首のシワ対策は早めにスタート!横ジワ&縦ジワの原因とケア方法は?
顔のスキンケアは頑張っているのに、首のケアは忘れがちになっていませんか?首は年齢が出やすいパーツの1つ。しかも、横ジワは若くても首にくっきりできてしまうこともあります。原因と対策をチェックして、美しい首元をキープしましょう。
- 2019-07-17
- 森本悠希
首のシワは2種類ある
年齢が出やすいパーツと言われる首。あなたはきちんとケアしていますか?
「エイジングケアを頑張るのは顔だけ」で、首にシワがくっきり目立っていては、周囲に老けた印象を与えてしまいますよ。
首のシワは2種類あり、20代~30代の若い世代にも目立つ“横ジワ”と、加齢や乾燥などで首に刻まれる“縦ジワ”があります。
老けた印象をUPさせないためにも、まず、2種類のシワができる原因をチェックしておきましょう。
横ジワができる原因
若くてもできる横ジワは、年輪のように横にラインができて見えます。
横ジワは普通に生活しているだけで、首に刻まれるシワです。上下左右を向く、うなずくなどの動作に伴い、首は動きます。実際に、鏡の前で首を動かしてみると、同じ位置にシワが入るのがわかるでしょう。
「首が動く⇒同じ位置にシワが入る」の繰り返しによって、シワがクセづいてくっきりした横ジワとして定着してしまうのです。
さらに、枕の高さや猫背などは、あごが下がって首に横ジワを刻む原因になります。生活の中で出来てしまう横ジワは、スキンケアでの改善は難しく、生活習慣の見直しが必要になります。
横ジワは加齢に伴い、より目立つようになる点もおさえておきましょう。
年齢を重ねると肌にハリや弾力をもたらすコラーゲンが減少します。また、首の皮膚や脂肪を支える筋肉も衰えます。すると、肌がたるんで首の横ジワがさらに目立つように…。
加齢による首の横ジワには、マッサージやエクササイズが有用です。
縦ジワができる原因
あご下から首の付け根にかけて、縦に細かなシワが入って見えるのが首の縦ジワです。20代~30代では目立ちませんが、お手入れをさぼっていると、同世代の人より早く首がしわしわになってしまうことも…。
縦ジワができる原因は、乾燥・肌のハリを保つコラーゲンの減少・首の筋肉の衰えの3つが原因です。
首は汗をかきやすいパーツで、しっとりしているので乾燥していないと感じる人も多いかもしれません。しかし、首は皮膚が薄いので、非常に乾燥しやすいのです。
そのため、肌のうるおいが奪われやすく、水分を失った肌はしわしわになって縦に乾燥ジワができてしまいます。
また、横ジワ同様に、肌のコラーゲンの減少や首の筋肉の衰えによって、首の皮膚の弾力や柔軟性が低下。首の筋がくっきりして、首の縦ジワが目立つようになるのです。
乾燥が原因の首の縦ジワは、保湿ケアの徹底で目立たなくできます。また、首のエクササイズも縦ジワ対策に有用です。
横ジワの対策法
横ジワはできてしまってからではケアが難しいので、作らない習慣を身に付けるのが大切です。日常生活の中で気を付けたいポイントをチェックしていきましょう。
美しい姿勢をキープ
肩を落とす、背中を丸める、お腹の力を緩める、頬杖など、ラクな姿勢は決して美しい姿勢とは言えません。
姿勢が悪いと、首の横ジワだけでなく体の歪みや便秘、太りやすくなるなど悪い影響ばかり。
胸を開いて、頭を引き上げるのを意識するようにしましょう。
特に、スマホを見る姿勢に注意。デジタルネイティブと言われる今の20代~30代は、スマホのない生活は考えられないのではないでしょうか?
ですが、スマホを見ているときは、姿勢が前傾しやすく、猫背になりがち。猫背だと常に首に横ジワができているなんてことも。
【姿勢が悪いかもと思ったら】
姿勢の悪さが気になったら、肩甲骨周りを動かして美しい姿勢に戻すように心がけましょう。
- 両手を後ろで組む(手のひらは上)
- 肩甲骨を寄せて、腕を後ろにぐーっと引く
- 手を放して、肩と胸が開いた状態をキープ
腕をぐるぐる回したり、大きく伸びをするのもおすすめです。
枕の高さに注意
高い枕であごを引いた状態で寝ている人は、今夜から見直しを。
正しく立った姿勢を横になったときにも再現できるのが、理想的な枕の高さと言われています。枕の高さがあっていると、睡眠の質も高まり、疲労回復や美肌作りにも有用です。
市販の枕で自分の姿勢に合うものが見つからない場合は、バスタオルで自分専用枕をつくってみてはいかがでしょうか。バスタオルを縦に半分に折って、端からクルクル丸めるだけとお手軽です。
縦ジワの対策法
縦ジワは目立つようになる前に、毎日のケアを積み重ねておきましょう。「顔のお手入れのついで」ではなく、「きちんと首をケアする」のが大切です。
保湿をしっかり
顔のスキンケアをして、手に残った化粧品で首を保湿する…では、首のケアとしては不十分。顔は顔、首は首と別に考えてお手入れをしましょう。
首専用の化粧品もありますが、20代~30代なら通常の基礎化粧品でのケアでOK。顔同様に、化粧水や乳液、クリームなどでしっかりうるおいを与えましょう。
うるおいに満たされると首の皮膚はふっくらと整います。
日焼け止めは首まで塗る
肌内部のコラーゲンは加齢によって失われますが、実は紫外線のダメージも影響します。紫外線は肌内部のコラーゲンや、コラーゲンを生み出す繊維芽細胞を破壊するため、首にもきちんと日焼け止めクリームを塗りましょう。
紫外線は、天気や季節に関係なく、1年中ふりそそいでいます。毎日、日焼け止めを塗るのをお忘れなく。また、紫外線量が最も増える7月・8月は、UVカット効果があるストールで首を紫外線からガードして、紫外線対策を強化するのがおすすめです。
横ジワ&縦ジワ対策にマッサージやエクササイズも取り入れて
首の横ジワと縦ジワ対策に取り入れたいのが、マッサージとエクササイズです。
【首のマッサージ】
首は筋肉のコリや睡眠不足、体の冷えなどが原因で、リンパの流れが滞ってむくみやすいパーツ。むくむと滞った水分の重みで皮膚がたるむため、首のシワの原因になります。
- 人差し指と中指をあご下のくぼみにそえる
- あご下から耳の下に向かって、フェイスラインにそって指をすべらせる
- 耳の下から首の付け根に向かって指をすべらせる
- 3~5回程度マッサージしたら、反対側も行う
マッサージ前に、首にクリームやオイルをぬって、手の滑りを良くしておきましょう。マッサージをするときは、「イタ気持ち良い」と感じる力加減で行ってください。
【首のエクササイズ】
首を伸ばすエクササイズで、首のたるみによるシワを目立たなくしましょう。あごのたるみにもおすすめです。
- 姿勢を正して座る
- 頭を後ろに倒す
- 舌を天井に向かって、ぐーっと突き出す(舌先に力を入れる)
- 10秒キープ
- ゆっくりと元の姿勢に戻る
エクササイズは毎日続けないと効果はありません。コツコツ続けて、美しい首元をキープしてくださいね。
首のシワは早めの対策が吉
首のシワは気になったときがケアのはじめ時。放っておくと、どんどんシワが目立つようになってしまいますよ。
ほんの少しの心がけで、首のシワが目立つかどうかが変わります。早めに対策をして、いつまでも若々しい印象の首元をキープしたいですね。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。