最近ちゃんと「笑って」いますか？

子供のころは、毎日たくさん笑っていたのに、最近よく考えてみると大笑いしていないと思い当たる大人の人はたくさんいると思います。子供は1日に平均400回以上笑うのに対して大人は15回以下です。笑うことは、体から自然に生み出される行為で、とても身体ににとっていいのです。笑う動きは、体を程よく動かしマッサージをしながら刺激します。お腹から笑うことはとても大切なことなのです。

「笑う」こと。

友達と一緒に笑う。小さな声で笑ったり、お腹を抱えて笑ったり、いろいろな笑い方があると思います。「笑いは伝染する」と研究でも発見されています。ロンドン大学によると「誰かの笑い声を聞くと私たちの脳は動き出し今にも笑い出しそうな状況になる」と発表しました。笑っている声は、周りの人にも楽しさをおすそ分けできるのです。

毎日を「明るく」過ごすために

渋滞に巻き込まれた時イライラしますか？都会に住んでいると、渋滞は日常茶飯事です。これでストレスになっていると毎日が重たくなってしまいますよね。こんな時もイライラしないように気を付けてみましょう。自分をポジティブにするトレーニングのいいきっかけになります。

人は怒るとき、がっかりとした気持ちと悲しい気持ちが一緒になり、どんどん心の中に溜まっていき、我慢という壁を溶かし始めます。そして、限界が来たとき、爆発させてしまいます。でも、怒りを感じさせるシチュエーションの中には、自分の気持ちの持ち方次第で早期解決できたこともあったかもしれません。「笑うこと」または、「視点を変えて物事をとらえる事」これらを覚えると、心の中が発達し、世界が変わります。

笑いは、不安・争いをなくす

笑うことは幸せな感覚、満足感、うれしさを作りあげます。健康にいいだけでなく、アンチストレス効果・痛みを緩和する効果もあります。笑いは身体的な痛みも心の傷にも効きます。10分間楽しいことをして笑っていると、痛みや病気に直接働きかけると言われています。

ケンカしている最中に笑いそうになった経験はありませんか？これは緊張状態を解こうとしている人がする自然な行動です。笑うことは、自分の心のスペースを相手に共有することができて、相手にも反映させることができます。家の中でもできるだけ笑うようにしましょう。一人で住んでいると、笑う数が減ることが多いのでより気をつけないといけません。緊張・ストレスがあるときほど「笑う時」です。

不意な出来事に出くわしたら？

思ってもいなかったことに出くわしたとしたら、あなたはどうしますか？驚いて失望する人もいるし、憂鬱になる人もいると思います。悲しい気持ちは心をどんどん疲れさせます。思ってもいなかった不意な状況に陥ると、みんな落ち込むのは当たり前です。今までしてきた方向と違ったことになると、今までの努力が水の泡のように感じるからです。この状況から抜け出すことは簡単ではありませんが、もう一度道を作り歩み直さないといけません。時間を失わないためにも笑える工夫をしてみましょう。笑えるようになった時には、前向きになっているはずです。

心が「モヤモヤ」とする時は？

心の中にイライラがあるときは、ヨガや禅がおすすめです。自分の体に向き合って本当の心の気持ちを知ることができます。よく、「頭ではこうしたいと思っているのにできない」という状況になることがあります。ダメだと思っている気持ちがあるならそれに従う勇気も必要です。自分が思っていることに自信を持つとすべてが変わってきます。毎日の中に幸せを必ず感じるようにして、幸せや平和な気持ちを見つけてみましょう。笑うことを覚えることは、「幸せを見つける」賢さを身に着けることができます。

「笑い」のレッスン！

最近イタリアをはじめヨーロッパではヨガや禅が流行っています。その中でも少しずつ人気が上がて来ているのが、「笑いのヨガ」です。みんなでサークルのように集まって、顔の筋肉をほぐしていくように笑顔を作りあげます。まず座り、マニュアル通りに笑顔を作っていきますが、口角を上げて意識をして保っていると自然な笑いを誘います。先生の顔の動きを真似しながらレッスンを進めていくと、はじめは真似をしていただけなのに、終わるころには本当の笑顔になっていて、心から楽しいと思えるのがレッスンの楽しさ。

イタリアの「笑い」の講師Cinzia antovaniさんによると「毎日私たちの周りは、我慢をしないといけないシチュエーションに溢れています。」と言っています。そして、「笑いのレッスン」では、いつも可能性がありそうなことに対して、新しい方法で向かっていく事を一緒に学べるように気を付けているのだそうです。

最近では、YOU TUBEなどでもオンラインレッスンをしている先生を見つけられます。その中の一人Terenzio Traisci（テレンツィオ・トライシ）先生のビデオを紹介いたします。

先生はイタリア語を話していますが、分からなくても大丈夫です。顔の真似をしてくださいと言っているので、ビデオを見ながら真似してみてください。先生の顔を見ているとなんだか心からふつふつと笑いが生まれますよ。