お肌の赤みのケア注意点
肌の赤みをケアする場合、毛細血管が拡張して赤くなっているのか、ニキビ跡の炎症や脂漏性皮膚炎や肌荒れの痕が残って色素沈着し、赤くなっているのかを正しく見極めることからはじめましょう。
毛細血管が拡張して赤くなるときは、顔全体の血流を良くするために、マッサージをしたり、蒸しタオルで温め、冷たいタオルで冷やす、という温冷マッサージをしたりすることで赤みを目立たなくすることができます。
ニキビ跡などが原因で、色素が沈着して赤くなっている場合、まずはお肌のターンオーバーがきちんとできるよう、つまり古い角質が正しくはがれていくようにお手入れすることです。
ピーリングなどで新しい肌を出すのは適切な処置であれば効果がありますが、何度も繰り返したり、ターンオーバーを無理に早めたりするようでは逆に肌を傷めてしまいますから注意が必要です。
お肌が薄くなる要因とケア
肌が薄くなることを「菲薄化(ひはくか)」といいますが、その原因はひとつではありません。
40代以降に肌が薄くなるのは、肌の奥深く、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが不足してくるため、表皮が正常につくられず、そのまま押し上げられてしまうため、皮膚表面が薄くなってしまうのが主な原因です。
それに対し、若い女性の菲薄化は間違えたスキンケアや、紫外線などの刺激、アレルギーなどが原因で、真皮層には異常がないことがほとんどです。
ですから若い女性の場合は、肌が薄くなって毛細血管が透けて見えたり、顔の赤みが気になったり、肌が薄くなってヒリヒリした痛みや痒みがあったりしても、適切なお手入れによって解決することが多いのです。
脂っぽく感じる、ニキビが気になる、など何かが気になるとつい洗いすぎてしまうと、お肌が物理的に薄くなってしまいます。
メイクはきちんと落とさないといけませんが、その場合も負担をかけないよう意識をして下さい。
健康なお肌には皮脂が存在し、お肌を守ってくれています。
お肌が薄くなってしまっている人は、皮脂の存在を意識して洗い過ぎないようにして下さい。
肌はできあがったらそのままというわけではなく、常にターンオーバーという新陳代謝を繰り返しています。
新しくできる皮膚を正常で健康な肌にすることで、今薄くなってしまっている肌も、徐々に改善されていきます。
無理なダイエットや食生活の乱れによって皮膚のターンオーバーが正常におこなわれないということもありますから、身体の内側からしっかり栄養を提供してあげて下さいね。