デトックス効果&免疫力UPにも!“植物性食品”のすすめ
食の欧米化が進む中、“植物性食品”の魅力が見直されています。低カロリーでビタミン・ミネラル類が豊富な植物性食品は、美容や健康に役立ちます。
“植物性食品”の魅力、おすすめの食品をご紹介しているため、ぜひ参考に取り入れてみてくださいね!
- 2022-04-25
- naomiimai
植物性食品とは?
植物性食品とは、野菜や果物、穀類、イモ類、海藻類などの植物体に存在している食品と、その加工食品のこと。ヘルシーで体によい影響をもたらすものが多いとされています。
もともと日本人は、米や魚などを中心とした食生活をしていましたが、食の欧米化によって、生活習慣病なども増えているのだそう。
植物性食品には、美容や健康に役立つ成分も多いため、積極的に摂取することがすすめられます。
植物性食品を摂るメリット
ビタミン・ミネラル類を摂取できる
ビタミンやミネラル類は、体の代謝に関与したり、体の調子を整える働きがあります。
動物性食品と比較して、植物性食品には多くのビタミンやミネラル類が含まれています。生の状態で食べられるため、効率よく摂取できるという点も、魅力の一つかと思います。
デトックス効果&免疫力UPに役立つ
植物性食品には、食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を整えてデトックス効果も期待できます。
腸には、免疫に関わる細胞の大部分が存在しているため、免疫力の向上にもつながります。
低カロリー&低脂質
植物性食品は、動物性食品と比べて、低カロリーで低脂質であることも特徴です。
体に必要な栄養素を補えて、余計なカロリーや脂質を摂取しなくて済むため、病気の予防や肥満予防に役立ちます。
美容や健康に特におすすめの植物性食品
大豆
大豆には、豊富なたんぱく質が含まれているため、肌や髪の健康維持、筋肉をつけるためにも役立ちます。また、特に女性には嬉しい「イソフラボン」も豊富。
イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをすることから、更年期対策に効果的だといわれています。イソフラボンには抗酸化作用もあるため、アンチエイジングにも役立ちますよ。
ブロッコリー
ブロッコリーは、ビタミンCやβカロテン、ビタミンEなど、抗酸化作用を持つ栄養素が非常に多く含まれています。そのため、老化の原因となる活性酸素の生成を抑えたり、除去することで、若々しい体を保つことができます。
また、「スルフォラファン」という成分は、肌のシミ・くすみの原因となるメラニン色素の生成を防ぐ働きがあるのだそう。
ビタミンCにはコラーゲン生成を促す働きがあるため、ブロッコリーは美肌&美白効果が高い植物性食品だといえますね。
そば
そばに特徴的な栄養素といえば、「ルチン」です。ルチンには、毛細血管を強くする働きがあり、高血圧や動脈硬化などの病気の予防効果があります。
また、そばにはたんぱく質も多く含まれており、体脂肪の蓄積を抑える効果があるのだそう。さらに、食物繊維も多く含まれているため、排便を促し、代謝の良い体づくりに役立ちます。
麺類というと太りやすいイメージがありますが、そばであれば安心して食べることができますね。
ビタミンPも含まれているのですが、ビタミンPはビタミンCの吸収率を高くする働きがあるため、コラーゲン生成を促す効果など、美肌効果も得られやすくなります。
さつまいも
イモ類は太りやすいといわれていますが、さつまいもはビタミンCがイモ類の中でもトップクラスに多く、食物繊維も豊富であるため、美容・健康のためにおすすめです。
不溶性食物繊維の「セルロース」などが多く含まれているため、便通を良くして腸内環境を整えてくれます。腸内環境が整うことで、栄養素の消化・吸収、老廃物の排出がスムーズにおこなわれるため、代謝の良い体づくりに役立ちます。
さつまいもに含まれるビタミンCは、デンプンに守られているため加熱しても壊れにくく、加熱料理にも向いています。
また、さつまいもの皮の部分には特に食物繊維やポリフェノールが多く含まれているため、皮ごと食べるようにしましょう。「焼き芋」や「サラダ」「甘煮」などにして、皮ごと食べると良いかと思います。
大麦
大麦には、不溶性食物繊維・水溶性食物繊維がバランス良く含まれています。そのため、「食後の血糖値上昇を抑える効果」や「排便を促し、腸内環境を整える効果」などが期待できます。
また、鉄や亜鉛、ビタミンB群なども豊富なので、日頃補いにくい栄養素を補給するためにもおすすめです。
白米に混ぜて炊飯したり、リゾットや炊き込みご飯にしても美味しくいただけます。押し麦などを水で戻してサラダにして食べると、プチプチした食感を楽しめますよ。
植物性食品を取り入れるときの注意点
ご紹介したように、植物性食品は美容や健康に役立つものが多いですが、何事もバランスが大切。動物性食品にも、たんぱく質や良質な脂質、ビタミン・ミネラル類が含まれているため、「植物性食品だけ」を食べるなど、偏った食生活は控えましょう。
いかがでしたか?
美容や健康に役立つ栄養素が豊富に含まれる、植物性食品。植物性食品を取り入れて、毎日の食事から「インナーケア」してみてはいかがでしょうか。
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。