春までに冬の間に付いてしまった脂肪を落とす!「特別ダイエットプログラム」公開!
「この冬、すっかり運動不足で、気がついたらお腹まわりに脂肪が付いてしまった…」という方、春までにその脂肪を落としませんか?今ならまだ春までには間に合います!
今回は、春までに脂肪を落としたい人のためのダイエットプログラムを公開します!
- 2021-01-24
- 町田晋一
体脂肪を効率良く落とすポイント
出来れば効率良く体脂肪を落としたいですよね。そこでエクササイズを行う前に、「体脂肪を効率良く落とすポイント」をお伝えしておきましょう。
体脂肪を減らすには脂肪をエネルギーとして使う「有酸素運動」が有効ですが、その有酸素運動も2つのポイントを踏まえることで、脂肪燃焼効率をグンとアップさせることができます。
ポイント1:筋トレ直後に有酸素運動を行うこと
筋トレ直後はちょうど脂肪が分解され始めるタイミングです。そのため、このタイミングで有酸素運動を行えば、分解された脂肪が有酸素運動のエネルギーとして即座に使われるようになります。
ですから、20分以上も行わなくても、10分程度でも脂肪を燃焼させることができます!
ポイント2:「猫背の姿勢」を改善しておくこと
確かに有酸素運動で脂肪を燃焼させることができますが、中には「思うような効果が感じられない…」という声も。その場合、「猫背の姿勢」が原因の一つとして考えられます。
脂肪を燃焼させるには大量の酸素が必要となるのですが、猫背になると取り込むことができる酸素の量が少なくなってしまうため、消費できる脂肪の量も少なくなってしまうからです。
そのため、脂肪燃焼効率を上げるには、猫背の姿勢を改善させておく必要があるのです。
猫背改善に有効なストレッチとエクササイズについては、「たった5分で『猫背』をリセット!プロがお勧めするストレッチ&エクササイズ」でお伝えしていますので、こちらを参考にしてください。
確実に脂肪を落としたい人にお勧め!「ダイエットプログラム」
(1)スクワット
- 肩幅もしくは肩幅よりやや広めに足幅を広げて、つま先はやや外側に向けて立ちます。
- 両手を頭の後ろに組んで胸を張り、お尻をやや後ろに突き出して、目線は正面に向けます。
- 息を吸いながら、後ろに突き出したお尻を膝のラインよりもやや低い位置までゆっくりと下ろしていき(写真左)、息を吐きながら立ち上がる動作を繰り返します(写真右)。そうすることで、主にお尻の筋肉である「大殿筋」と、太もも裏側の筋肉である「ハムストリングス」に効かせることができます。
気をつけるべきポイントは、「背中」と「膝」です。
動作中、背中はまっすぐの状態を保つようにしましょう。背中をまっすぐにするコツは、肩甲骨を内側に寄せて胸を張ることです。
また、膝がつま先よりも前に大きく突き出てしまったり、内側に入ってしまったりしないようにしましょう。膝が前に大きく突き出てしまわないようにするには、お尻を後ろに突き出して下すことを意識することです。
10回を、1分間の休憩を入れながら3~5セット行います。
通常のスクワットでは物足りなくなってきたら、「スプリットスクワット」というエクササイズにチャレンジしてみましょう。これは下の写真のように脚を前後に開いてスクワットを行うことで、片脚(前脚)に負荷がかかるようになります。
- 脚を前後に開き、つま先は正面に向けます。両手を頭の後ろに組んで胸を張り、お尻を軽く後ろに突き出して上体をやや前傾させます。
- 息を吸いながら、後ろに突き出したお尻を膝のラインまでゆっくりと下ろしていき、息を吐きながら立ち上がる動作を繰り返します。
左右それぞれ10回を、3~5セット行いましょう。
(2)バックランジ&ニーアップ
- 腰幅程度に足幅を広げて、つま先は正面に向けます。
- 片脚を後ろに引いて上体を真下に下ろしたら、その脚をそのまま前に振り上げて、ニーアップ動作を上の写真のように腕振り動作を加えながら行います。
動作中、つま先と膝、股関節を結ぶラインが一直線となるようにしましょう。
大殿筋とハムストリングス、そして太もも表側の筋肉である「大腿四頭筋」に効かせることができます。上体をやや前傾させると、より大殿筋への刺激を大きくすることができます。
左右それぞれ10回を3セット行いましょう。
下半身の筋肉へのエクササイズであると同時に、心肺機能も高めることができるエクササイズです!
