スマホ依存に注意!美肌&健康を損なうスマホの悪影響をチェック
電話・メール・情報収集・買い物・ゲーム・電車に乗る・体重管理など、たくさんのコトがスマホ1つで出来るようになりました。非常に便利なスマホですが、依存し過ぎに注意!スマホを操作する時間が長いほど、美容や健康に悪影響をもたらします。どんな影響があるのかをチェックして、スマホの使い方を見直してみましょう。
- 2018-10-30
- 森本悠希
スマホにはデメリットがある
総務省が出している「平成29年版 情報通信機器の普及状況」によると、スマートフォン(以下スマホ)の所持率は71.8%となっています。また、博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所「メディア定点調査2018」を見ると、スマホや携帯電話を操作する時間は1日あたり約103分。
多くの人が、長時間スマホと触れる機会があることがうかがえます。今や10代~20代にとっては「人間関係構築ツール」としても欠かせません。また、30代以上でも仕事でのスムーズな連絡や、日々の情報収集に便利なアイテムとなっています。
電話やLINE、ネットリサーチからゲームやライフスタイルの管理まで、さまざまな物事をこなすスマホを手放せない人も多いのではないでしょうか。メリットが多いスマホですが、デメリットも多く存在しています。
- スマホ特有の操作姿勢
- ブルーライトや電磁波
大きく2つの要素が悪影響をもたらします。美容や健康を著しく損なう場合がありますので、スマホの悪影響をきちんと知っておくことが大切です。
スマホがもたらす悪影響
スマホが健康や美容に与える影響と対処法を見ていきましょう。スマホの害を知って、正しい使い方を心がけたいですね。
スマホ猫背
スマホを操作する際、肩が前に丸まって猫背になりやすくなります。特に、片手でスマホを持って、もう片方でスマホを操作する人は注意が必要。
最初のうちは、きちんと姿勢を正していても、時間が長くなると疲れから猫背なってしまうケースもあります。ずっと猫背を続けていると、スマホに触れていないときでも猫背がデフォルト…なんてことにもなりかねません。
「胸を開いて肩を後ろに」「両腕を後ろで組んでストレッチ」など、自分の姿勢に意識を向けるようにすると○。
猫背は顔のたるみや二重あごの原因になると言われています。スマホで美容情報を徹底リサーチしていたら、老け顔になったなどということがないようにしたいですね。
また、猫背は肩こりも引き起こします。スマホを操作中は、同じ姿勢で固まりやすいので、肩回し体操などを取り入れましょう。
スマホ指
近年問題視されているのが、スマホの使い過ぎによる指の変形です。スマホの下部を指の関節で支えている場合、その部分に負担が蓄積して変形すると考えられています。しかし、「スマホの使い過ぎくらいで指が変形するのは考えにくい」とする医師も。
絶対に変形するわけではありませんが、指に負担をかけ過ぎて痛みが出る可能性は否定できません。長時間同じ指で支えずに、指や持つ手を変えて操作すると良いでしょう。
目や脳にダメージ
スマホをはじめとする電子機器は電磁波を発しています。電磁波は脳腫瘍になるリスクが2倍~4倍にまで高まると言われています。
また、怖いのは電磁波だけではありません。スマホの画面が発するブルーライトは、目への刺激が強いため、眼精疲労や痛みの原因になります。
1時間スマホを操作したら15分休憩をはさむのがおすすめです。目の周りを指でやさしくマッサージしたり、目を閉じて何も考えない時間を作って脳を休めましょう。
ブルーライト日焼け
ブルーライトがもたらす悪影響は、眼精疲労だけではありません。ブルーライトは非常にエネルギーが強く、肌の色素沈着の原因になります。日本ロレアル株式会社の研究では、紫外線B波よりも色素沈着を生じさせ、しかも消えにくいという結果に。
スマホ用画面フィルムや日焼け止めなど、ブルーライトカット効果が期待できるアイテムを活用するのがおすすめです。また、スマホそのもののブルーライト機能を下げておくのも良いでしょう。
iPhoneなら設定→画面表示と明るさ→Night Shiftで色温度を「暖かい」に設定を。Androidなら、ブルーライトカットアプリをインストールしましょう。
表情が乏しくなる
スマホの画面を見ているとき、あなたはどんな表情をしていますか?映画やドラマを視聴していれば泣いたり笑ったりするかもしれません。
しかし、情報リサーチに没頭しているときは、無表情でいることが多いのではないでしょうか。無表情になると、顔の筋肉はゆるんだ状態に。顔全体がたるむ原因につながります。特に注意したいのは、口角。口元のゆるみで、口角が下がって口元や頬がたるんでしまいます。
画面を見ているときも、口角をきゅっと上げるように意識しましょう。休憩を挟むときは、ゆっくりかつ大きな動きで「あーいーうーえーおー」と口を動かしましょう。表情筋のトレーニングができるので、顔のたるみ予防に効果的です。
睡眠の質の低下
スマホのブルーライトは、目や脳を刺激してしまいます。それにより寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなったりする可能性があります。睡眠中はアンチエイジングホルモンと言われる「成長ホルモン」が分泌されます。
成長ホルモンは、細胞ダメージを回復させるのに欠かせないホルモンです。睡眠の質が低下すると、成長ホルモンがきちんと分泌されずに、肌荒れやしわの目立つ老け顔になりかねません。
睡眠の30分~1時間前はスマホを操作しないで、リラックスタイムを設けましょう。布団に入って電気を消した後に、スマホを操作するのは絶対にNGです。
使いすぎに注意してスマホとうまく付き合おう
美容雑誌を買わなくても、最新の情報をチェックできたり、独学で行っていたヨガや筋トレを動画で確認できたりと、スマホにはメリットが多く存在します。体重や食事の管理ができるダイエット用お役立ちアプリや、家計簿アプリなども女性にとってはうれしいですよね。
「1日の使用時間が長くならないようにする」「長時間使うときは休憩をはさむ」を基本に、美容・健康を損なわないよう上手にスマホと付き合っていきましょう。
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教育、出版業界を経てフリーライターに。スタンダードな美容法からマニアックな健康法まで、情報収集・実践するのがライフワーク。キレイ&健康でありたいと願う女性をサポートできる情報を発信していきます。