ヘルシーでも“食べ過ぎNG”な食品まとめ!あなたは大丈夫?チェックしてみよう
「美容・健康に良い」からといって、一つの食材を食べ過ぎると、逆に体に良くないことがあります。また、「食べ過ぎている」ということを、自分自身ではなかなか気が付きにくいため、この機会に、ぜひご自身の食生活を振り返ってみていただけたらと思います。
- 2020-09-10
- naomiimai
「健康に良いから」「美容に良いから」という理由で、ある一つの食品をよく食べる、という人もおられるのではないでしょうか?そんな健康に良いといわれる食品でも、食べ過ぎると逆に健康や美容に良くない影響がある場合も。
ご自身の食生活を振り返ってみてくださいね。
ヘルシーだけど摂りすぎ注意?チェックしてみよう
レバー
鉄分が豊富で、貧血予防に食べるという人もおられるのではないでしょうか?
レバーには、ビタミンAも非常に多く含まれています。ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、脂質と一緒に吸収されて肝臓に貯蔵されます。過剰に摂取すると、体の外に出されずに体内に溜まるため、めまいや頭痛、皮膚炎などの症状があらわれることがあります。
特に妊娠中の人は、ビタミンAの過剰摂取で胎児に悪影響があると報告されているため、注意しましょう。
こんにゃく
カロリーが少なく、食物繊維が豊富なので、ダイエットの強い味方であるこんにゃく。ですが、こんにゃくは消化されにくいため、一度に沢山食べるとお腹をこわしてしまうことがあります。もともとお腹が弱いという人は、特に注意して食べてくださいね。
こんにゃくもしらたきも、一口で食べられるサイズにカットしてから使うのがおすすめです。
オリーブオイル
オリーブオイルは、主成分がオレイン酸で、血中のコレステロールを減らすなど生活習慣病予防にも効果的です。
しかし、健康に良いとはいっても、油であることに変わりはありません。過剰摂取は脂質の摂りすぎになり、太る原因になってしまいます。「油を使うならオリーブオイルにする」くらいに考えた方が良いでしょう。
また、オリーブオイルは質の良いものを選ぶようにしましょう。値段と品質が比例することが多く、「エキストラヴァージンオリーブオイル」と謳っていても、安価な商品は避けたほうが良いでしょう。
光で酸化が進むため、遮光性のボトルに入っているものがおすすめ。また、開封後もなるべく早く使い切るために、大容量よりも小さなボトルに入っているものを選ぶようにしましょう。
アーモンド
ビタミンEや食物繊維が豊富で、アンチエイジングに食べる人もおられますよね。
アーモンドは脂質を含むため、カロリーも高い食材です。食べすぎは太る原因に。朝ごはん後や、おやつの時間など、少しずつ食べていると、1日あたりでは結構な数のアーモンドを食べているということも。
美容や健康のためにアーモンドを食べているのに、太ってしまったら元も子もありませんよね。間食として食べる場合、1日に20粒程度にしておきましょう。
ドライフルーツ
ダイエット中の間食にも向いているドライフルーツ。ビタミンやミネラルも豊富ですが、フルーツの水分が抜けている分、ギュッっと濃縮されているため糖質も高いことを忘れずに。
中には、シロップや砂糖で加工されているドライフルーツもあるため、カロリーオーバーの原因になっていることもあります。なるべく、無添加のものをチョイスするようにしましょう。
春雨
ヘルシーなイメージがある春雨ですが、春雨は炭水化物が多い食材です。なぜなら、イモ類や緑豆からとれる「でんぷん」をもとに作られるからです。でんぷんは、炭水化物の一種であるため、太る原因になりかねません。
うどんや蕎麦など他の麺類に比べるとカロリーは低いため、ダイエット中に麺類が食べたいという時には春雨が向いていますが、「痩せる」と思って食べるの避けましょう。
生野菜
野菜は食物繊維が豊富で、便秘改善など健康や美容にも良い食材ですよね。ビタミンやミネラルをそのまま体に摂り入れることができるのが、生野菜の魅力ですよね。
ですが、生野菜の食べすぎは、体を冷やす原因になってしまいます。体が冷えると、血流が悪くなり、肩こりや腰痛の原因になる他、代謝が落ちるため痩せにくい体になってしまうことも。
また、生野菜は温野菜に比べて消化・吸収に時間がかかるため、胃腸が弱っているときに食べすぎるのは避けましょう。特に夏など暑い季節には、トマトやきゅうりなど冷たい野菜を食べたくなりますが、温野菜も織り交ぜて食べると、体が冷えすぎないため、おすすめですよ。
いかがでしたでしょうか?
ヘルシーなものは、たとえ食べ過ぎていても罪悪感を感じることが少ないため、食べ過ぎているのに気が付かないことがあります。何でも「ほどほど」が大切ですが、例えば間食として食べていると、1日のトータル量は結構な量を食べている、ということもありますよね。
1つの食品から栄養素を摂取するのではなく、さまざまな食品を食べるのがベストです。日によって間食の内容を変えてみる、などの工夫で、さまざまな栄養素を摂取することができますよ。ぜひ、意識してみてくださいね。
この記事を読んだ人におすすめ
元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。