疲れをとって代謝をよくする!美容と健康に効果的な入浴方法って?
お風呂に毎日入っていますか? シャワーで済ませたい日もあるかもしれませんが、美容と健康には、やはりお風呂に入る方がいいようです。入浴は代謝がよくなったり、冷えが改善されたり、いいことがたくさんあります。今回は理想的なお湯の温度、入浴剤・バスソルトの働きや、半身浴で気をつけたいことなどをお伝えします。
- 2018-02-02
- haru
「お湯の温度」と「入る時間」のベストバランス
好きな温度で入っちゃダメなの?
お風呂の適温・入浴時間は、好みもありますよね。心のリラックスも大切ですから、好みや気分にピッタリの入り方をするのも大切。そこで、体調との関係や、入浴の目的などからオススメのお湯の温度と入浴時間をお伝えするので、参考にしてみてください。
37〜39度くらいの低めのお湯
ストレスを感じているときは、37〜39度くらいの低めに感じる温度で、のんびり、じっくりと入るのがオススメです。気持ちの落ち着きを取り戻せるくらいまで、時間の許す限り入りましょう。温度が低ければのぼせることもありません。
また、立ちっぱなしだったり、歩き回ったりして疲れた筋肉の疲労回復にも、37〜39度くらいの低めの温度が適しています。セルフマッサージをしながらゆったりと、疲れた部分を温めてください。
40〜42度の高めのお湯
40〜42度のお湯は、人の体温より若干高いため、入ってすぐに汗がじんわり出てきて、血流が良くなるくらいの温度です。寒さを感じた日、冷えが気になった日には、40〜42度くらいの少し高めの温度での入浴がオススメです。
ガンコな肩こりもちの人にも、高めの温度のお湯が適しています。のぼせないように、続けてつかっている時間は、だいたい15分くらいまでにしておくといいでしょう。
43度以上のとても温度の高いお湯
43度以上は体全体にも、肌にも刺激が強く、あまりオススメはできません。ただ、とても疲れているときや、シャキッと目を覚ましたいときに、43度以上のお湯に入ると、意識がはっきりしたり気分がすっきりしたりする場合もあります。
荒療治的にはいいかもしれません。もし、高温のお風呂に入りたくなった場合は、肌へのダメージが起こる可能性も高いので、お風呂上りに、必ず全身の肌を保湿ケアしてあげてください。
入浴剤って入れた方がいい? なくてもいい?
「さら湯」は美容によくない?
「さら湯は身の毒」という言葉があります。さら湯とはまだ、誰も入っていない、新しいお湯を張ったばかりの「一番風呂」のこと。この「さら湯は身の毒」とは本当なのでしょうか?
毒とは言いすぎかもしれませんが、やはりさら湯に入るのは良くないようです。なぜかというと、さら湯は「濃度の低い液体」なのです。液体は濃度の高いものから濃度の低いものへと流れていくもの。だから人の体がさら湯に入ると、体液に含まれるミネラルなどの成分が、お湯に流れ出してしまうということになります。
そして、最終的にお肌の水分まで足りなくなった状態に陥ります。では、一番風呂に入るときはどうすればいいのでしょうか?
一番風呂は入浴剤、バスソルトで解決!
一番風呂に入るには、入浴剤やバスソルトが力を発揮してくれます。なぜなら、入浴剤やバスソルトを入れれば、湯船のお湯の「濃度」が上がるので、大事な成分が流れ出してしまうという現象が防げるのです。
入浴剤やバスソルトには、香りを楽しめるもの、肩こり・腰痛にいいもの、ぽかぽか体が温まるものなど、いろんなものがありますね。
お気に入りの香りを見つけたり、日替わりで変化をつけたりするのも、楽しいですよね。入浴剤やバスソルトを選ぶことで、毎日の入浴の喜びもより広がるのではないでしょうか。
正しい半身浴の方法について
半身浴をするとなぜ美容にいいの?
心臓まで浸からない高さの、少なめのお湯でお風呂に入るのが、半身浴です。半身浴は、日々続けるうちに、むくみにくくなったり、代謝を良くしてやせやすくするなどの効果が期待できて、美容と健康にとてもいい入浴法なんです。
じんわりと汗をかきながら2、30分と長めの時間入るようにしましょう。さらに半身浴を効果的にするためには、気をつけるべき点がいくつかあります。
半身浴するとき、気をつけたいこと:その1
まずお湯の温度は、じんわり汗ばみながら長時間入れる温度、ということで、人によって多少変わってきます。低からず高すぎずというところで38〜40度くらいが平均的です。
また、お湯に浸からない胸から上部は、寒くなったり冷えたりしないよう、室温を上げておきましょう。だいたい25度くらいが理想の室温です。できれば肩やデコルテは濡れないようにし、乾いたタオルなどをかけておくといいでしょう。
半身浴するとき、気をつけたいこと:その2
半身浴には、代謝をよくする目的があります。そこで気をつけたいのが、水分の摂取です。あらかじめ水分を取っておくことで、より代謝のアップが期待できます。半身浴を始める30分ほど前に、コップ一杯の白湯を飲んでおくといいでしょう。
また、食後すぐの半身浴は、胃の負担がかかりやすくなります。食後30分以上置いてから半身浴を始めましょう。
いかがでしたか。疲れをとったり、健康や美容のためにもプラスになるお風呂。楽しんで毎日でも入りたいですね。
今日の疲れをリセット、気分もリフレッシュして、ぜひ明日も素敵な1日をお過ごし下さい。
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メディカルコスメの化粧品会社勤務を経て、美容への知識と興味を深める。現在はライターとして活動。 主なテーマは美容と映画。「美」と「心身の健康」の、深いつながりを意識している。