毛穴開きの種類

1．汚れ詰まり毛穴

毛穴の黒ずみが目立つ、触るとザラザラしているのが特徴です。洗顔後の保湿が不十分でお肌が乾燥し、過剰に皮脂を分泌してしまうとおこります。また、メイク落としや洗顔が足りず、お肌に汚れが留まっていることも原因です。

2．たるみ毛穴

毛穴が縦長の楕円形状に拡がって見えるのが特徴です。加齢と共に起こるお肌のコラーゲンやエラスチンの減少が原因です。また、表情筋の凝りや代謝力の低下などでも起こります。

3．帯状毛穴

たるみ毛穴が進行し、開いた毛穴が連結して、シワのような状態になっているのが特徴です。たるみ毛穴と同様の原因に加え、乾燥が主な原因です。

4．ニキビ毛穴

毛穴にニキビがいくつもできてしまっているのが特徴です。毛穴に溜まった古い皮脂や角質、汚れが酸化することでお肌のpHバランスが崩れ、ニキビの原因菌が増殖してしまうことが主な原因です。

毛穴開きのお手入れ方法

1．ビタミンC誘導体配合の化粧水を使う

ビタミンC誘導体は、肌を保湿することでハリを与えてキメを整えます。開いて目立つ毛穴の手当だけでなく、肌のお手入れに積極的に取り入れましょう。そもそも、ビタミンＣ誘導体とは何でしょうか？もともとビタミンＣには、美白やエイジングケアの効果があります。しかし、ビタミンＣはお肌への浸透が悪く不安定（壊れやすい）という側面がありました。それを改良し、お肌への浸透力を格段にアップさせたのが、ビタミンＣ誘導体です。

2．定期的にピーリング洗顔を行う

ピーリング洗顔とは、肌表面の古くなった角質を、洗うことによって取り除く角質ケアのひとつです。開き毛穴が目立つ方は、一度お手入れに取り入れてみてはいかがでしょうか。この際、気をつけていただきたいことは、ゴシゴシとこするタイプのピーリング剤はお肌を傷つけるので、洗い流すタイプのジェル状のものを使いましょう。

3．丁寧に洗顔をする

皮脂は、お肌を乾燥や雑菌から守るために毎日出ています。だから、皮脂による毛穴の開き対策には毎日のセルフケアは必要不可欠なのです。毎日のお手入れの中でも、余分な皮脂を取り除く「洗顔」は特に大切です！

洗顔の本来の目的は、「皮脂やほこり、汗などの汚れを洗い流すこと」なので、毛穴が開きやすい方は毎日の洗顔を丁寧に行うよう心がけましょう。

4．セラミド入りの美容液を使う

毛穴の開きには、お肌にハリを与えるのと同時に、潤いを与える保湿のお手入れを行うことも大切です。毛穴の開きは過剰な皮脂が主な原因ですが、過剰な皮脂を出さないためには、保湿をして肌の水分量を上げることがポイントです。保湿成分には、さまざまな種類がありますが、オススメはセラミドです。

多くの保湿美容液に含まれている成分のうち、コラーゲンやヒアルロン酸は分子量が大きいことから、皮膚の内部にまで浸透することはできません。これに対してセラミドは表皮の1番上の層である角質層に存在する保湿成分なので、この層までならお肌に塗っても浸透できる可能性があります。そのためセラミド配合化粧水や美容液は、非常に高い保湿効果が期待できるといわれています。

メイクで毛穴を目立たないようにする方法

1．光の反射効果のある化粧下地を使う

毛穴がボコボコしていると、つい化粧下地などを厚塗りして毛穴全部を埋めてしまいがちなのですが、これでは毛穴が消えるどころか化粧崩れを起こしやすくなり、反対に毛穴が目立ってしまいます。毛穴を隠すには、光や影を使って視覚的に消してしまうという技があります。そこで使いたいのが光の反射効果のある化粧下地です。

2．鼻周りの毛穴をしっかり消したい場合

普通の下地でも毛穴を目立たなくすることができますが、もっとしっかりと毛穴を消したという人は毛穴専用の下地を使うと綺麗に仕上がります。毛穴専用の下地は皮脂吸着パウダーなどが配合されているため、皮脂分泌を抑えてくれ、化粧崩れも起こしません。それに肌をフラットにしてくれるので化粧ノリも綺麗になります。

3．薄付きファンデーションを密着させて光を調整する

リキッドファンデーションがオススメです。美容液の入ったリキッドファンデーションは光を均等に反射させることができるので、毛穴のないなめらかなツヤ肌に仕上げることができます。リキッドファンデーションにも塗り方があり、化粧下地と同じ方法です。

ファンデーションを塗ったあとに顔全体を手のひらでプレスすることで、お肌にしっかりとファンデーションが密着します。

毛穴の開きは、肌トラブルを抱える人たちにとって、今や性別や世代を超えて上位に挙げられる悩みのひとつとなっています。この問題を瞬時に解決する特効薬はありませんが、誰にでもできて、確実に効果をあげる方法はあります。また、緊急の場合は、メイクで毛穴をキレイに隠してデートやオシャレを楽しみましょう。

※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。