「30代になって疲れが抜けない」なら入浴の仕方を見直して!疲労を解消する入浴法とは

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「30代になって疲れが抜けない」なら入浴の仕方を見直して!疲労を解消する入浴法とは

20代の頃は、もっとアクティブだったのに最近疲れが抜けない。そんな悩みは疲労に適した入浴法で解決するかもしれません。疲れがとれるお風呂の入り方やメリットを紹介します。
疲労をためず、夏を思いきり楽しみましょう。

疲れをとりたいなら40℃のお風呂で

疲れをとりたいなら
出典:byBirth

「朝、目覚めても布団から出られない」「慢性的に疲れている」など、若いころに比べて疲れやすさを感じるなら、お風呂の入り方を見直してみましょう。

どういうふうに入浴すればいい?

疲れをとるには、40℃のお湯で全身浴をします。時間は10~15分ですが一度に入る必要はなく、2~3回に分けてもOK。

たとえば、5分入浴⇒シャンプー⇒5分入浴⇒体を洗う⇒5分入浴といった具合です。ただし、のぼせてしまうときや気温の上がる夏は、お湯の温度を下げる・入浴時間を短くするなど工夫をしてください。

なお、入浴で汗をかくと体内の水分が失われるので、入浴前後にコップ1杯の水を飲むようにしましょう。

どうして疲れがとれるの?

疲れをとるには、体内の老廃物を排出し、体に栄養を補う必要があります。そのために欠かせないのが血液の流れを良くすること。

血液の流れを良くするためには、体の深部の体温を上げなければなりません。深部体温はおよそ37℃と言われているので、40度のお湯につかると効果的に深部体温を上げられます。

上記の理由で、40℃のお湯に10~15分つかるのが疲れをとるのに有用なのです。

筋肉の疲れをとって肩こり&腰痛もやわらげる

入浴で体が温まると、筋肉がほぐれて肩こりや腰痛にも効果的です。痛みがあると、それだけで体の疲れを感じやすくなるもの。入浴中に簡単なストレッチを取り入れれば、だるい&重い疲れをより解消できますよ。

【腰痛があるなら】

  1. 両足を伸ばして座り、上半身を左右にゆっくりひねる
  2. 左足を伸ばし、右足は曲げて膝に手をおく。息を吐きながら右膝を引き寄せて腰を伸ばす(反対側も行う)

【肩こりがあるなら】

  1. 肩までお湯につかる
  2. 肩を上げ下げする
  3. 左手を左肩に、右手を右肩にのせる。前回しで5回、後ろ回しで5回、肩を回す
  4. 手を肩からおろし、首をゆっくりと前に倒して首の後ろを伸ばす(5~10秒)
  5. 首を左に倒して、首の横側から肩まで伸ばす。右側も行う(5~10秒)

疲労解消だけじゃない!入浴のメリット

疲労解消だけじゃない!入浴のメリット
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入浴は疲労解消だけでなく、美容や健康に有用です。3つのメリットを紹介します。

美肌づくり

美肌づくり
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入浴によって血液の流れが良くなると、体のすみずみに必要な栄養が届けられます。それにより、肌の細胞が活性化。すこやかで美しい肌が叶います。

また、血液の流れが良いまま眠りにつくと、睡眠中に分泌される成長ホルモンが細胞にきちんと届けられます。成長ホルモンは、皮膚の細胞分裂・再生の促進や肌の生まれ変わりにかかせません。

夜はしっかりお風呂に入って、眠っている間の美肌作りをサポートしましょう。

足のむくみ対策

足のむくみ対策
出典:byBirth

入浴すると水の圧力により、体が締め付けられます。これを水圧作用と言い、血管が細くなって血液を心臓に向かって押し上げます。

重力によって足に滞りがちだった血液やリンパの流れが良くなって、足のむくみ解消につながります。

つらいむくみに悩んでいる場合は、入浴中にマッサージを取り入れるとよいでしょう。やり方を紹介するので、毎日の習慣にしてくださいね。

【お風呂で簡単!足のマッサージ】

  1. 足裏全体をやさしく揉んでほぐす
  2. 手で足の指先をもって、足首を回す
  3. 手をグーに握って、ふくらはぎを下から上にむかって持ちあげるようにしながらマッサージ。左右10回ずつ行う
  4. 膝の裏を揉みほぐす
  5. 手をグーに握って、太ももを下から上にむかって持ちあげるようにしながらマッサージ。左右10回ずつ行う
  6. 手をグーに握って、そけい部を押すようにしながら上下になでる。左右10回ずつ行う

心身ともにリラックス

心身ともにリラックス
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お湯につかると浮力が働き、重力から解放されます。体が軽くなり、筋肉もほぐれてリラックスできます。

また、40℃のお湯で体が温まると、心身をリラックスさせる副交感神経が優位な状態に変わります。

30代になると、副交感神経の働きが低下。交感神経が優位になりやすいと言われています。交感神経が優位な状態が続くのは、体の不調を引き起こしかねません。お風呂でしっかり自律神経のスイッチを切り替えましょう。

入浴後は体を冷やさない工夫を取り入れて

入浴後は体を冷やさない工夫を取り入れて
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入浴後は、体を冷やさないように注意しましょう。疲れをとるために入浴したのに、体を冷やしては血液の流れが悪くなって十分な栄養が細胞に届かなくなります。

入浴した後、暑いからと冷たい飲み物の摂取や、素足で過ごすのはNG。水分補給は常温の水、就寝前ならリラックス効果のあるハーブティーなどにしましょう。

靴下や腹巻、レッグウォーマーなど季節ごとにアイテムを組み合わせて、体が冷えないようにするのも大切です。

疲れたときこそお風呂に入ろう

疲れたときこそお風呂に入ろう
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疲れを感じるときは、お風呂に入るのが面倒という人もいるでしょう。しかし、それでは疲労はたまるばかりです。

その日の疲れはその日のうちに。お風呂に入って、翌日もアクティブにすごしたいですね。あわせて、十分な睡眠をとるのもお忘れなく。

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森本悠希

森本悠希ライター

教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。