最近イライラしている…そんな時に摂りたい「リラックスできる食材・飲み物」とは?
仕事や育児…何かとイライラが溜まりがちな30代。イライラが溜まると、やがて大きなストレスとなり、心身に影響が出てしまいます。
忙しい日々の中で、ストレス対策ができる食材や飲み物をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 2021-01-16
- naomiimai
仕事や育児…、誰しもイライラが溜まることはありますよね。イライラが溜まると、やがて大きなストレスになり、心身に良くない影響を与えます。
ストレスと食生活の関係とは
ストレスを感じると、ストレスから体を守るために、自律神経系やホルモンなど、さまざまな部分に影響が現れます。
また、ストレスがかかると、ビタミン類を大量に消費してしまうため、いつも以上にたくさん摂取しなければなりません。ビタミン以外にも、イライラに効果的な栄養素もあるので、参考にしてみてくださいね。
ストレスが溜まっている時に摂りたい食材&飲み物
ビタミンCが豊富なもの
ストレスがかかった時は、副腎という臓器からストレスホルモンが放出されます。そして、ストレスに打ち勝つために心拍数や血糖値を調節します。
副腎には、ビタミンCが高濃度に含まれていますが、ストレスが加わることでビタミンCの濃度が低下してしまうため、ストレス時はビタミンCの補給が大切。
ビタミンCは、レモンやオレンジなどの柑橘類、じゃがいもなどのイモ類、ピーマンやブロッコリー、パプリカなどの色が濃い野菜に多く含まれています。
ビタミンCは水に溶ける性質で、さらに熱にも弱いという特徴があります。野菜を調理するときには、洗いすぎず、加熱しすぎないことがビタミンCを損失しないためのポイント。電子レンジで加熱すると、ビタミンCが壊れにくいといわれているため、時短にもなるのでぜひ試してみてくださいね。
カルシウムが豊富なもの
カルシウムというと、骨や歯を丈夫する働きがあります。また、脳の興奮を抑える働きもあるため、ストレス対策に◎。
カルシウムは牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、しらす干しやひじきなどに多く含まれています。
イライラするときにはホットミルクを飲んでみましょう。美肌効果のある、はちみつを入れて飲むのがおすすめです。
テアニンが豊富なもの
テアニンはアミノ酸の一種で、うま味や甘味を引き出すといわれており、お茶によく含まれています。
テアニンを摂取すると、α波が出ることが確認されており、それによりリラックス効果を得られます。また、脳の興奮を抑える働きもあるため、睡眠の質を高める効果もあるといわれています。
抹茶や玉露など、少しお値段がはるお茶はテアニンが多いため、リラックスしたい時は思い切って良いお茶を購入してみましょう。
トリプトファンが豊富なもの
トリプトファンは、神経伝達物質セロトニンの材料。セロトニンとは、精神を安定させる働きがあり、さらにセロトニンから作られるメラトニンは、体内時計を調節する働きがあるので、不眠にも効果的だといわれています。イライラして寝付きが悪い場合にも良いですね。
また、トリプトファンは活性酸素を除去する働きもあるため、アンチエイジング効果も期待できます。ストレスに効果的でありながらも、美容の面にも嬉しい働きがある、優秀な栄養素といえますね。
トリプトファンは、乳製品やナッツ類、大豆製品に多く含まれています。手軽に摂取するには、寝る前にホットミルクを飲む・間食にナッツ類を食べる・サラダに蒸し大豆を入れる、などの工夫をしてみてください。
マグネシウムが豊富なもの
マグネシウムは、神経の興奮を抑え、精神のイライラを防ぐ働きがあるといわれています。マグネシウムなどのミネラル類が不足している人は多いといわれているので、ぜひ意識して摂取してみてください。
大豆や、豆腐、納豆などの大豆製品、玄米、アーモンド、ひじき、わかめなどに多く含まれています。
GABA(ギャバ)が豊富なもの
ギャバはアミノ酸の一種。ストレスを感じている時は交感神経が優位になり、緊張状態になりますが、GABAは副交感神経を優位にすることで、リラックス効果をもたらします。
GABAは発芽玄米や漬物、味噌、キムチなどに多く含まれています。ホッと一息、旬の食材をいれた味噌汁を飲む時間を作ってみると良いかもしれませんね。
ビタミンB群
ストレスを感じた時、脳はエネルギーを使います。そのエネルギー源であるブドウ糖を効率よく使うために、ビタミンB群が利用されています。
特にビタミンB1、B2、B6を意識して摂取すると良いでしょう。ビタミンB1は豚肉や大豆製品、B2は卵や納豆、ほうれん草、B6は赤身肉や玄米、バナナ、パプリカなどに多く含まれていますよ。
いかがでしたでしょうか?イライラした時は、身近な食材や飲み物でホッとできるかもしれません。
また、食べ物からのアプローチだけでなく、ゆっくり湯船に浸かり、しっかり睡眠をとるようにしてくださいね。
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。