“モヤモヤ期”どう乗り切ってる?生理前のお悩み乗り越えテクニック
生理前につきものなのが、なんともいえない気分のモヤモヤ。腹痛やだるさ、腰の痛みなどはもちろん、精神的にも不安になったり泣きたくなったり、意味もなくイライラしてしまったり……。
そんな生理前の“モヤモヤ期”を、皆さんはどのように乗り切っていますか?悩みが尽きない生理前の“モヤモヤ期”の仕組みを改めておさらいして、賢く乗り越えるテクニックを身につけましょう!
- 2019-04-11
- イガラシ
生理前のモヤモヤ期の原因
生理前の“モヤモヤ期”の諸症状は、一般的に「PMS(Premenstrual Syndrome)」と呼ばれています。最近一般にも知られるようになったPMSですが、「どうしてこんな厄介な症状が起きるのかわからない……」とお悩みの方も少なくないですよね。
このPMS、実は具体的な原因はわかっていないのです。
生理前になると、女性ホルモンのバランスが急激に変化することがあります。女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、生理前になるとプロゲステロンの方が増加します。
プロゲステロンが増加すると、身体が水分や栄養分を溜め込みやすくなり、皮脂の分泌が増えたり、腸の働きが抑えられたりといった作用が起こるようになるのです。
そのため、むくみや肌荒れ、便秘などの不調が起こりやすくなるのです。
また、生理前になると、幸福感を与える「セロトニン」というホルモンの分泌が低下します。このことから、不安感やイライラ、抑うつ感などが促されてしまうのです。
まずは生理周期を自分で把握することが大事
生理周期の把握のしかた
生理前の“モヤモヤ期”は、生理がきちんと来るための身体の準備運動のようなもの。健康であるというバロメーターにもなるので、あまり不安になりすぎなくても大丈夫。
ですが、あまりに症状がひどい場合には、やはり日常生活にも支障をきたしますし、毎日を楽しく過ごせなくなってしまいますよね。
生理前の“モヤモヤ期”と上手に付き合うためには、自分の生理周期を知っておくことが大事になります。
一般的な生理周期は、23日から38日の間。手帳やアプリを活用して、自分の生理の期間をメモしておき、周期を確認していきましょう。
PMSの症状は、生理の1~2週間前ぐらいから生じやすくなります。生理周期をあらかじめ確認しておけば、「そろそろ来るな」と心構えができるので、少しだけでも気分が楽になるかもしれませんよ。
生理前の“モヤモヤ”症状代表例
「そろそろ来るな」と思った時、皆さんはどのような症状が出てきますか?
「意味もなくイライラする」「不安になる」「涙もろくなる」「ちょっとしたことでクヨクヨする」など、人によって症状は十人十色ですね。
なかには、「何事も悪い方向へ考えすぎてしまう」「ネガティブになりすぎて何をするにもおっくう」といった声も。
ここで挙げた女性たちの声は、あくまでも生理前の“モヤモヤ期”症状の代表例です。全くモヤモヤ感を覚えたことがないという方もいますし、もっとひどくなって抑うつ状態になってしまうという人もいます。
わかってくれる人が周りにいなくても、我慢しないでください。あまり症状がひどい場合はきちんと婦人科を受診しましょう。
また、「生理前にイライラして家族や恋人、友達に迷惑をかけてしまった」と思っても、あまり考えすぎないで!
生理前には仕方のないことと割り切って、仲良く付き合っていきましょう。
モヤモヤ期の症状を緩和するための生活習慣
飲み物をノンカフェインにする
カフェインはホルモンバランスの乱れを引き起こしやすくなります。普段「仕事中はブラックのコーヒーが欠かせない!」という方も、生理前の“モヤモヤ期”が気になる場合はちょっと控えてみた方が良いかもしれません。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足は美容や健康の大敵です。また、ホルモンバランスにも悪影響を及ぼし、生理が遅れたり早まったり、長引いたりする原因にもなる可能性があります。
眠りが浅かったり、睡眠時間が少ないと、気分も憂鬱になりやすくなってクヨクヨしやすくなります。
生理前で憂鬱な気分になったら、仕事が終わったら早めに家に帰って、お気に入りのパジャマでベッドに入りましょう。
肌触りの良い寝具も揃えて、自分を甘やかしてみてはいかがでしょうか。
適度な運動もおすすめ
生理前には血流が滞りがち。何をするのも億劫な気分になるかもしれませんが、そんなときにはジョギングやウォーキングといった軽い運動がおすすめです。運動をすることで、全身の血流を促すことができます。
風の香りや空の色、季節の花の鮮やかさを感じながら外に出かければ、気分も少し晴れやかになるかもしれません。
おわりに
生理前に起こる“モヤモヤ期”は、健康な女性なら必ず通る道です。適度に対策を取りながら、賢く付き合っていきたいものですね。
また、症状がひどい場合には我慢せずに婦人科を受診しましょう。
真面目で何事も頑張りすぎてしまいがちな現代の女性たち。生理前の“モヤモヤ期”と付き合っていくためにも、たまには自分を甘やかしてリラックスした贅沢な時間を過ごしてみることも大切ですよ。
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