肌と体の夏バテに注意。夏バテしないためにやりたいこと6つ

LIFESTYLE

肌と体の夏バテに注意。夏バテしないためにやりたいこと6つ

夏本番になると、食欲不振、疲れ、やる気がでないなど、夏バテに悩まされる人も多いことでしょう。実は、体と同じように肌も夏バテします。体と肌が夏バテすると、せっかくの夏を楽しめないだけでなく、秋になっても体と肌の不調が続きがち。
夏バテ対策をして、すこやかな体と肌をキープしませんか?

夏バテの原因は

夏バテの原因は
出典:GODMake.

体が疲れやすくてだるさが抜けない、食欲がわかない、肌の乾燥やくすみが気になる。なんとなく不調を感じているなら、体と肌が夏バテしているかもしれません。

まず、体と肌が夏バテする原因をチェックしておきましょう。

水分不足

体内の水分不足は夏バテの原因の1つです。

夏は気温が上昇し、体温も上がります。そのため、汗をかいて、汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げるのです。

汗のおよそ99%は水分ですが、残り1%にはナトリウム、ミネラル、ビタミンなどが含まれています。夏は大量に汗をかくため、水分やナトリウム、ミネラルが体内から失われて脱水状態に。

体が脱水状態にあると血液の流れが悪くなり、体全体に十分な栄養が行きわたりません。そのため、体が疲れやすくなったり、肌の乾燥や肌荒れなどの不調がでたりするのです。

また、汗によってミネラルやビタミンが失われると、食欲不振や集中力低下、肌荒れ、肌のくすみなどの症状もあらわれます。

そんな状態に拍車をかけるのが、冷たい飲み物や冷たい食べ物。胃腸が冷えると、消化・吸収力が落ちて、体に必要な栄養素を十分に吸収できなくなります。体や肌の栄養が不足して、深刻な夏バテにつながりかねません。

室内と室外の温度差

エアコンで冷えた室内、太陽に熱せられた室外と、夏は気温差が大きい場所を行ったり来たりします。すると体温調整や内臓の働きに関わる自律神経が乱れて、睡眠の質の低下、倦怠感、食欲不振など体に夏バテの症状があらわれます。

睡眠の質の低下は、肌にも悪影響です。睡眠中は肌の細胞の働きを活性化させる成長ホルモンが分泌され、肌の新陳代謝を促進。睡眠の質が下がると、成長ホルモンが十分に分泌されず、肌荒れ、ごわつき、くすみなどのトラブルが生じます。

肌と体を夏バテさせないためにやりたいこと

肌と体を夏バテさせないためにやりたいこと
出典:GODMake.

汗は生理現象ですから、汗を絶対にかかないで脱水を防ぐというのは無理がありますよね。また、エアコンを使わずに室内と室外の温度差をなくすと、下手をしたら熱中症になりかねません。

体や肌を夏バテさせないにはどうしたら良いのか見ていきましょう。

こまめに水分補給を

こまめに水分補給を
出典:GODMake.

暑さで汗をたくさんかく夏は、こまめな水分補給が基本。「喉がかわいた」と感じるときには、脱水が始まっていると言われています。こまめにコップ1杯の水を飲んで、脱水状態にならないよう注意しましょう。

真夏日やレジャー、スポーツなどいつも以上に汗をかくときは、スポーツドリンクや経口補水液など、スムーズに水分補給ができるドリンクを選ぶのもおすすめです。

体を冷やさない

体を冷やさない
出典:GODMake.

暑い夏は冷たい飲み物や食べ物が恋しくなります。しかし、冷たいものは体を冷やして、胃腸の働きを低下させて夏バテを引き起こします。飲み物は常温を選び、エアコンで冷えた場所に長時間いる場合は温かい飲み物で体内を温めると良いでしょう。

エアコンの温度は、室内と室外の温度差が5℃以内になるよう設定を。温度差が5℃以上になると、自律神経が乱れやすくなります。オフィスや公共の場など、自分でエアコンの設定ができないときは、薄手のカーディガンやひざ掛け、レッグウォーマーや腹巻で体を冷やさない工夫を取り入れてください。

ぬるめのお湯で入浴を

ぬるめのお湯で入浴を
出典:GODMake.

