美容オイルの基本ポイント

美容オイル、最近ブームになってきていますね。
「1本持っておくと便利」というフレーズもよく耳にします。
でも実際どうやって使うの?そもそも何がいいの?という疑問を持つ人も多いのでは?
使用する前に、基本ポイントを確認しておきましょう。

美容オイルとは

shutterstock_192905237

まず人の肌の仕組みを軽くおさらいしてみましょう。
肌の表面には水分を保持している角質層があります。
そして角質細胞がしっかり保水するサポートをしているのが、細胞の間にある脂質となります。
細胞の周りに脂があることで、細胞の中から水分が抜けないようにガードしてくれるんです。
また細胞の間に適度な油分があると、角質細胞が綺麗に並ぶようになります。
これが「キメが整った肌」ですね。

更に肌の1番外側には、肌をガードする皮脂膜がありますが、ここでも油は肌の内部全体を守るという大きな役目を果たします。
つまりみずみずしいプルプルお肌に、油分は絶対に欠かせないのです。

美容オイルはお肌と相性がよく、必要に応じたフォローを行うことができます。
目的に応じて、正しい使い方でお肌を整えていきましょう。

代表的な美容オイルについて

shutterstock_46043677

美容オイルの多くはシンプルな成分で作られているものが多いのですが、それぞれのオイルによって得意分野が少しずつ違います。
また価格にも差がありますので、目的や使用頻度を考えて、自分に合った美容オイルを使用しましょう。

美容オイルは大きくは「動物性オイル」と「植物性オイル」に分けられます。
「動物性オイル」の代表的なものは「馬油」「エミュー」「スクワラン」などがあります。
「スクワラン」は元々人の肌に存在している成分で、美容オイルでは主に深海鮫から抽出、精製しているものが使われていますが、植物性のものもあります。

「植物性オイル」で馴染みが深いのは「オリーブオイル」です。
食用にも使われますが、抗酸化作用が強く、ビタミンEも多く、アンチエイジングに強いオイルです。
そのオリーブオイルの倍以上のビタミンEを持っているのがアルガンオイルです。
肌の老化が気になる人にはお勧めです。
ホホバオイルは、非常に肌に近い成分とされます。
べたつきもほとんどないので、初心者にも使いやすいオイルといえます。

美容オイルの主な使い方

shutterstock_348679913

美容オイルの使い方は、美容オイルに何を期待するのかによって変わってきます。

クリームや乳液をあまり使わない、という方は、化粧水の後に美容オイルを少し使うことで、乾燥を防ぐフタの役割が期待できます。
オイリー肌が気になる方も、軽くフタをして乾燥を防ぐ方が結果的に油の分泌を防ぐことにつながりますので、試してみて下さい。

美容液をより馴染ませるために使う、という方は、化粧水の後に使ってみて下さい。
美容オイル自体を肌に馴染ませることを重視するのであれば、化粧水の前に使うことがお勧めです。
前述の通り、美容オイルにはそれぞれ得意な役割がありますので、その目的に応じて使い方も少し変えてみて、一番しっくりくる使い方を探してみましょう。

山﨑京子

自身の病気体験などから、医療案件を多く書いている傍ら、美容を趣味として楽しんできました。 美容は心身の健康につながる、という考えを軸に、美容情報を通じて皆さんの生活の楽しみや質が向上することを目指しています。