内の水分が血液に移動。すると、細胞は水分が失われないように水分をため込もうとします。
その状態で、「早くナトリウム濃度を正常にしなければ」と身体は水分を欲しがります。のどが渇いて摂取した水分を細胞がため込むために、顔がむくむと言われています。
長時間同じ姿勢
長時間立ちっぱなしだと、夕方に足がパンパンにむくんでしまいますよね。長時間立っていたために、水分が足元にたまるのが原因です。
「逆立ちして長時間過ごすことはないから、同じ姿勢で顔はむくまないでしょう」と思うのは早計です。夜寝ているとき、顔と足は同じ高さにあります。そのため、体全体に水分がたまりやすくなり、顔がむくんでしまう場合があります。
顔がむくんでいるときにやりたいこと
どんなに気を使っていても、どうしても顔がむくんでしまうことはありますよね。朝、顔がむくんでいても、布団から起きて活動を開始すれば、時間の経過とともにむくみは解消します。
しかし、顔のたるみにつながるむくみは放置せずに、きちんとケアをしておきましょう。
マッサージ
むくみは、水分や老廃物が皮膚の下に滞っているため生じています。マッサージで水分などの巡りを促すのは、むくみ解消に有用です。肌に摩擦ダメージを与えないように、クリームやオイルなどを塗ってから行ってくださいね。
- マッサージの前に、肩甲骨を動かすようにしながら肩を10回まわして、体をほぐす
- 首を左右に10回ずつ、ぐるりとまわす
- 鎖骨のくぼみに指を4本あてて、イタ気持ち良い力加減で20~30回押す
- あごの下のくぼみに人差し指と中指の腹をあてる
- あごのくぼみから耳たぶの下にむかって、フェイスラインを沿うように指を動かす
- 耳たぶの下から首筋を通って首の付け根、鎖骨の上の順で指をすべらせる
- 5~7を5回程度行う
短時間でできるお手軽マッサージですが、むくみでぼやけたフェイスラインがすっきりします。
顔の筋肉を動かす
顔の筋肉を動かすと、血液の流れが良くなるためむくみの解消におすすめです。「あいうえお体操」でしっかり顔全体の筋肉を動かしておきましょう。
やり方は、あ・い・う・え・おを発声する表情を、大げさにおこないます。
- あ…思いきり大きく口を開く。縦・横にしっかり口を開くのを意識する
- い…口角を横にしっかり引っ張る
- う…口周りの筋肉を意識して、唇を前に突き出す
- え…笑顔をつくる。頬の筋肉を意識して、頬を高く引き上げる
- お…口をしっかり縦に開く。口周りの筋肉を意識して
あいうえお体操は、顔のたるみににもおすすめの体操。特にほうれい線が気になる人は、むくみが無くても毎朝取り入れましょう。
むくみを寄せ付けない生活習慣を意識して
朝起きて「しまった!むくんでる」と慌てないためにも、むくみを寄せ付けない生活習慣を意識しましょう。
具体的にしたいアクションは、以下を参考にしてください。
- 入浴、靴下や服巻の着用、あたたかい飲み物などで、体の冷えを防ぐ
- ウォーキングやストレッチなどの適度な運動で、体の代謝をUPする
- 1日7時間程度の睡眠を心がける
- お酒を飲んだ時は、眠る前にコップ1杯の水を飲んでおく
- 栄養バランスの良い食事を基本に、塩分の取り過ぎに注意する
少しの心がけが、むくみ予防には大切です。また、もしむくんでしまっても、ストレッチなどで早めに解消できます。
むくみを放置せず、たるみのない若々しい印象の肌を守りましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。