スキンクリームの基本ポイント

shutterstock_113936206

スキンケアにおいて“最後の仕上げ”の役割を担っているのが、スキンクリームです。
スキンケアの最後に使用することにより、全体の効果を高め、肌トラブルの改善にも貢献します。
「べたつくのが嫌だから」とスキンクリームを敬遠する方もいらっしゃいますが、基本ポイントをチェックして、自分に合ったクリームを探してみて下さい。

スキンクリームとは

スキンクリームは洗顔後に使用する基礎化粧品の一つです。
化粧水や美容液、乳液と比べても油分の比率が高く、そのため脂性肌の方を中心に敬遠されることもあります。

スキンクリームは肌表面をコーティング、肌細胞内からの水分の蒸散を防ぐ効果があります。
このためスキンケアの最後にスキンクリームをしようすると、保湿効果を高め、乾燥を抑えることができます。

脂性肌の原因は皮脂の過剰分泌ですが、この過剰分泌は肌が乾燥することによる反動が大きな要因となっています。
スキンクリームはこの乾燥対策に非常に有効ですので、乾燥を抑えて、過剰分泌を回避することにより脂性肌のべとつきを抑えることができます。
現在べとついてしまっている、という方にこそ、現状改善のためにも自分に合ったスキンクリームの使用をお勧めします。

スキンクリームの大切な成分

肌の乾燥を防いでくれるスキンクリームですが、含まれている成分によって、更なる効果が期待できるアイテムも存在します。
スキンクリームを購入する際は成分表示をチェックし、以下の成分が配合されているものをお勧めします。
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・セラミド
ヒアルロン酸には優れた保湿作用があり、コラーゲンには肌にハリを与える作用があります。
またセラミドは細胞間脂質の主成分で、肌細胞同士をつなぎ合わせるとともに保水力を高める作用があります。
これらの成分が配合されているクリームを使えば、肌に水分を補給しつつ肌の乾燥を防ぎ、さらに肌にハリを与えることでアンチエイジング効果も期待できるでしょう。

スキンクリームの基本的な使い方

shutterstock_189472748

スキンクリームは、その使い方を工夫することでより高い効果を得ることができます。
スキンクリームの大きな役割は、肌の表面をコーティングすることにあります。
乾燥を防ぐとともにここまでのスキンケアの効果を高めることが期待できますので、化粧品や美容液、乳液を使用した後に使用して下さい。

スキンクリームを塗る際は、その“量”に気を付けましょう。
スキンクリームには油分が豊富に含まれているため、たくさんつけすぎると肌がべた付いてしまうのです。
スキンクリームを塗る際はおでこ、頬、顎に“ちょんちょん”と少しずつのせ、指の腹を使って伸ばしていきましょう。
そして最後の仕上げにハンドプレスをし、体温でクリームを良くなじませませれば完璧です。
肌がべたつく場合やクリームを塗りすぎたと感じた時は、ティッシュ等で軽く押さえてあげて下さい。
せっかくのコーティングを取り過ぎてしまわないように注意しましょう。

曽我部三代

ネイル関連の商材を扱う会社を経営する傍ら、現在は美容ライターとしても活動中。 ネイルはもちろんリンパやエステ、コスメ等美容に関する幅広い知識と経験に基づき、 美と健康に関する情報を発信しています。