美容矯正士が教える二重顎を作らせない筋膜リリースのやり方

BODY CARE

美容矯正士が教える二重顎を作らせない筋膜リリースのやり方

二重顎ができると太ってしまった…と思われる方がいますが、実は痩せている方でも姿勢が悪いと二重顎になりやすいです。また、猫背のように首が前のめりになる姿勢を続けると、二重顎はもちろん首にシワもできやすくなります。

ここでは、美容矯正士の資格を持つ筆者が、二重顎や首のシワにアプローチする筋膜リリースについて取り上げていきます。自宅で簡単にできる筋膜リリースのやり方もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

筋膜リリースとは

筋膜リリースというのは、“凝り固まった筋膜を解きほぐして、正しい状態に改善していくもの”です。

私たちは普段足を組んで座ったり、荷物を持つ時に同じ方の肩で持ってしまったり、食事の時に同じ方で噛んで食べる習慣を無意識にしてしまいがちです。このように体の一部だけに負担がかかると、体全体に張り巡らされている筋膜の一部に負担がかかってしまい、筋膜のバランスが崩れてうまく機能しなくなります。

これによって、リンパの流れや血行が悪くなり、むくみや凝りなどの原因を引き起こしてしまいやすくなります。

筋膜は第二の骨格とも呼ばれている部分なので、ここがうまく機能するようにほぐしてあげることが大切になります。

二重顎にさせない筋膜リリースのやり方

その1. 肩回し

両手を肩に添えたら、内回し、外回しをそれぞれ5回ずつ
出典:byBirth
肩回し
出典:byBirth

猫背や巻き肩を矯正するために効果的な筋膜リリースが肩回しです。最初に両手を肩に添えたら、内回し、外回しをそれぞれ5回ずつ行います。

回す時に肘をくっつけるように寄せたり、後ろに大きく肘を回す動作を繰り返すだけで肩甲骨の可動域が広がります。

これによって、筋膜がほぐれて肩甲骨周りが動かしやすくなり、肩が正しい位置に戻りやすくなります。肩が正しい位置に戻ると、自然と肩甲骨も締まり、首を前のめりにしづらくなるので、首のシワ改善にも効果的です。

また、回す時はゆっくり腹式呼吸をしながら肩回しを行うことが大切です。吸う時にお腹を膨らませて、吐く時にお腹を凹ませることにより、酸素を体全体に行き渡らせることができ、代謝アップやむくみ改善にも繋がりますよ。

その2. エラ、首、鎖骨のマッサージ

二重顎になる時は、エラ周りや首回りの筋膜が凝り固まってむくんでいるサインかもしれません。ここでは、むくみ改善に役立つマッサージを紹介します。

朝のスキンケア時や日中の疲れた時など、気になった時にこまめに行ってあげましょう。

(1)エラからエラ下に向かってマッサージする

エラからエラ下に向かってマッサージする
出典:byBirth

エラ周りにたまった老廃物を流しやすくするマッサージです。

最初に人差し指と中指をエラに置いたら、そこからエラ下に入れ込むように押し込んでいきます。力加減は少し痛気持ちいい程度で構いません。

これを3~4回繰り返します。

(2)顎先からエラに向かって押していく

顎先からエラに向かって押していく
出典:byBirth

(1)が終わったら、顎先からエラに向かってゆっくり親指で押していきます。これを3~4回繰り返します。

痛気持ちいいくらいで押していきますが、物足りない方は顎の内側に親指を押し込むようにマッサージをすると、より筋膜がほぐれやすくなります。

押している時にコリコリしている時は筋膜が凝り固まっている状態なので、その場合は少し長めにマッサージをしてほぐしてあげましょう。

(3)エラ下に指を入れ込んでエラを剥がすように引っ張る

エラ下に指を入れ込んでエラを剥がすように引っ張る
出典:byBirth

4本の指をエラ下にセットしたらエラを剥がすように指で引っ張っていきます。この時に指をエラ下の骨の部分に引っ掛けると、うまく引っ張りやすいです。

強さは痛気持ちいい程度で、3~4回繰り返していきます。

余裕がある方は、顎下からエラ下に向かってやってあげると、より筋膜がほぐれやすくなります。

エラ周りは特に凝りやすく筋膜が硬くなりやすい部分なので、引っ張るだけで骨近くの筋膜が柔らかくなって、顔まわりがスッキリしてくれますよ。

(4)エラ下から鎖骨に向かってさする

エラ下から鎖骨に向かってさする
出典:byBirth

エラ下にたまった老廃物を流すのに効果的なマッサージ法です。

手のひらをエラ下にあてたら、そこからゆっくりと鎖骨に向かってスライドしていきます。

この時、無理やりさすってしまうと摩擦が起きてシワができやすくなったり、色素沈着の原因になってしまうので、優しくさする程度で構いません。心配な方は滑りを良くするオイルをつけたり、スキンケアで使う乳液やクリームなどをつけてマッサージしてあげましょう。

(5)鎖骨をさする

鎖骨部分には老廃物を流すツボがあります。そのため、マッサージの終わりに鎖骨部分をさすってあげると、老廃物が流れやすくなります。

(4)までやった後に人差し指と中指、薬指の3本を使って3~4回さすっていきます。強さが物足りない場合は、親指で鎖骨を押してあげるのがお勧めです。

老廃物が溜まっている方ほど痛く感じやすいので、そういう方は優しくさする程度から始めてみましょう。

まとめ

いかがでしたか?筋膜をほぐしてあげるだけで、二重顎は改善できます。

普段、筋膜が凝り固まる生活をしていないか見直しつつ、正しい姿勢やマッサージを無理なく続けていきたいものです。

美容矯正士が教える二重顎を作らせない筋膜リリースのやり方

この記事をSNSでシェア

この記事を読んだ人におすすめ

mayu3

mayu3ヘアメイク/美容講師/コスメコンシェルジュ/美容ライター

フリーで美容のお仕事を幅広くやってます。 読みやすい内容で美容を身近に感じてもらえるような情報をお届けしますので、 よろしくお願いします^ ^ インスタでもヘアメイクや化粧品情報をアップしてますので、こちらもチェックしてみてください☆

https://instagram.com/mayu3_honyalala