これも「寝不足」が原因?!身体からの”アラーム”に注意して!

LIFESTYLE

これも「寝不足」が原因?!身体からの”アラーム”に注意して!

目の下のクマ、疲れは寝不足による典型的な寝不足による悪影響です。でもそれだけではありません。もっと体から出ているアラームがあります。寝不足によるいろいろな変化を見てみましょう。これが起こると寝不足を疑ってみましょう。

「寝不足」が引き起こすこと

shutterstock_352724954

寝不足は、身体に悪い影響を与えます。よく寝ていないと、周りの人にも「あれ?疲れているの?」と思われたり聞かれてしまうほど顔も出てきてしまいます。目の下が腫れたり、クマができたり。でもこれだけではなく、もっとたくさんの問題を起こします。

「寝不足」は、本当に大きな問題です。イギリスの研究で、イギリス人の60%の人は、寝不足だと発表されました。ヨーロッパに比べて日本人は仕事量や時間が長く深夜まで開いている店もたくさんあるので、寝不足になりやすい生活をしています。

寝不足の状態が続いてしまうと(最低7時間は寝るようにしましょう)、健康の上でとても重大な悪影響を受けてしまいます。また最近の研究では寝不足を続けていると心臓にもリスクを受けることがあり、思わぬ事態になることも発表されています。

American Heart Associationでは、寝不足と心臓の関係についての研究結果報告をし、寝不足と悪い生活習慣が一緒にどんどん心臓への負担をかけることわかりました。寝不足はそれ以外にもいろいろな悪影響を及ぼします。

  • やる気のなさ
  • 目の下のクマ
  • 集中力の低下  これらは典型的なアラームです。ではこれ以外のアラームを見てみましょう。

1. 判断力が低下する

shutterstock_328399034

寝不足は、コントロール(自制)を失いやすくします。Clemson大学の研究で寝不足が続いている人は、怒りっぽくなったり、注意散漫になったりすることが多いと言われています。それに加え、判断力が低下し、決めることができなくなるのです。

同大学の精神科医June Pilcher先生は、このように説明しています。「寝ると言う事は、自分をコントロールする能力を左右します。」

2. 鍵をどこに置いたか忘れることが多い

shutterstock_294322772

記憶力にも影響及ぼします。これは小さな事柄、重要な事柄などに関係なく起こります。例えば、冷蔵庫の中の牛乳がなくなったことを忘れてしまったり、物を無意識に置いて毎回慌てて探したり…。もっとしっかりと記憶力を高めて集中しないといけません。

脳の働きを強化して、しっかりと覚えたことや行動したことを後に思い出す能力を持つことが必要です。私たちが起きているときに覚えた事は、寝ている間に頭の中で整理する仕組みになっています。

研究でも、寝不足は私たちの記憶力を低下させるとわかりました。それは小さな物事も大きな物事でも同じように起こってしまいます。

3. 怪我をするリスクが増える

shutterstock_318088595

集中力のレベルがどんどん寝不足によって落ちてしまいます。そのため、一つ一つの行動に不注意が起こりやすくなります。バランス感覚を失いやすくなったり、反射神経も鈍くなります。

National Sleep Foundationによると6時間の睡眠またはそれ以下になると、自分で怪我をしたり、気づかぬ間のアザが増えることがあると言っています。もし、体にあざがあったら寝不足を疑ってみましょう。

4. 風邪をひきやすくなる

shutterstock_174201548

風邪は、いろいろな原因で私たちに襲ってきて、健康状態を悪くします。そのうちの1つが睡眠不足です。睡眠不足になると、免疫能力が下がり、感染症などに対してとても弱くなってしまうのです。

Archivia of Internal Medicineの研究では7時間またはそれ以下の睡眠を続けている人の感染症にかかるリスクは、8時間睡眠する人に比べて「3倍」も高くなることがわかりました。

私たちの免疫機能は「サイトカイン」という1種のタンパク質で、睡眠と関わる成分を寝ている間に作り出し、放出することから成り立っています。このタンパク質が感染症や炎症にかかった時に増えなければいけません。質の良くない睡眠や睡眠を少ないと、「サイトカイン」のレベルが低下してしまい、病気にかかりやすくなってしまいます。

5. 性的欲求が低下する

shutterstock_70063870

最近、性的欲求が落ちてきた。また、相手があまり性交渉を持ちたがらないと悩んでいる人は、「睡眠不足」ではないか考えてみましょう。

5時間以下の睡眠では、集中力やエネルギーが急激に落ちて、性欲も低下すると研究でわかっています。疲れているから、性交渉をしないのも1つの理由かもしれませんが、ただ疲れているだけではなく「睡眠」が大きく関わっていることを考えるようにしてみましょう。

睡眠が良くないことは、性ホルモンのバランスを崩すことを意味し、特に男性にとっては大きな問題となります。また生活習慣が悪くなることも性欲に悪い影響を及ぼします。

6. 気分が浮かないことが多い

shutterstock_274899503

寝不足が続くと、気分が良くないことが多くなります。気分の浮き沈みが激しくなり、気持ちに安定感がなくなります。

寝不足だから鬱になる。どちらが先なのかは人にもよりますが、寝不足は鬱になったり落ち込んだりする原因と言われています。

shutterstock_140850613

睡眠不足からくる体の変化をすぐに感じ取り、ゆっくりと質のいい睡眠をする工夫をしてみませんか?

これも「寝不足」が原因?!身体からの”アラーム”に注意して!

この記事をSNSでシェア

この記事を読んだ人におすすめ

Maki.C

Maki.Cイタリア在住ライター

通訳・翻訳家。ヨーロッパで発信されている流行やトレンドを一早くキャッチするために日々情報収集しています。ヨーロッパ発の健康法やライフスタイルで心から健康に美しくなれる方法を毎日を忙しく過ごしながら、おしゃれ・恋愛・仕事に励む女性にお届けしています。