話題の「スーパーフード」

『スーパーフード』は、1980年代頃のアメリカやカナダの食事療法を研究する医師や専門家の間で、有効成分をとても多く含む食品に対して名付けられ始めました。「最近になって『スーパーフード』という言葉を初めて聞きた」そんな方もいらっしゃると思いますが、実は40年近く昔からそう呼ばれていたのです。

有名なものでは、アサイー、チアシード、キヌア、カムカムなどがあります。アサイーなんかはモデルさんが飲んでいたりして、一時期ブームになったり、アサイーボウルなんかで食べたことがある方は多いのではないでしょうか？

そこで、最近話題になっているのが「アマランサス」です。スーパーフードの中でも、何種類か分類がありますが、アマランサスは穀物スーパーフードと言われ、穀物です。もちろん、調理法にもよりますが、アサイーのようにスムージーの中にたっぷり入って美味しく飲めるというような感じではありません。

ですが、アマランサスはスーパーフードと呼ばれているだけあって、驚くべき栄養が含まれているのです。

「キヌア」を超える？「アマランサス」の魅力とは？

「キヌア」は成城石井さんなどでも扱い始め、かなり浸透してきたスーパーフードだと思います。「キヌア」という名前の短さや、呼びやすさもあったかもしれません。ご存知の方も多いかもしれませんが、「キヌア」は穀物スーパーフードです。そう、今回の主役『アマランサス』も穀物スーパーフードです。この『アマランサス』は、「キヌア」を超えるとも言われています。そんな、『アマランサス』の凄さを紹介していきます。

こんなにたくさん栄養がある！

『アマランサス』は白米と比べて、鉄分とマグネシウムが約10倍、亜鉛が約4倍、カルシウムが約32倍、カリウムが約6倍、食物繊維が約5倍も入っています。さらに、ダイエット中や、健康志向の方には嬉しいグルテンフリーです。アレルギー反応も少ないことでも有名。宇宙食にも使われるくらいですから、やはりたくさんの栄養があり、多くの人が食べれる食材なんですね！

味の特徴は？

『アマランサス』をそのまま食べると、少し苦味を感じるかもしれません。しかし、『アマランサス』はそれだけで食べるには小粒なので、お米の代わりに食べるというよりは、お米に混ぜたり、トッピングにして食べるのがほとんどです。なので、そこまで味に関しては食べにくいということはないと思います。

しかも、安心なのは国産のアマランサスが販売されていますので、安心して食べることができます。なんとなく外国産は…という方にもオススメです。

『キヌア』と『アマランサス』を比べてみました。

キャッチコピー

キヌアは、NASA（アメリカ航空宇宙局）が21世紀の主要食と評価していているので、21世紀の主要食とよく言われます。それくらい高い栄養を持っているんですね。アマランサスは、WHO（世界保健機構）が未来の食物と評価しています。こちらも、栄養の高さからついた名前です。アマランサスもキヌアと同様にNASAで宇宙食として使われています。さらに、豊富な栄養が含まれていることからスーパーグレイン（驚異の穀物）とも呼ばれています。どちらのスーパーフードも栄養の多い玄米に比べて、栄養成分が多く含まれています。

栄養の多さは？

美肌に効果があると言われている成分のビタミンＢ2,6は、Ｂ2はキヌアが多く、Ｂ6はアマランサスが多いです。さらに、ダイエット効果はどちらにあるかというと…カロリーはキヌアが若干少ないですが、ほとんど変わりません。また、炭水化物が分解され糖に変わるまでのスピードを現した数値であるGI値は、キヌアが35、アマランサスが45と若干キヌアの方が低いです。ちなみに白米は81ですので、どちらも低GI食品と言えると思います。

さらに、食物繊維もキヌアの方が多いので、もちろんどちらもダイエットにいいのですが、若干キヌアの方がダイエット向きかもしれません。しかし、アマランサスにはカルシウムやミネラルが豊富に含まれているんです。カルシウムはキヌアの約3倍、マグネシウムは約1.3倍、リンは1.2倍入っています。カルシウムやミネラルが豊富なので、忙しく食生活の不安がある現代人にはとてもニーズのある食材ですね！

同じ穀物スーパーフードですが、キヌアと違い、多くのカルシウムやミネラルを含んでいるアマランサス。ご飯やサラダに少しトッピングしてみたり、スープやパンに混ぜてみたりと、調理の幅も広いのが特徴。少し時間のあるときは、いつものご飯にプラスしてみてはいかがでしょうか？徐々に少しずつですが、続く健康、続くダイエットの手助けになってくれると思いますよ！