知らなきゃ損!こんにゃくの効果がすごい!腸活、美肌、カルシウム摂取にも◎
低カロリーで、ダイエットにおすすめのこんにゃく。実は、ダイエット効果だけでなく、美肌効果やカルシウム補給にもおすすめです。こんにゃくの栄養について、またこんにゃくを使ったレシピもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- 2020-05-03
- naomiimai
こんにゃくとは?
こんにゃくは、こんにゃく芋をすりつぶしたものやこんにゃく精粉に、水と水酸化カルシウムを入れて固めたものです。水だけでは糊状になるだけですが、水酸化カルシウムなどのアルカリ性のものを加えると固まり、プルプルとした食感が生まれます。
こんにゃく精粉を使ってできたものは、一般的なこんにゃく。そして、こんにゃく芋をそのまま使ってできたものは、“生芋こんにゃく”といわれています。
こんにゃく芋はアクが強いため、そのまま食べることはできません。しかし、灰汁につけると中和されて食べることができます。
こんにゃくの色
こんにゃく精粉は白いため、そのままでは白いこんにゃくになります。そこへ海藻粉を加えるとよく見かける、黒いこんにゃくになります。
糸こんにゃくとしらたきの違いは?
はっきりと区別する基準があるわけではなく、呼び方が違うだけといわれています。関東ではしらたき、関西では糸こんにゃくと呼ばれることが多いようです。
こんにゃくに期待できる効果とは?
肥満防止
こんにゃくは歯ごたえがありますよね。よく噛まなければ、飲み込めません。こんにゃくの食感が、自然にゆっくり食べることになるため、肥満防止になります。
また、よく噛んで食べると、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができます。
便通改善
こんにゃくには食物繊維が含まれているため、腸内環境を整えるためにもおすすめです。
こんにゃくの主成分であるグルコマンナンは、水溶性食物繊維に分類されます。私たちが普段食べているこんにゃくは、グルコマンナンが水分を取り込んで固まったもので、不溶性食物繊維になります。
不溶性食物繊維のはたらき
- 腸内で水分を吸収して膨らむため、腸の運動を促す。
- 便の量を増やし、排便を促す。
- 有害な物質を吸着して、便と一緒に体の外に排出する。
便秘は肌荒れのもとにもなるため、美肌づくりには便秘対策も大切ですね。
カルシウム補給
意外かもしれませんが、こんにゃくにはカルシウムが豊富です。卵と同じくらい含まれています。(生芋こんにゃく100gあたりカルシウム68mg、卵100gあたりカルシウム51mg)
胃の中で溶けやすく、吸収されやすいといわれています。
骨はカルシウムでできていますが、骨が弱くなると転びやすくなるリスクが高まります。また、カルシウム不足はイライラする原因にもなります。こんにゃくでカルシウム摂取を意識してみましょう。
しらたきにはカルシウムが豊富?
こんにゃくの中でも、しらたきにはカルシウムが豊富です。板こんにゃくの倍のカルシウムが含まれているといわれています。
より効率的にカルシウムを摂りたい場合、しらたきを摂取すると良いですね。
美肌効果
生芋こんにゃくには、“セラミド”が含まれています。セラミドを含む食材を食べていると、肌のバリア機能が高くなるといわれています。肌の水分蒸発量が少なくなるといわれているため、乾燥肌の人にもおすすめです。
また、セラミドが入っている化粧水なども多いですが、セラミドは“塗るより食べる”ほうが効果的であるとされています。こんにゃくで美肌効果も期待できるのは嬉しいですよね!
こんにゃくはどれくらい食べたら良い?食べ過ぎに注意って本当?
こんにゃくにはさまざまな健康・美容効果が期待できますが、食べ過ぎには注意しましょう。どんなに健康・美容に良い食品でも、食べ過ぎると逆効果であることもあります。
こんにゃくの場合、食べ過ぎるとお腹が張った状態になることがあります。また、体に必要なビタミンやミネラルを吸収してしまうこともあるとのこと。1日に1枚までを目安にしておきましょう。
こんにゃくを使ったレシピ
簡単!美味しい!こんにゃくステーキ
(材料・2~4人分)
- こんにゃく 1枚
- 焼肉のタレ 大さじ2~3
- ごま油 大さじ1
(作り方)
- こんにゃくに格子状に切れ目を入れておく。一口大にカットし、3分ほど茹でてアク抜きしておく。
- フライパンに油をしいて加熱し、1のこんにゃくを入れる。片面ずつ2~3分ほど焼き、焼き目がついたら、焼肉のタレを加える。
- 1~2分煮詰めたらできあがり!
噛みごたえもあり、ダイエット中におすすめの1品です。材料費が安く済むのも、嬉しいポイントですね!
いかがでしょうか。便通改善、美肌効果、カルシウム補給などさまざまな効果が期待できるこんにゃく。ぜひ、日常生活に取り入れてみてくださいね!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。