パッティングの基本ポイント

お肌に水分が足りないときや日焼けをした後などに有効なお手入れがパッティング。
気持ちいいからといって叩き込んだり、コットンでごしごしこすったりしていませんか?
方法を間違っていてはせっかくのパッティングが逆効果となってしまうこともあります。
もう一度パッティングの基本的なポイントをおさらいしておきましょう。

パッティングの主な方法(手動、コットン等)

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パッティングの代表的な方法は手またはコットンを使うものです。
それぞれにメリット・デメリットがあるので使用する化粧水やお肌の状態に合わせて使い分けるといいでしょう。

・手
手を使う方法は体温によって化粧水の浸透率が上がるのが長所です。
また直接触ることで、自分のお肌の状態を把握しておくことも大切です。
とろみのある化粧水でもしっかりとなじませることができます。

・コットンを使う
コットンによるパッティングは、均一に化粧水の成分をいきわたらせることができるという長所があります。
さらさらしたタイプの化粧水と相性抜群です。
毛羽立ちにくく肌触りが優しいものを選びましょう。

パッティングのオススメ手順

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パッティングをする際はよりお肌に浸透しやすい手順で行ってみましょう。
だんだんお肌が変わってくるのが実感できるはずです。

・手の場合
清潔な手の平に化粧水をとります。その際手が冷たいようならば温めておきましょう。
手の平をくぼませ、それぞれの化粧水の使用方法にある量の3分の1から半分ほどをとり、手の平になじませます。不明の場合は10円玉大を目安にしましょう。
その手で顔全体を包むイメージでパッティングを始めていきます。

手の平と指先を使って軽く押さえるようになじませます。
手の体温を使って浸透させ、これを何度か繰り返します。
お肌を持ち上げるようにしてパッティングするのもおすすめです。
最後はハンドプレスで仕上げましょう。

・コットンを使う場合
コットンの場合は手にとるよりも少し多めの量を使いましょう。
ですがひたひたになるまで化粧水をとる必要はありません。
あまり多いとコットンが硬くなってしまい、お肌に余計な負担をかけることになります。

化粧水を含ませたコットンを指に挟み、下から上に向かってトントンと優しくパッティングします。
決して力を入れて叩き込まないようにしましょう。
化粧水を足しながら繰り返しますが、途中でコットンが毛羽立ってしまう前に取り替えましょう。
最後にコットンパックをするとより効果的です。

パッティング時の注意点

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手を使う場合でもコットンを使う場合でも、パッティングに余計な力を入れることは厳禁です。
お肌が乾燥しているときには特に焦って熱心にパッティングしそうになりますが、あくまで優しくなじませることを意識してください。
またコットンでごしごしこすると繊維の摩擦によりお肌の乾燥・シミの原因となってしまいます。

お肌に負担をかけないよう、正しいパッティングを心がけましょう。

佐藤あゆみ

ブライダルヘアメイク・ネイリストを経て現在はライターとして活動中。 乾燥&敏感&アトピー肌のためスキンケアはもっぱら低刺激・オーガニック中心にセレクト。 食事に気を使いつつも甘いものが手放せない。