ワセリンの基本ポイント
どんな肌質の方でも安心して使うことのできる、スキンケアアイテムの優良選手「ワセリン」。
その安全性から、赤ちゃんのスキンケアに使用しているお母さんも多いのではないでしょうか?
そんなワセリンの種類と、ワセリンをもっと効率よく、スペシャルケアにする方法をお教えします。
ワセリンとは
ワセリンは「石油」を高純度に精製したスキンケアアイテムです。
「え?石油?肌につけても大丈夫なの?」と心配になる方もいるでしょう。
確かに技術が未発達であった時代もありましたが、現在では非常に技術が発達し、また品質を維持できる環境が整いましたので、非常に安心できるスキンケアアイテムとなっています。
それでも不安が残る方は、ワセリンの中でもより精製度が高い種類のものもありますので、店員さんと相談しながらアイテムを選ぶとよいでしょう。
スキンケアに使用する「脂分」には2種類のタイプがあり、ホホバオイルや高純度のオリーブオイルのようなサラサラとした脂分は「ブースターオイル」もしくは「キャリアオイル」と呼ばれ、スキンケアの最初に使用することで、その後につけた化粧水や美容液の成分をお肌の奥まで届けてくれる働きをします。
一方、ワセリンを含む常温で固形の脂分は、スキンケアの最後に使用することによって、化粧水や美容液などの成分を閉じ込め、水分を蒸発させないように「蓋をする」役割を持っています。
ワセリンの種類
1:黄色ワセリン
ワセリンの中でも一般的なワセリンです。
有名な「ヴァセリン」もここに含まれます。
ワセリンの中では精製度が低めですので、コスト的にも安く手にいれることができます。
精製度が低めとはいえ、一般の肌質の方が普段用に使う分には全く問題がありません。
2:白色ワセリン
黄色ワセリンよりもより精製度の高いのが、この白色ワセリンです。
白色ワセリンには「日本薬局方」と表記されているものと、表記のないものが存在します。
表記があるものは「日本薬局方」が示す基準をクリアしたものとして、品質、効果が保証されています。
表記がないものも精製度は高く、品質がよいものではありますが、違いが気になる方は薬局、ドラッグストアにて専門家の方に相談するとよいでしょう。
3:プロペト
プロペトは「日本薬局方」と表記されている白色ワセリンの中でも、とりわけ不純物の含有率の低い高品質のワセリンのことです。
刺激が非常に弱いため、敏感肌の方や赤ちゃんのスキンケアにはこの「プロペト」を選ぶと良いでしょう。
保湿ケアと組み合わせよう
ワセリンは安全性が高く、気になる部分にフタをして乾燥を防ぐ使い方が有効ですが、ワセリン自体には保湿の効果はありません。
フタをする前に、化粧水や美容液を使ってしっかりと保湿ケアを行っておきましょう。
最近巷ではやっているのが、ベースとなるオイル(ワセリンを含む)に美容効果の高い原液を「ちょい足し」して使用するスキンケア方法。
例えばワセリンにヒアルロン酸の原液を数的垂らして混ぜ合わせ、美容液のようにして使用すると、肌の保湿力が非常に高まります。
安全性が高いワセリンですから、自分に合った使い方でお肌のケアに利用していきましょう。