肌の赤みを消す方法!スキンケアによる改善法と今すぐ消すメイク術を教えます
肌の赤みの原因は「毛細血管の拡張・新生」と「皮膚が薄くなり血管が透けて見えること」の主に2つです。
肌の赤みを消すスキンケアとして「セラミド配合の化粧品でバリア機能を強化する」「コラーゲン・エラスチン配合の化粧品で保湿する」「抗炎症成分配合の化粧品で炎症を抑える」ことの3つあります。
肌の赤みを今すぐ消すメイク方法は「保湿下地を使う」「グリーンのコントロールカラーを使う」ことの2つです。
- 2022-07-15
- KOROTKMN
赤みによる肌の色むらは、目立ちやすくて気になるもの。早く改善するには、適切なスキンケアを行うことが大切です。とはいえ、改善するまで少し時間がかかるので、そのままにしておくのもつらいですよね。
スキンケアで赤みを改善している間は、メイクでカバーして目立ちにくくしておきましょう。
本記事では、肌の赤みを消すスキンケアと赤みをカバーするメイク方法について解説します。
肌の赤みの原因
赤みを消す方法を知る前に、肌に赤みが出てしまう原因について知っておきましょう。原因を知らないと適切に処置ができず、かえって赤みを悪化させたり長引かせることにつながります。
肌に赤みが出る原因は、主に次の2つです。
毛細血管の拡張・新生
肌は、ダメージを受けると炎症が起こります。そのダメージで損傷した組織を治癒する際、一時的に毛細血管が拡張することで皮膚に赤みが現れます。
また皮膚が再生される際、破壊された毛細血管が新生されることで、さらに赤みが広がるようになります。
ただし、毛細血管の拡張と新生は一時的なものであり、皮膚がダメージから修復されると徐々に赤みは引いていき、元の肌色に戻るのが一般的です。
しかし、ダメージがひどい場合やケアが遅れるなどして炎症が長引くと、赤みが引かず残ってしまうことがあります。
皮膚が薄くなり血管が透けて見える
肌のダメージが深くなると、肌のハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンの量産量が減って表皮がうすくなります(表皮の菲薄化)。
すると、皮膚の下にある毛細血管が透けて見えるようになり、赤みが目立つようになるのです。
皮膚が薄くなると肌のバリア機能が低下してさらにダメージを受けやすくなるので、早めに対処する必要があります。
肌の赤みを消すスキンケア
肌の赤みは、気づいたら早めに対処することで悪化を防ぐことができます。まずは、毎日のスキンケアを見直してみましょう。
ここでは、肌の赤みを消すスキンケアを3つ紹介します。
セラミド配合の化粧品でバリア機能を強化する
毎日使用する化粧品に、セラミドが配合されたものを使用することをおすすめします。
赤みは肌のバリア機能が低下すると悪化につながります。セラミドは高保湿成分の一種で、肌表面をうるおいで満たしバリア機能を強化する役割を果たします。
化粧品を選ぶ際は、パッケージの成分表にセラミドの表記があるかチェックするようにしましょう。
コラーゲン・エラスチン配合の化粧品で保湿する
肌のコラーゲンとエラスチンが減ると、表皮が薄くなって毛細血管が透け、赤みが目立つようになります。それを防ぐために、コラーゲン、エラスチンが配合された化粧品で補うことが大切です。
リジンやプロリンなどのアミノ酸、ビタミンC、プラセンタなどは、コラーゲンやエラスチンの産生をサポートしてくれるので、化粧品やサプリメントなどで併せて摂取するとより高い効果を得られるでしょう。
抗炎症成分配合の化粧品で炎症を抑える
赤みは何らかのダメージにより、肌に炎症が起こることから始まります。そのため、抗炎症成分配合の化粧品で炎症を抑えて、赤みを起こさない肌づくりを行いましょう。
抗炎症成分にはグリチルリチン酸ジカリウム、トラネキサム酸、甘草エキスなどがあります。いずれも肌に負担が少なく、敏感肌の方でも安心して使える成分です。また、抗炎症はもちろん美白、保湿など副効果も期待できる優秀な成分として知られています。
とくに炎症がひどく赤みが強い場合は、抗炎症成分が配合された美容液を毎日のお手入れにプラスしてみましょう。美容液は有効成分の配合量が多いため、即効性が期待できます。
肌の赤みを今すぐ消すメイク方法
適切なスキンケアを続けることで赤みは軽減できますが、ある程度時間がかかります。すぐにでも赤みを消したい場合は、メイクの力を借りましょう。
ここでは、肌の赤みを今すぐ消すメイク方法をお伝えします。
保湿下地を使う
スキンケアを終えたら、保湿下地を顔全体に塗って肌色を整えましょう。
肌が乾燥するとバリア機能が低下して赤みが目立つようになるため、保湿力の高い下地を塗ることで赤みを抑えます。また、メイクの密着力も高められるので、ファンデーション崩れを予防し、赤みを長時間カバーできるようになります。
下地を塗る際は、こする、叩く、押すなどは避けましょう。刺激が強いと赤みを悪化させる原因になります。適量を守り、やさしく伸ばすことを心掛けましょう。
グリーンのコントロールカラーを使う
赤みのある部分には、グリーンのコントロールカラーを重ねることをおすすめします。
赤色と緑色は補色の関係となり、打ち消しあう性質があります。そのため、赤みの上にグリーンのコントロールカラーを重ねると、色が落ち着き肌色になじむようになるのです。
赤みをカバーするためにコンシーラーを使うこともありますが、赤色は肌色よりも濃く時間が経つと再び赤くなってしまうため、まずはグリーンで赤みをしっかり抑えることが大切です。
コントロールカラーは、下地を塗った後に重ねましょう。赤みのある部分に適量おき、周りをぼかすようにしてなじませます。グリーンのコントロールカラーは顔全体に使うと顔色が悪く見えてしまうため、赤みが気になる部分だけに使用することが大切です。
肌色が均一になったら、ファンデーションを重ねます。ファンデーションを塗った後、まだ赤みが気になる場合のみコンシーラーを使ってカバーしていきましょう。
まとめ
肌の赤みの原因は「毛細血管の拡張・新生」と「皮膚が薄くなり血管が透けて見えること」の主に2つです。
肌の赤みを消すスキンケアとして「セラミド配合の化粧品でバリア機能を強化する」「コラーゲン・エラスチン配合の化粧品で保湿する」「抗炎症成分配合の化粧品で炎症を抑える」ことの3つあります。
肌の赤みを今すぐ消すメイク方法は「保湿下地を使う」「グリーンのコントロールカラーを使う」ことの2つです。
赤みはメイクで上手にカバーしている間に、スキンケアでじっくり改善していきましょう。