アサイーの基本ポイント

アサイーはなんとなく身体に良さそう、ということはわかっていても、どのような効果があるか自信を持って回答できる人は少ないのではないでしょうか。
見た目がブルーベリーに似ていることもあり「アサイーベリー」と呼ばれることもあるのですが、アサイーはベリー系の植物ではありません。
「アマゾンのミルク」と呼ばれるほど栄養豊富なアサイーの基本ポイントを押さえておきましょう。

アサイーの特徴

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アサイーは見た目はブルーベリーに似ていますが、ヤシ科の植物で、葡萄のように房をつくって実ります。
味や香りは特になく、強い酸味などもありません。
つまり果物として美味しいから注目を浴びたわけではないわけです。

アサイーが美容に効果のある食べ物として注目を浴びたのは、アントシアニンというポリフェノールが非常に豊富に含まれていることがわかったからです。
アントシアニンは抗酸化作用があり、アンチエイジングが期待できます。

鉄分もプルーンの10倍あり、造血に必要な葉酸も含んでいるため貧血症に効果があります。
「アマゾンのミルク」と呼ばれるほどカルシウムも多く含まれていますし、お肌の健康に必要なビタミンCやビタミンB群も多く含まれています。
さらに便秘改善に効果のある食物繊維も多いことから、女性が摂取したい食物としてブームになったのですね。

アサイーの摂取方法

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アサイーは原産国のブラジルでは、長い間食べられてきたフルーツです。
残念ながら日本では生のアサイーは手に入りにくく、冷凍果実、ピューレ、粉末、ジュース、サプリメントなどの形で摂取することが多くなります。
もともとアサイーの実は種がほとんどで、可食部はわずか5%程度ですから、ピューレや粉末になっていた方が私たちも摂取しやすいのです。

冷凍果実、ピューレや粉末のアサイーは、ヨーグルトなどに混ぜて食べたり、他の果物と一緒にミキサーでスムージーにしたり、様々な摂取の方法があります。
ハワイの朝食メニューとして知られ、ブームになった「アサイーボウル」は、アサイーとブルーベリーなどのベリー、ハチミツやメイプルシロップなどの甘みを一緒にミキサーにかけたものに、グラノーラをのせ、バナナ、キウイなどの果物をさらに上にトッピングした健康的なものです。

アサイーを摂取する際の注意点

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アサイーは、ブラジルの赤道直下の国で、身体を守る効果がある果物として食べられてきました。
日本で手に入る、冷凍のアサイーをそのまま食べる際は、注意点もそれほどありません。
もちろんアサイーに限らずですが、偏った栄養摂取はあまり好ましくありません。
一日の中でバランスよい摂取を心がけて下さい。

粉末やサプリメントなどのように、元の形状ではない形態で摂取する場合は、実際の摂取量がわかりづらく、過剰摂取には注意しなくてはなりません。
粉末なら1日に3グラム程度で十分だとされています。
商品の説明書きをよく読んで、適切な摂取を心がけましょう。

金子めぐみ

毎日身体に取り入れる食事によって、健康的に美しくなる方法を日々研究しています。 食べたものが身体を組成する細胞をつくるのだから、食生活を変えることでお肌も変わります。 すべての女性が自分を大切にすることができるよう願っています。