(3)ベントオーバー・ローイング
- ダンベルもしくはペットボトルを両手に持って立ち、足幅は腰幅程度に合わせ、つま先は正面に向けます。そこからお尻を後ろに突き出しつつ、なるべく床と向き合うまで上体を前傾させます。このとき、両膝を軽く曲げても構いません。ちょうど横から見ると、ひらがなの「て」の字を描くような体勢になります。手のひらを正面に向けて、両腕は真下に下ろします(写真左)。
- 息を吸いながら、わき腹に触れるところまでダンベルもしくはペットボトルを引き上げていき、そこから更に胸を前に突き出すようにして1秒程度静止します(写真右)。息を吐きながら抵抗を受け止めるように、ゆっくりと両腕を下ろしていくようにします。
このエクササイズ一つで、「広背筋」「脊柱起立筋」「僧帽筋中部線維」といった背中全体の筋肉に効かせることができます。広背筋に効かせるコツは、ダンベルもしくはペットボトルを、肘で引き上げるようにすることです。
10回を1分間の休憩を入れながら、3~5セット行ってみましょう。
(4)腕立て伏せ
- 壁と向き合い、肩の高さよりもやや低い高さに両手を壁に付いて、肩幅よりもやや広めに手幅を広げます。
- 頭から足までを一直線にしたまま、息を吸いながら上腕部を開いて手と手の間に胸がくるようにし、息を吐きながら上腕部を閉じるという動作を繰り返すことで、胸の筋肉である「大胸筋」と腕の筋肉である「上腕三頭筋」に効かせることができます。
ポイントは手の位置です。肩幅よりもやや広めに広げることで、上腕部の「開いて閉じる」という動作が可能になり、ターゲットとなる大胸筋に効かせることができます。また、肩の高さと同じだったり、それよりも高い位置に手を置くと、肩への負担が大きくなってしまいます。そのため肩よりも低い位置に手を置くようにします。
足を壁から遠ざけるほど強度がアップします。10回を1分間の休憩を入れながら、3~5セット行います。
慣れてきたら、壁から“卒業”して、床に膝を付いて行う腕立て伏せを行ってみましょう。
やり方やポイントは壁を使った腕立てと同じですが、動作中は頭から膝を結ぶラインが一直線となるようにしましょう。
(5)クランチ&レッグレイズ
その名の通り、腹直筋上部のエクササイズである「クランチ」と、腹直筋下部のエクササイズ「レッグレイズ」を合わせたエクササイズです。
- 両手を頭の後ろに添えて、肘を開いて両脚を上げます。このとき、「仙骨」というお尻と腰の間にある骨を床から離すようにします。横から見ると、アルファベットの「L」を描くような体勢になります(写真上)。
- ミゾオチを軸に息を吐きながら上体を起こし(写真下)、息を吸いながら元の体勢へ戻す動作を繰り返すことで、腹直筋全体と腹斜筋群に効かせることができます。慣れてきたら、上体を起こして腹筋を収縮させた状態を1秒程度静止させるようにしてみましょう。
両肘を閉じてしまうと腹筋の力ではなく腕の力で起こしてしまうことになるので、両肘を開いたまま動作を行うようにします。
また、首は曲げないようにします。首を曲げてしまうと、腹筋への刺激が半減してしまう上、頚椎への負担もかかってしまうからです。
15~20回を、1分程度の休憩を入れながら3セット行います。
(6)有酸素運動
筋トレを全て行ったら、有酸素運動を行います。ウォーキングやジョギング、エアロバイク、エアロビクス、スイミングなどなど有酸素運動の種類はたくさんありますが、おうちでこのプログラムを行う場合なら「ウォーキング」がお勧めです。
ウォーキングを、早歩き程度のペースで10~15分行うようにします。できるだけ歩幅を大きめに、腕振りも少し大きめに行いましょう。
同じコースばかりだと飽きてしまうので、いくつかウォーキングコースを作ることをお勧めします。
ダイエット効果につなげるために心がけておきたい3つの点
このプログラムをダイエット効果につなげるためには、以下の点を心掛けておくようにしましょう。
1. トレーニングは週3回は行うこと
いくらダイエットに有効なプログラムでも、週に1回行うか行わないかの頻度ではダイエット効果は得られません。やはり続けなければカラダは変わりません!
だからといって毎日トレーニングを行うというのは困難な上、オーバーワークとなってしまって、却ってカラダにはマイナスです。
そこで、合間に休養日を入れながら、週3回は行うようにしましょう。例えば、月・水・金をトレーニング日としたら、火・木を休養日に充てるようにします。
2. 体調の悪い時はムリしないようにすること
ダイエット効果につなげるには、トレーニングを続けて行うことが必要ですが、体調が悪いのにムリをしてしまうと、思わぬケガをしてしまう可能性があります。
そのため、体調の悪い日はトレーニングをストレッチに切り替えるなどして、くれぐれもムリをしないようにしましょう。
3. 「アレもコレも」と欲張らないこと!
「痩せたい!」という気持ちが強すぎてしまうと、「アレもコレも…」と欲張りたくなります。しかし、欲張りすぎて色々なものに手を付けてしまうと、結局どれも中途半端になってしまい、「何も変わらなかった…」ということに。
そういうことがないように、1つに絞って続けて行うようにしましょう。まずは今回ご紹介したダイエットプログラムを続けてみてください!
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お腹痩せトレーナー。 1972年埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。 東京都渋谷区・新宿区のパーソナルジムで、ぽっこりお腹に悩む女性のお腹痩せ成功をサポートしている。食事制限をしない、無理なくお腹瘦せできる独自のメソッドを提唱。 これまでぽっこりお腹に悩んでいた女性の腹囲を、2ヶ月で平均−5.6㎝のお腹痩せ成功に導く。 パーソナルトレーニング指導歴23年。