シミ消しに効くレーザー治療!種類・効果・ダウンタイムなど実態に迫る!
レーザー治療には「Qスイッチヤグレーザー」と「レーザートーニング」の2種類あります。Qスイッチヤグレーザーは「老人性色素斑」「そばかす」「ADM 後天性メラノサイトーシス」、レーザートーニングは「肝斑」に有効です。
- 2020-10-20
- KOROTKMN
顔にできる黒いシミ。肌色とのコントラストでよく目立ち、老けた印象を与えるので、一刻も早く取り除きたいと悩む女性は多くいます。
シミの改善に即効性があるのは、レーザー治療です。しかし、レーザー治療について詳しく知らず、効果や安全性に対して不安を持つ人も多いでしょう。
本記事では、レーザー治療の種類や効果、ダウンタイムなど詳細について紹介します。
レーザー治療について
レーザー治療は、シミを改善する効果に優れています。ここでは「レーザー治療の概要」と「レーザー治療対象のシミ」について説明します。
レーザー治療とはどのような施術か
レーザー治療とは、レーザー光線を肌のメラニン色素に当て、シミを改善する施術です。エステなどでは受けられず、美容クリニックなどの医療機関でのみ受けられるのが特徴です。
シミの改善は、レーザー治療のほかにも、美白化粧品を使うことによってもできます。しかし、化粧品は医薬品ではないため効果が緩やかで、改善までに時間がかかります。
対して、レーザー治療は、医療行為のため即効性があり、シミの改善効果が早く出ます。短時間で確実にシミを改善したいと考える人は、レーザー治療を検討するとよいでしょう。
レーザーで治療できるシミ
レーザーで治療できるシミは次のとおりです。
老人性色素斑
紫外線のダメージにより、メラニン色素が過剰に分泌することで起こるシミです。老人性色素斑の色は、茶色や褐色で形は丸い特徴があります。
顔にできるシミの大半が老人性色素斑といわれています。
肝斑
妊娠中や出産後など、女性ホルモンが大きく変動するときに起こるシミです。肝斑は、目の下、頬の上あたりに左右対称の楕円形で現れます。
そばかす
頬と鼻を中心に点在するシミです。遺伝性のものが多く、化粧品による改善は困難といわれています。
ADM 後天性メラノサイトーシス
肌の奥の真皮内にメラニン色素が染み付いておこるシミです。20歳ごろから、両頬にグレーがかった点状のシミが現れるのが特徴です。
シミの大きさは、そばかすよりも少し大きめです。
レーザー治療の種類と特徴
シミを改善するレーザー治療には、「Qスイッチヤグレーザー(Qスイッチモード)」と「レーザートーニング」の2種類あります。
ここでは、それぞれの特徴、治療対象のシミ、ダウンタイム、料金などについて詳しく説明します。
Qスイッチヤグレーザー(Qスイッチモード)
Qスイッチヤグレーザーは、肌の深層部から表面までくまなくチェックし、色素異常を感知するとピンポイントで除去します。
レーザーの出力レベルを調整でき、高い出力で当てるとほぼ1回の施術でシミを取り切れるといわれています。
また、シミ以外の皮ふには反応しないため、周りの肌を傷つけることなく施術ができるというメリットもあります。
治療対象のシミ
Qスイッチヤグレーザーは、前述で紹介したシミのなかでも「老人性色素斑」「そばかす」「ADM」に有効です。皮ふの境目がはっきりしているシミは、レーザーで狙いやすく集中して照射することができます。
施術の流れ
Qスイッチヤグレーザーの施術の流れは次のとおりです。
- カウンセリング
- レーザー照射
- 保湿
カウンセリングでは、医師がシミの状態をチェックし、レーザー治療の対象かどうか判断します。シミの状態によっては、美白成分の内服やスキンケア指導から始まることもあります。
レーザー照射の時間は、シミの大きさ、多さによって変動するものの、5~30分と短時間で完了します。また、1回の施術の効果で満足できれば通院する必要もないため、忙しい人でも受けやすいといえます。
施術を終えた後は、入浴もメイクもでき、普段と変わらない生活ができることもうれしいポイントの1つです。
ダウンタイム
Qスイッチヤグレーザーを受けると、ダウンタイムが発生します。具体的な症状として、腫れ、赤み、ひりつき、発疹、ニキビ、内出血があります。ですが、施術後、数時間~2週間以内におさまるので軽度です。
とはいえ、ダウンタイム中は肌が敏感になっていて、負荷をかけると肌状態の悪化に繋がります。そうならないように、日焼け止めを塗る、メイクを薄めにするなど、肌を傷つけない工夫をすることが大切です。
相場料金
1回の施術にかかる金額は、3,000円~30,000円と幅があり、シミの大きさや照射回数によって変わります。
クリニックによっては、会員価格や回数券などを設けているところもあるので、積極的に利用することをおすすめします。
レーザートーニング
レーザートーニングは、肌に優しいパワーで照射することで、メラニン量を徐々に少なくしシミを薄くしていきます。肌にかかる負担が少ないため、安全性が高くダウンタイムもほとんど感じません。
また、レーザートーニングを受けると、顔のくすみが取れて肌色のトーンがあがる効果も期待できます。
治療対象のシミ
レーザートーニングは、肝斑に効果があります。肝斑は広範囲にぼんやりと浮かぶシミで、ピンポイントで治療するQスイッチヤグレーザーでは対応ができません。
対して、レーザートーニングは、肌全体のメラニンを薄くするため、肝斑も目立ちにくくできます。
施術の流れ
レーザートーニングの施術の流れは次のとおりです。
- カウンセリング
- レーザー照射
- 保湿
- 定期的に通院
Qスイッチヤグレーザーと、流れは変わりません。施術時間も5~30分で同じです。
しかし、レーザートーニングは照射の出力レベルが低いので、シミの改善まで繰り返し施術を受ける必要があります。医師と相談の上、適切な頻度で通院しましょう。
一般的に、3回受けたころから効果が現れ始めるといわれています。
ダウンタイム
レーザートーニングは肌への負担が少ないため、ほとんどダウンタイムはありませんが、まれに、腫れや赤みを感じることがあります。
とはいえ、ほとんどが数時間で落ち着いていくため、とくに注意する必要もなく普段通りの生活ができます。
相場料金
レーザートーニング1回あたりの料金は、2,500円~8,000円と幅があり、照射範囲によって異なります。
また、レーザートーニングは繰り返し施術を受ける人が大半なので、コース料金を設けているクリニックも多くあります。自分にとって、都合のよい料金プランを選ぶようにしましょう。
まとめ
レーザー治療はシミの改善に有効で、即効性があります。レーザー治療には「Qスイッチヤグレーザー」と「レーザートーニング」の2種類あります。
Qスイッチヤグレーザーは「老人性色素斑」「そばかす」「ADM 後天性メラノサイトーシス」、レーザートーニングは「肝斑」に有効です。
シミの改善を急ぐなら、自分のシミにあうレーザー治療を受けましょう!