日焼け止めの基本ポイント

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「日焼け止め」は多くの方が利用していらっしゃると思いますが、表示の意味がわからずなんとなく選んでしまう、という方もまた多いようです。
一歩間違えるとお肌に悪影響を与えることもありますから、改めて基本となるポイントを押さえていきましょう。

紫外線はお肌の大敵

空気中のほこりやストレス、栄養の偏りなどお肌に悪影響を及ぼすものはたくさんありますが、その中でも「紫外線」はかなりの強敵です。

紫外線は、日焼けを作りシミを生み出すことによって、白い肌を作ることを阻害します。
また紫外線そのものがダメージとなり、肌を傷つけ、肌の老化を促進させてしまうのです。
紫外線は、美白の観点からもアンチエイジングの観点からも大敵です。

「近所のスーパーに買い物に行くだけだからいいや」と油断してしまう人もいるかもしれませんが、紫外線は、3分以上浴び続けると影響があると言われています。
長時間の外出だけではなく、日々の生活においても油断せず、しっかりと紫外線対策を意識することが重要です。

PAとSPFを押さえよう

日焼け止めの効果を表す主な二つの指標が「PA」と「SPF」です。

地球に届く主な紫外線は「A波」「B波」の二つです。
「A波」はコラーゲンを破壊して、老化を促進する性質があります。
また比較的一年中平均的に届くのも特徴です。
「B波」は美白を損ねる性質があり、比較的暑い時期に集中するのが特徴です。

この「A波」をどれくらい防げるか、を表すのが「PA」、「B波」をどれぐらいブロックするか、を表すのが「SPF」となります。

日焼け止めの基本的な使い方

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なんとなく「SPF」の数値が大きければ安心してしまいますが、SPFの数値はブロックできる時間の目安となります。
おおよそSPFの数値×20分が目安となりますが、個人差がありもっと短い方もいらっしゃいます。
自分の肌と相談しながら、目安の少し前に塗り直す方がよいかもしれません。

また数値が大きいものは、それだけ肌への負担が大きくなります。
短い外出の際は少し数値が少ないものを使う、肌が弱い方は数値が小さいものを複数回塗り直す、など使用目的や自分の肌状態と相談しながら、日焼け止めの「SPF」を選択するようにしましょう。

日焼け止めは「顔用」「体用」が分かれており、「体用」の日焼け止めを「顔」に使用することはNGです。
お肌への普段が強すぎますので、必ず使用対象箇所を確認して、正しく使い分けましょう。

鍋谷萌子

3500以上の美容記事と1000以上の健康記事を手掛けてきた美容ライター。 食と美容、健康は深い関わりがあるもの、をモットーに フードコーディネーターとフードアナリスト、コムラード・オブ・チーズの資格を生かし、食の観点からも美容にアプローチします。