入浴後に汗をかくのがイヤで、シャワーだけにしていませんか?夏バテを寄せつけないためには、38℃程度のぬるめのお湯に10分~15分はつかるのがおすすめです。

入浴には次のような効果が期待できます。

  • エアコンで冷えた体を深部から温める
  • 心身をリラックスさせて、睡眠の質を高める
  • 疲労回復

入浴前にコップ1杯の水を飲んでおくと、脱水対策に有用です。

ただし、「毎日、湯船にはいらなくては」とルール化する必要はありません。体がとても疲れている日は、さっとシャワーを浴びて、早めに眠って休息をとるのも大切です。

睡眠で体を休める

睡眠で体を休める
出典:GODMake.

疲労を回復させ、成長ホルモンによって美肌作りが活発になる睡眠は、夏バテを防ぐために欠かせません。質の高い睡眠を得られるように、以下のような工夫を取り入れましょう。

  • スマホやパソコンなどのデジタル機器は、眠る1時間前に見ない
  • 夕食は眠る2~3時間前までに
  • 眠る少し前に部屋の照明を落とす
  • 寝室の室温や湿度を快適に保つ
  • 自分にあった寝具を選ぶ

熱帯夜で寝苦しい夜は、エアコンを上手に活用しましょう。室温が高いと、睡眠の質が低下して体も肌も休まりません。寝冷えを防ぐために、エアコンは27度前後に設定して、エアコンの冷気が直接、体に当たらないようにしてください。

なお、健康や美肌のために「エアコンを一晩中つけっぱなしにしないほうが良い」という意見もありますが、近年、明け方の脱水症・熱中症で緊急搬送される人も増えています。

その日の気温に合わせて、エアコンのタイマーを使うor朝までつけておくを調整してください。

食事の栄養バランスを整える

食事の栄養バランスを整える
出典:GODMake.

のど越しが良いそうめんや冷やしうどんは、食欲がないときでも食べやすい夏のテッパンメニューです。夏の夜はそうめんだけという人も多いのではないでしょうか。

しかし、冷たいそうめんやうどんは胃腸の働きを低下させるだけでなく、十分な栄養を摂取できません。

消化吸収をサポートする食材や、具だくさんのお味噌汁などを一緒に食卓に並べるなど、工夫を取り入れましょう。

脂質や糖質の代謝に関わるビタミンB群やミネラルが不足すると、疲労が抜けなかったり、肌荒れや口内炎などができたりします。

たんぱく質は体を動かすエネルギーになり、肌のハリのもとになるコラーゲンの材料としても必要。さらに、ビタミンCは抗酸化力が高く、肌のくすみ対策に有用です。

栄養バランスの良い食事を心がけて、体と肌が夏バテしないようにしましょう。

肌の夏バテ防止には紫外線対策もマスト

肌の夏バテ防止には紫外線対策もマスト
出典:GODMake.

7月・8月は1年の中で、もっとも紫外線量が多い時期です。紫外線は肌にダメージを与えて、乾燥、しみ、くすみ、しわ、たるみなどを引き起こします。

日焼け止めクリームを塗るだけでは、対策としては不十分。UVカット効果がある帽子やサングラス、カーディガンなどで紫外線対策を強化しましょう。

元気な肌と体で夏を乗り切ろう

元気な肌と体で夏を乗り切ろう
出典:GODMake.

太陽がキラキラとまぶしい季節は、それだけで気持ちが明るくなりますよね。だからこそ、体と肌が夏バテしていては、せっかくの夏を楽しめなくなってしまいます。

少しの心がけで、夏バテは防げます。夏を楽しく過ごすためにも、今日から夏バテ対策をはじめませんか?

肌と体の夏バテに注意。夏バテしないためにやりたいこと6つ

この記事をSNSでシェア

この記事を読んだ人におすすめ

森本悠希

森本悠希ライター

教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。