朝は飲み物だけでもOK!?朝ジュースダイエットとは?管理栄養士が朝食の疑問を解説!
近年、朝食はジュースやスムージーのみで済ませる、という人も増えていますよね。しっかり食べなくても大丈夫…?朝ジュースダイエットは効果あるの…?そんな疑問について解説していきます。
- 2019-09-04
- naomiimai
朝ジュースダイエットとは?
野菜や果物を材料にしたジュースを作り、朝食として飲むだけの簡単ダイエット法です。
朝、忙しくて朝食を食べる時間がない…なんて経験、ありませんか?朝食を食べないと、後述しますが基礎代謝が下がる原因にもなり、痩せにくい体質になってしまいます。
ダイエット中でも健康に必要な栄養素を摂取できるため、おすすめの方法です。
朝食を食べないと基礎代謝が下がる!?
朝食を食べると、胃腸が動き出します。その結果、眠っていた体が覚醒し、睡眠中に低下した体温を上げるはたらきをします。体温が上げる=体内のエネルギーを消費する=基礎代謝が上がる、というわけです。
基礎代謝を上げると、燃えやすい体になるため、根本的に「太りにくい体」をつくることができるのです。したがって、逆に朝食を抜いてしまうと、痩せにくい体になってしまいますよね。
朝ジュースダイエットは、朝時間がない時でも必要な栄養素を摂取し、そうした基礎代謝の低下を防ぎつつ時短する、という方法です。
朝食は食べなくても良い!?必要な栄養素はジュースで補う
基礎代謝を上げるためには、食事を摂ったほうが好ましいといえます。しかし、何も食べないよりも朝ジュースを摂取するほうが良いでしょう。
日中に活動量が多い人は、しっかりと朝食を摂ったほうが良いですし、朝ジュースダイエットを試してみて、日中の調子があまり良くないと感じた人も、別の方法が向いているかもしれません。
朝以外は食べてOK
後述しますが、午前中は「排泄」の時間なので、食べるのを控えたほうが良いですが、その他は食べてOK。夕食が遅くなりそうな時は間食を摂るのも良いですし、夕食も好きに食べて良いのは嬉しいですよね。
朝食がジュースだけだとお腹がすくのでは?と思いますが、意外と満足感を得ることができます。腹持ちが気になる人は、バナナなどを入れたジュースにしても良いかもしれません。
朝ジュースダイエットの効果
デトックス効果
1日24時間は、体内の酵素のはたらきによって、
- 排泄(午前4時~正午)
- 消化(正午~午後8時)
- 吸収(午後8時~午前4時)
の3つに分けられます。
朝は「排泄」の時間に相当するため、無理に栄養を摂るよりかは、排泄を助けるような消化管に負担がかからないものを摂取すると良いといわれています。
果物にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なため、必要な栄養素の補給ができます。また、果物には酵素が含まれているため、代謝が活発になり体内の毒素や老廃物がスムーズに排泄されます。
体内に老廃物がたまると、消化管の動きが低下し、脂肪を燃焼させにくくなります。腸内に老廃物がたまっていると、腸本来の機能が果たせず、必要な栄養素の吸収もできません。
デトックス効果のある果物や野菜で、老廃物を体の外に出すことで、痩せやすい体づくりができます。
朝ジュースに向いているジュースレシピ
◎にんじん×マンゴージュース
(材料)
にんじん 1/4本
オレンジ 1/4本
マンゴー 1/2個
水or氷 100g
にんじんにはβカロテンが豊富で、アンチエイジング効果が期待できます。
◎バナナ×キウイジュース
(材料)
バナナ 1/2本
キウイ 1/2本
はちみつ 小さじ1
水or氷 100g
お好みでヨーグルトを加えてもなめらかになります。キウイにはビタミンC・Eが豊富なため、抗酸化作用がありますし、ヨーグルトで整腸作用も期待できます。
◎小松菜×りんごジュース
(材料)
小松菜 20~25g
りんご 1/2個
水or氷 100g
小松菜にはビタミンB群やカルシウム、カリウムが豊富です。アクも少ないため、ジュースにするには向いている野菜です。
りんごは食物繊維が豊富でさっぱりとした味であるため、朝食にぴったりなジュースになります。
◎バナナ×オレンジジュース
(材料)
バナナ 2/3本
オレンジ 1/4本
牛乳 50ml
バナナは糖質・食物繊維が豊富で、即効性のあるエネルギー源になります。そのため、朝食だけでなく、運動後のエネルギー補給にも向いています。集中力を高めたい時にも良いですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。朝食を食べないと基礎代謝が下がるため、痩せにくい体質になってしまいます。
朝ジュースダイエットは必要な栄養素を摂取でき、デトックス効果も期待できます。日中よく活動する人はしっかり朝食を摂るなど、自分に合った方法でダイエットをしましょう!
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元病院勤務の管理栄養士。栄養指導、チーム医療、献立作成、学会発表など管理栄養士業務を経験。妊娠を機に退職、現在はフリーランスで1児の母。 糖尿病療養指導士、サプリメント管理士の資格有り。 根拠のある「内面からの美容」の情報をお届けいたします。