冬に食べたい!ぽかぽか美人になれる「温め食材」の見分け方5つ
冬に気になる冷えは、むくみやくすみ、太りやすいなど、美容にとってもマイナスばかり。体を温める食材で内臓から温めるのも冷え対策に有効ですが、どれが温め食材なのかいまいちわかりづらいですよね。
そこで今回は、国際中医薬膳師の筆者が身近なぽかぽか食材の選び方をご紹介します。
- 2016-12-18
- 坂本雅代
冬が旬の食材
旬の食べ物にはその季節特有のトラブルを緩和する作用があります。たとえば、夏の野菜は体を冷やしてくれるものが多く、秋が旬の食べ物は乾燥から体を守る、潤す力があるものが多くあります。そして、冬が旬の食べ物は、体を温める食材が多く、旬のものを選ぶことで冷えとりに効果的です。
旬の代表的な温め食材
旬の代表的な温め食材には、ネギ、かぼちゃ、ニラ、海老、鮭、ブリなどがあります。“今が旬”と書かれている食材があったら、是非選んでみてください。
土の中で育つもの
土の中で育つ根菜類は、温める力があるものが多いのが特徴です。また、薬膳では“相似の理論”といって、同じ部位のものを食べるとその臓器の不調を和らげてくれると考えられています。
旬の代表的な温め食材
根菜類は人間でいうと下半身。足の冷えが気になる人におススメです。
れんこん(火を通すこと)、かぶ、玉ねぎ、にんにくなどは温性、イモ類なども平性といって、冷やす心配がない食材です。
黒いもの
東洋医学では季節や色を5つに分ける五行という考え方があり、冬は“腎”といって、老化やアンチエイジングに関わりが深い臓器を大切にすると健康に過ごせるといわれています。冬の五色は“黒”で、黒い食べ物は腎も喜ぶ食材ばかり。
旬の代表的な温め食材
黒ゴマや黒豆、黒砂糖、黒酢など、色が黒いものを選ぶと温め効果があります。
辛いもの
辛い物を食べると体がぽかぽかするのを感じますよね。辛いものには“辛温性(しんおんせい)”といって、体を温める作用があります。
旬の代表的な温め食材
食材自体に辛温性の働きを持つものもありますが、唐辛子、こしょう、山椒などが入っている、ちょっとスパイシーな味付けのものは体が温まります。
温かいもの
温かいものは、食べるともちろんぽかぽかしますが、例えば体を冷やす作用があるものでも温めることで中和され、体を冷やす心配がありません。
トマトは美容効果も高いですが、冷やす力があるので、冬は温かく調理して食べるのがおススメです。
冷え症が気になる方は、冬は葉野菜を使ったスムージーよりも、同じ食材を使ったスープにして、体を冷やさないように気をつけましょう。
1年中、手に入るものが多く、どれが旬か迷ってしまいますが、旬の食材は流通量が多く、手頃な価格のものが多いです。この季節しか食べられないのも旬の魅力ですよね。安く美味しく、効率よく、綺麗になる食べ方で、冬はぽかぽか美人を目指してくださいね。
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。