ピーリングの基本ポイント

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私たちの肌の表面にある角質層は、ターンオーバーを繰り返し新しく生まれ変わっています。
しかし紫外線やストレスなどにより、正常に機能せず古い角質が残ると、固くなって黒ずみ、 ごわごわする角質肥厚が肌をくすんでみせます。
またせっかく高機能な化粧水や美容液を使用しても、古い角質が成分の浸透を妨げてしまい、効果が得られないことも。
スキンケアアイテムにピーリングを取り入れて、健やかな肌を手に入れましょう。

ピーリングとは

本来ならば、肌の角質層は新陳代謝を繰り返し、古くなった角質は剥がれ落ちていくものです。
しかし紫外線やストレス、エアコンなどによる乾燥により、古い角質が肌に残ってしまう箇所が出てくると、くすみ、しわなどの肌トラブルが発生しやすくなります。

普段のクレンジングや洗顔では落としきれずに残った古い角質を取り除き、ターンオーバーしやすい環境を整えてくれるのがピーリングです。

ピーリングには、美容皮膚科などで行うケミカルピーリングと、市販されている製品を使い自宅でできるホームケア用があります。
美容皮膚科で行うピーリングは、グリコール酸、サリチル酸、乳酸などの液剤を高濃度で用いることができますので、医師の診断のもと、肌悩みに適切な量と方法で高度な施術を受けることができます。
まずは手軽なものから始めたい、という方は、自宅でホームケア用を試してみましょう。

お肌のための自分でできるピーリング

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自宅で手軽に出来るピーリング剤は、塗る、ふき取る、汚れがポロポロと出てくるタイプなど様々な形状のものが発売されています。
市販されているものは、肌トラブルを起こさないようにマイルドに出来ており、適切に使用すれば安心してホームケア用として使えます。

特に脂性肌の方は、皮脂分泌量の多いTソーン、小鼻にご使用いただき、毛穴に詰まった黒ずみも落としてください。
古い角質は、顔だけでなく、身体にも溜まります。ひじやひざの黒ずみや肌のカサカサも角質が溜まっている証拠です。
全身ピーリングをすることで、つるつるとした肌になります。

ピーリング剤は、顔用、ボディ用が分かれているものが多く、正しく使用しないと効果が出ないばかりか、トラブルを招くこともあります。
また商品によっては、月に1回、週に1~2回程度で十分なものもあります。
使用のしすぎは、必要な皮脂までも取り、逆に肌を乾燥させ、トラブルの原因につながります。
使用箇所、使用回数などは必ず説明書に従い、正しく使用して下さい。

ピーリングした後の肌は、なめらかで柔らかく、スキンケアの美容成分を浸透をよくします。
自分の肌状態と相談しながら、活用してみて下さい。

くぼたけいこ

美容師、エステティシャン、認定心理士。 様々な企業の化粧品・サプリメント・サロンのPR経験から、High&Lowの化粧品を活用し、無理をしない美容法を探求。 冷えと乾燥に打ち勝つために日々、努力中。