生理とお肌の基本ポイント

昨日まではなかった吹き出物がポツリ、なんだか化粧ノリも悪い……
いつもと同じスキンケアをしていても、そんなお肌トラブルが突然訪れることは女性なら誰でもあるはず。
特に原因が思い当たらない場合には、生理周期が関係していることが少なくありません。

生理とホルモンバランスについて

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女性の生理にはホルモンが密接に関係しています。
生理日から次の生理が始まるまでのおよそ28日間を1回のサイクルと考え、その中には4つの期間があります。
生理によるホルモンバランスを意識して、うまくお肌と付き合いましょう。

・月経期
いわゆる生理の期間中です。
体温が下がることから血のめぐりが悪くなり、代謝やお肌の潤いなど様々な面で停滞してしまう時期です。
体もお肌の調子も悪いと気分が落ち込んでしまいそうですが、ゆっくりリラックスして過ごしましょう。

・卵胞期
生理が終わってからの約7日間は、卵胞ホルモン・エストロゲンが活発に分泌されます。
このエストロゲンは最強の女性ホルモンとも呼ばれ、女性としての魅力が増しお肌の調子が最もいい時期です。

・黄体期 前期
調整期とも呼ばれる黄体期 前期に入ると少しずつお肌にも変化が表れます。
乾燥しやすくなるので、保湿に力を入れたい時期です。

・黄体期 後期
生理前の黄体期 後期は、トラブル期という呼び名もある通り、最もお肌の調子が悪くなってしまう時期です。
脂っぽくなりがちのため、吹き出物ができやすくなります。
過剰に反応せず、良質な睡眠と食事に努めましょう。

生理前はお肌に優しくしよう

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生理前はなんとなく気分が落ち込んだりイライラしてしまったりと精神的にも不安定ですが、お肌にも様々なトラブルが表れてしまう、女性にとっては踏んだり蹴ったりな時期ともいえるでしょう。
スキンケアでトラブルを防ぎ対処することももちろん大切ですが、あまり過敏になるよりもおおらかな気持ちで過ごすほうが、心も体もお肌にもいい影響が出ます。

バスタイムはぬるめのお湯にゆっくりとつかって血行を促進しましょう。
刺激の強いスキンケアは避け、いつものお手入れを少し丁寧にゆっくりと行うようにしましょう。
新しい化粧品を試すことは避けた方が無難です。

新しいチャレンジは生理後に

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新しいスキンケア用品やピーリング、エステなどは、生理後に行うのがおすすめです。
お肌の調子が安定しており、ダイレクトに効果を実感できるはずです。
またお肌が比較的強い状態のため、刺激への抵抗力も上がっています。
ヘアカラーやパーマ、ダイエットなどを行うのもこの卵胞期がベストとされています。

卵胞期にお肌を最良のコンディションにすることで、それからの一ヶ月をより魅力的な女性として過ごせるはずです。

佐藤あゆみ

ブライダルヘアメイク・ネイリストを経て現在はライターとして活動中。 乾燥&敏感&アトピー肌のためスキンケアはもっぱら低刺激・オーガニック中心にセレクト。 食事に気を使いつつも甘いものが手放せない。