EGF、FGF化粧品の基本ポイント
お肌の若返り物質としてアンチエイジング業界から注目を集めているのが、EGFやFGFと呼ばれる成長因子です。
それでは一体これらの成長因子が含まれた化粧品はどのような効果を発揮するのでしょうか?
また、化粧品を購入する時のポイントや使用する際の注意点など、今回はEGF、FGF化粧品の「基本のき」をお伝えいたします。
EGF、FGFを含む化粧品
EGFは上皮成長因子、FGFは線維芽細胞成長因子と呼ばれており、どちらも人成長ホルモンを活性化させる事で、肌細胞の再生と代謝を促して、健康的でみずみずしいお肌を維持させる働きがあります。
特にハリやたるみ、シワ、シミなどの加齢に伴う肌トラブルに効果的で、お肌の弾力や潤いを改善する効果を持っています。
日本には「日本EGF協会」が設置されており、一定基準を満たしたEGF、FGF化粧品にのみ協会認定のシールを表示する事が認められています。
一定濃度以上のEGF、FGFが配合されており、安全性や品質を満たしているので、選ぶ際の目印にすると良いでしょう。
EGF、FGFを含む化粧品のチェックポイント
それでは、EGF、FGF化粧品を選ぶ際、認定シール以外ではどのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。
チェックポイントは「表示の確認」と「EGFとFGF両方の配合」です。
・表示の確認
まずは化粧品にきちんとEGFやFGFが配合されているかどうかを確認しましょう。
ここで注意したいのが、成分表示にはEGFやFGFといった表記はされていない場合があるという点です。
EGFは「ヒトオリゴペプチド-1」、FGFは「ヒトオリゴペプチド-5」「ヒトオリゴペプチド-13」というように表記されているので、これらの表示があるかどうか確認してください。
中にはEGFやFGF本体ではなく擬似物質が配合されている場合もあるので、注意してくださいね。
・EGFとFGF両方の配合
EGFとFGFはそれぞれ異なる働きを持っています。
EGFは皮膚表面の細胞に作用し、FGFは皮膚の土台である真皮の層を活性化させます。
EGFとFGFの両方が配合されている事で、お肌全体の代謝を高め、細胞を健康的に維持する事が出来るのです。
化粧品を選ぶ際は、EGFとFGFの両方が配合されている物を選ぶようにしましょう。
使用時の注意点
基本的にEGFやFGFなどの成長因子成分は、必要量だけが細胞に作用して効果を発揮するので、塗りすぎなどによって肌トラブルを引き起こす事はあまりありません。
しかし敏感肌やアトピー性皮膚炎など刺激に弱い肌タイプの方は、注意が必要です。
肌細胞が成分に過剰に反応してしまい、かゆみやニキビなどの肌トラブルを呈する可能性があります。
肌質が弱い方は、パッチテストをしたり、少量ずつ塗布して様子を見たりして細心の注意を払って使用してください。