意外なことが快眠を妨げていた?なかなか眠れない、寝つけなくなる原因とは
眠りたいのになぜか眠れないという経験はありませんか。体は疲れているし、眠気はあるはずなのに、眠れるよう試しても、また眠れない日が来るなどという人は、何気無い事や習慣が原因かもしれません。
快眠が出来るよう、まずは眠れない原因を知りましょう。眠れない原因はそこにあった、あなたの快眠を妨げる理由をご紹介します。
- 2018-11-28
- nin
次の日朝早いのに眠れない、疲れているのになかなか寝付けない、昨日は眠れたのに今日は寝付けない、寝たはずなのにもう目が覚めた、など生きていれば眠りに関する悩みは誰しもが経験する事でしょう。そして、あまりにも眠れない日が続く人は、“不眠症”になっているかもしれません。
美容もダイエットも、まずは良い眠りをきちんと取る事が大切と言われていますが、眠れない日がよくある人は、それなりの理由が隠れているかもしれません。その眠れない原因は人それぞれですが、ほとんどの人が“生活習慣”や“精神的”なもの、そして“寝る環境”などが原因と言えるでしょう。
まずは快眠法を見つけるよりも、なぜ眠れなくなってしまうのか原因を見つける事が大切なのかもしれません。
ストレスを抱え、交感神経が優位のまま
強いストレスや心の疲労を抱えてしまうと、自律神経を乱してしまいます。自律神経とは、交感神経と副交感神経の2種類の神経系から成り立っており、強いストレスを抱えているという事は、交感神経が優位的に活動をし続けてしまっているという事なのです。
本来交感神経は、日中活動の時に優位的に働く神経で、他にも緊張や興奮している時、そしてこのようなストレスの下にある時に働きます。
夕食を食べ、眠りの準備が出来れば、副交感神経と呼ばれる休憩やリラックスした時に働く神経系が優位的になるのですが、このように心に問題を抱えたままだと、交感神経が優位的に働いた状態のままになってしまい、眠りを誘う事が難しくなってしまうのです。
そして、このような強いストレスにより、あまりにも眠れない状況が続くと、うつ病を引き起こす原因にもなってしまいます。特に考えすぎる性格や、ネガティブ思考、そしてイライラしやすい性格の人は、不眠症になりやすいと言われているので注意が必要です。
誰もがやりがちな悪習慣
SNSなどをチェックしてしまう、スマホやパソコンの見過ぎ
寝る前に、アラームセットやメールチェック程度であれば、そこまで問題はありませんが、寝る前にスマホやパソコンなどを長時間見ている人は、それが眠りの妨げになっている原因かもしれません。
そして他にも、そのスマホやパソコンからのブルーライトの光も眠りを妨げる原因になっており、そのブルーライトの光は紫外線よりも強く、目の奥まで届いてしまう程の光を放ち、角膜などにも悪い影響を及ぼしてしまいます。出来るだけ、眠る1時間前にはスマホやパソコンを見ないようにし、どうしても見てしまう癖がある人は、30cm~60cm程度離して見るようにしましょう。
カフェイン、アルコールを飲みすぎている
ある程度のお酒は眠りを誘ってくれますが、アルコールを摂りすぎてしまうと、かえって眠れなくなったり夜中目が覚めてしまう原因にもなってしまいます。アルコールの摂りすぎは、レム睡眠を妨げてしまうので良い眠りを取る事が出来ず、眠りが浅い状態になってしまいます。
他にも、アルコールには利尿作用の働きがある為、トイレが近くなってしまい、自然と目を覚ます事になってしまいます。
そして、仕事終わりなどでのコーヒーの一杯は眠りを妨げてしまいます。カフェインの効果は長時間と言われており、夕方以降にカフェインを摂ってしまう人は、気を付けるようにしましょう。カフェインはコーヒーだけではなく、紅茶や緑茶、そしてエナジードリンクにも入っている為、夕方以降は避けるようにし、何か温かい物が飲みたい人は、ホットミルクに変えるなど工夫をするようにしましょう。
不規則な生活
寝不足のせいで、お昼に眠気が来て、昼寝や仮眠をしている人や、15時以降のお昼寝をしている人は要注意しましょう。このような人は、なるべくタイマーをかけ、20分程度の仮眠をするようにし、眠りすぎないようにして下さい。
他にも不規則な生活や乱れた食生活は免疫力を下げてしまう為、風邪をひきやすく鼻づまりや鼻炎などになってしまい、寝るときに苦しさを感じてしまうかもしれません。
リラックスの出来ない眠りにくい環境
違う環境
旅行先のホテルや時差ボケ、そして友達の家などは、夜眠れなくなる事があります。本来持つ体内時間と、その土地の時間の差にズレが生じてしまい、夜眠れなくなってしまったり、いつもとは違う環境で寝る為、本能的に警戒をしてしまい小さな物音などでも目が覚め、浅い眠りになってしまいます。
体温変化
熱すぎる湯船に入っていたり、寒い部屋で過ごしていたり、夜に運動を行うなどをすると、寝付きが悪くなってしまいます。人は眠る時に手足が温かくなり、体の内部を下げようとします。ですが、寝る前に体温を温めすぎたり、体の冷やしすぎで布団の中が暑く感じたり、運動で体温を上げてしまうと自然と眠りを遠ざけてしまいます。
人間にとって眠る事はとても重要な事ですが、このような小さな原因がその眠りの妨げになっていたかもしれません。そして、質の良い眠りを取れない事は、美容やダイエットの妨げや精神的にも問題を生じてしまいます。まずは、やりがちな習慣をやめ、眠れる習慣を身につけるよう工夫をしてみて下さい。