「幸せ」なのは「笑っているから」。

精神科医の間でもよく言われていること。「幸せ」なのは「笑っているから」。
そう。今まで思っていた「幸せ」だから「笑っている」とは反対なのです。エンドルフィンだけでなく、笑うことで幸せになるためのものがどんどん作られます。もっと楽しく毎日を過ごすためのアドバイスを見てみましょう。

笑う事は、意外と大人にとって真面目な問題です。精神科の医師たちも「笑う」ことはとても良いことだと言っています。「笑う」という行為は、私たちを「幸せ」にしてくれます。もっと、「理屈もなし」に笑えるようにならないといけません。

高校生だった頃、「箸が転んでもおかしい年頃」なんて表現をされるほど、すぐに笑っていませんでしたか？でも今は、笑うことに対してとても億劫になってしまっていませんか？

イタリア・ラツィオ州の精神科医Pierluigi Marconato 先生は、笑いに対してとても熱心に研究をしている1人です。彼は、とても真面目そうに見える人なのですが、笑わせることを治療にも真剣に取り入れています。

この先生のアドバイスに従うと、少し幸せと近づくことができます。

ではまず、本題に行く前に自己評価をしてみましょう。1から10の中で今のあなたはどのぐらい幸せ度を感じていますか？

• 10は、幸せの絶好調で言うことナシ！
• 1は、微笑むことさえできないどん底の状態です。

まずは今のこの時点で感じる幸せ度を書いてみましょう。幸せになるための5つの行動を試してみると、40日後の自己評価が今よりもはるかに良くなっているはずです。

では、早速幸せになるための5つの行動を見てみましょう。

1．「笑う」とは？

私たちは「幸せ」だから「笑ってる」と考えています。ですが、実は反対です。「笑う」から「幸せ」なんです。これからは、考え直してみる必要があります。何か楽しいことが起こったら、笑えますよね。すると、どんどん幸せな感覚になります。

「幸せ」な感覚は、「笑う」ことから作られていきます。つまり笑っている間、エンドルフィン（幸せを感じさせるホルモン）を作り出し、「あー楽しい！幸せ」と口から言葉が出てくるのです。

まずは、笑えるシチュエーションを探すようにしましょう。初めは難しく感じることもありますが、笑う事は即効性のある薬のようなものです。

2．理屈なく「笑って」みよう！

私たちが「笑う」時、何か面白い話を聞いたからなど、理由があります。でも、幸せになりたいのなら、何もなくても笑えるようにしないといけません。何もなくても笑っているとエンドルフィンは変わりなく作られ、気分が良くなります。

そう。今回の課題は「何もなくても笑うこと」。

1995年インドの医師Madan Kataria先生が広めた「笑いのヨガ」を知っていますか？これは理屈なしに笑う方法で顔の筋肉を使い、笑っている時のようにします。

現在のイタリアではどこでも笑いのヨガ教室が見つかるほど人気があります。レッスン中の1時間はずっと笑っています。始めは笑うことを再現してマネすることから始めます。呼吸をしっかりしましょう。こうすると、少しずつ笑いが本当にあなたのもとにやってきます。

パートナーや家族と行うと楽しいですよ。みんなで幸せになり、笑いが笑いを生み出す、幸せの連鎖を生み出します。

3．うまくいかない時は鏡を見て、笑おう！

辛い時期は必ずあります。物事がうまくいかず笑うことができない時もあります。でも、そんな時ほど勇気を振り絞って笑ってみましょう。

うまくいかない時に自分で問いかけたいことがあります。「もし、私の親友が私の立場になったらどんな言葉をかけてあげるだろう」そこで浮かんだ言葉は自分にとって大切なアドバイスとなります。

4．成功した時は「感謝の気持ち」を表現しよう！

感謝の気持ちを表現することは、幸せになるためのとても効果的な方法です。
まず練習してみましょう。

一度、あなたの人生においてポジティブな影響を与えてくれた人のことを考えてみてください。その人は過去に出会ったことがある人かもしれませんし、今現在、身近にいる人かもしれません。先生、親戚、友達などいろいろ浮かぶ人もいるかもしれません。

どうして、その人のことが頭に思い浮かんだのか考えてみましょう。
どうして、ポジティブな影響をくれたのですか？その人に対して何が私をポジティブにしてくれたのか？
ということを考えると、感謝の気持ちがはっきりと出てきます。

もし、手紙やメールをかける人なら、一言でもいいのでその気持ちを伝えてみましょう。この感謝の気持ちを伝えると相手もあなたに感謝の気持ちを持って返してくれます。

5．今あるものに喜び、足りないものに悲しまない

それぞれ人は「持っているもの」、「持っていないもの」が違います。これを乗り越える秘密は、見方を変えること！

まずは自分が何を持っていて、何を持っていないのか考えてみましょう。紙にいろいろと書いてみるのも1つです。

真っ白な紙の真ん中に小さな円を描きその中に「自分の持っているもの」を書き並べていきます。40日間この円を少し大きな円で囲みながら1つずつ自分の持っているものを書き足していきます。

色鉛筆を使って円を描いていくと、40日後には大きな円の虹が紙いっぱい、広がります。