急増する抜け毛症状。。その原因と若くてもやるべき3つの対策
近年、若いうちから抜け毛に悩む女性が急増している原因として注目されている『FAGA』という症状。この症状の原因は女性ホルモンのバランスが大きく影響しているのですが、20代・30代から気を付けなければならないということが分かっています。女性ホルモンと言えば、体型維持・美肌・美髪などにも大きく影響する大事な存在。5年後・10年後も美しさを保つために今からできることを始めてみませんか?
- 2016-07-11
- 片山侑貴
女性の抜け毛の特長
女性の抜け毛は男性の抜け毛とはタイプが違います。頭頂部周辺や生え際が薄くなるなど、髪の毛の生えている領域が狭くなってしまうのが男性の抜け毛の特徴なのに対し、女性の場合は髪の生えている領域は変わらず、頭髪全体が薄くなりボリュームダウンするのが特徴です。これは「びまん性脱毛症」と呼ばれています。
「びまん性脱毛症」とは?
「びまん性脱毛症」は、別名「FAGA(女性男性型脱毛症)」と呼ばれおり、女性ホルモンが減少することで、脱毛に影響を与える男性ホルモン“テストステロン”の比率が上がったことで起こる症状です。「女性なのに男性ホルモン!?」と驚かれるかもしれませんが、女性の体内でも男性ホルモンが5~10%ほど分泌されています。
若いうちの抜け毛の原因ってカラーリングなどによる髪ダメージ、頭皮トラブルを先に思い浮かべますが、実はホルモンバランスの乱れの影響がとも大きいのです。
30代から「びまん性脱毛症」の症状が現れる人が急増!
閉経による女性ホルモンの減少は歳を重ねることで自然に起こることです。しかし近年、女性のハードワーク人口が増え、20代30代でもホルモンのバランスを崩してしまっている人が多くなっています。睡眠不足やストレスなどで女性ホルモンの分泌が減少し、男性ホルモンが優位になることが「びまん性脱毛症」を若いうちから引き起こしてしまう原因だと考えられています。
髪は年齢を表す大事なパーツ!対策すれば改善できる
髪にツヤがないと5歳~8歳も老けて見えると言われていますが、薄毛はその実年齢とのギャップをさらに広げてしまいます。髪を育てる働きをする女性ホルモン(エストロゲン)を減少させないようにするには、若いうちからの対策が重要です。
①ストレスフリーな生活を目指す
ストレスはホルモンや自律神経のバランスを崩します。そうすると卵胞刺激ホルモンの量が低下し、エストロゲンが減少してしまいます。自分に合ったストレス発散法で、ストレスを溜めないように意識するのが大切です。
②バランスの良い食生活を心掛ける
毛髪に必要な栄養が不足すると脱毛に繋がります。厳しい食事制限をする過度なダイエットはもちろん、仕事で忙しいからとコンビニ食やファストフードに頼ってしまうのもいけません。栄養バランスの乱れは基礎代謝も低下させるので、どちらも防ぐためにもバランスのとれた食事を心掛けましょう。
<< 女性ホルモンの分泌&髪の毛に効果的な食べ物 >>
●女性ホルモンの元になる「タンパク質」
肉・魚・卵・納豆・ヨーグルトなどの乳製品など
●タンパク質を髪の毛に変える「亜鉛」
豚レバー・牡蠣・たらばがに(水煮缶)・にぼし・アーモンドなど
③良質な睡眠で女性ホルモンの分泌を活発にする
睡眠の質が低下すると脳の視床下部の機能が正常に働きにくくなり、女性ホルモンの分泌が乱れてしいます。起床就寝時間を一定にしてリズムを作ることはもちろん、寝つきの悪い人は入浴法やアロマの効果を取り入れるなどして、睡眠の質を高めるようにしていきましょう。
まとめ
どれも当たり前のように思えることですが、仕事に育児に家事など、様々抱える現代女性にとってこれらはなかなか高いハードルであるかと思います。けれど、今の生活は必ず数年後の自分の身体に跳ね返ってきます。①~③のうち、②の食事に関しては自分の意志で変えることができるので、まずはそこからトライしてみてくださいね♪
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。
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企業の採用コンサル、個人のキャリアアドバイザーとハードな日々の中体調を崩し、自分の身体と向き合うことで「食・美容」に目覚める。そこから美容食学などを学び、現在美容をテーマに幅広く執筆中。みなさんの“美”に役立つ情報を発信していきたいと思います!