頑張っても”痩せない…”のはこのせい?ダイエットがうまくいかない理由4つ
ダイエットしてもなかなか痩せない、思うような結果が出ない、という人は、もしかしたら原因があるのかも。今回は、エステ講師の筆者が考えられる原因をご紹介します。
- 2017-07-04
- 坂本雅代
1.「モナリザ症候群」かも?!
近年、話題になっている“モナリザ症候群”をご存知ですか? “Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activity”の頭文字を取ってつけられた名前なのですが、自律神経が乱れていることにより、食べていないのに太る症状が出てしまうとされています。
活動している時に優位に働くはずの交感神経の働きが鈍くなってしまうため、脂肪を燃焼させる働きが低下してしまうのだそう。
夜更かし、不摂生、寝る前のスマホ、ストレスなどは自律神経が乱れる大きな原因です。
肥満傾向にある人の約7割はモナリザ症候群だともいわれており、頑張っているのになかなか痩せないという人は、まずは規則正しい生活で生活の土台を整えてみるといいかもしれません。
2.腸内環境が悪い
人間の腸に存在する100兆個以上の腸内細菌は、大きく善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類に分けられ、総称して腸内フローラと呼ばれます。
この中に存在するのが、“ファーミキューテス(デブ菌)”と“バクテロイデス(ヤセ菌)”。
デブ菌は必要ないものを体に溜め込もうとする働きを持っていて、ヤセ菌は脂肪細胞への脂肪の蓄積を防ぐ働きを持っているため、食べても太らない痩せ体質になるとされています。
そのため、同じ食生活でもデブ菌の比率が優勢になっている人は太りやすい体質、ヤセ菌が優位に働いている人が太らない体質なんです。
理想的なバランスは“デブ菌4:ヤセ菌6”。デブ菌にも働きがあるのでゼロがいいわけではないのですが、肥満傾向にある人はヤセ菌よりもデブ菌が多いそう。
食べたもので腸内環境は毎日変化するので、デブ菌を減らし、ヤセ菌が増える習慣をつけましょう。
水溶性食物繊維、生の酵素、発酵食品、オリゴ糖などを毎日摂りましょう。
3.省エネ体質
痩せてリバウンドをして、を繰り返している人も多いと思いますが、ダイエットを繰り返すと“痩せにくい体質になる”と聞いたことはありませんか?
急激な食事制限で痩せた体は、少ないエネルギーでも生きていけるように慣れてしまったため、食事を戻した途端にリバウントすることが多々あります。
100必要だったエネルギーが80になり、体が80に慣れたのに100に戻したら、20過剰になりますよね。そのため、元の体重に戻っただけでなく、太りやすくなってしまうんです。
省エネ体質になってしまった痩せない体は、100以上のエネルギーが必要になる生活をしましょう。
入浴やエクササイズなどでカロリーを消費するほか、夏も内外から冷え対策をしっかりして代謝を落とさないで。
4.なんだかんだ食べている
食事制限しているのに全然痩せない……。こういう方にお食事ノートをつけてもらうと、なんだかんだ間食が多いことがよくあります。
授業中や仕事中にお腹が鳴ってまうから、とちょこちょこパンや栄養補助食品で空腹を満たしてたり、三食は制限しているから、と夜のデザートをOKにしていたりする人も。
ファイブファクターダイエットなど、1日5食をとるダイエットもあるので、食事の回数が増えても悪いわけではありません。
ただ、三度の食事で頑張っても、間食が多くては結局プラスマイナスゼロになってしまいます。
200kcalの間食を30日間摂れば、6,000kcal。消費カロリーを6,000kcal上回れば、約1kg太る計算です。
間食がやめられないならおやつの内容を見直したり、三食の食事制限がストレスが溜まったりお腹が空いたりしてしまうのなら、ヘルシーな食材でかさ増しするなど、ダイエット法を見直すことも検討してみてはいかがでしょう。
続けられる方法を見つけることが、ダイエットが成功する秘訣ですよ。
いかがでしたか? 努力が報われないとダイエットも諦めてしまいがちですよね。思うように痩せないのは、土台が痩せにくい状態なのかもしれません。今後のダイエットの参考にしてくださいね。