冬のエイジングケアの重点ポイント！

真冬のこの時期は、１年のうちでもっとも気温と湿度が低く、乾燥する季節です。この時期は、地域にもよりますが、屋外では５０％～６０％程度まで湿度が下がります。さらに屋内では暖房機器の影響で、湿度はなんと２０％程度にまで下がるといわれています。お肌にとって最適な湿度は６０％～６５％ですので、冬の環境がお肌に大きく影響してきます。

また、この季節は、皮脂の分泌が少なくなってしまうので、お肌の水分を守ってくれる皮脂のバリアをきちんと作ることが出来なくなってしまいます。皮脂のバリアがないと、大切なお肌の水分が蒸発してしまって、お肌が乾燥してしまいます。このため、真冬のお肌は水分量も皮脂量も低下し乾燥しています。

さらに、寒さにより毛細血管が収縮するので、血行が悪くなってしまいがちです。血行が悪くなると新陳代謝も悪くなるので、お肌が乾燥するだけでなく、お肌の衰えを早める原因になります。冬のエイジングケアは、保湿と血行促進に重点を置きましょう。

保湿なくして、冬のエイジングケアは語れない！

保湿ケアは毎日行わないと意味がありません。 しかし途中で面倒になり、 ササっと簡単にお肌のケアを終わらせてしまう場合も多いと思います。 そうすると、お肌の奥までしっかりと潤わなくなってしまいます。 次の３ステップを押さえれば、毎日でも続けられて、 お肌の奥までしっかりと潤す保湿ケアができます。

1．保湿する前に余分な角質を取り除く

たっぷり化粧水をつけても、余分な角質が残っていると、 お肌の奥まで化粧水が届かず、潤いを与えることが出来ません。 まずは、しっかりと角質を落としてあげるようにしましょう。 化粧水をつける前に、拭き取り化粧水でいらない角質をオフすると簡単です。 また、ピーリング剤での角質ケアは、お肌を痛めてしまいがちなので、 洗い落すタイプのジェル状のものがオススメです。

2．化粧水とクリームやオイルのダブル使いで、お肌の奥までしっかり保湿

保湿力の高さを考えて美容成分の高い化粧水を使うのも良いですが、 少し値段が高いと、どうしてもたっぷりと使うのに躊躇してしまうことはありませんか？ けれど、お肌の奥まで潤すためには惜しみなく使える化粧水でなくてはいけません。 そこで使いたいのが美容オイルです。 化粧水と美容オイルを上手に使って肌の奥まで潤いを与えましょう。

• 化粧水は手でプレスしながら、お肌にしっかりと２回つけていく
• 化粧水に美容オイルを混ぜ、少しずつ顔全体にプレスしながらつけていく

美容オイルは、今ブースターとしても使われています。 美容オイルを化粧水に混ぜて使うことで浸透率もアップしますし、 油分で適度な油膜も作ってくれるので、乾燥しやすい冬にはオススメのアイテムです。

3．水分蒸発予防は保湿力のあるクリームで

せっかくたっぷりと肌の奥まで化粧水を浸透させても、水分の蒸発を予防しなくては意味がありません。 だから、使うクリームは保湿力のあるものを選びましょう。 これをたっぷりと使うことで、水分蒸発を防ぎます。 クリームのつけ方にもちょっとしたポイントがあります。

• 手のひらにクリームをのせて、少し体温で温めてから顔全体につける
• 目元や口元など乾燥が気になる部分は、指で軽く叩きこむようにして重ねづけをする
• 寝る直前に再度、クリームを顔全体につける

ポイントはこの「寝る直前に再度クリームをつけること」です。寝る直前に入浴をする人はいいのですが、 スキンケアをしてから少し時間が経つと、クリームが肌に浸透している場合があります。 寝る前に再度、潤い効果や水分蒸発防止効果のあるクリームをつけることで、 寝ている間も美容ケアができるのでオススメです。 また、クリームがベタつく人は、乳液を使うか、クリームに化粧水を混ぜて乳液状にして使いましょう。

血行促進を高めましょう！

顔の体操をすることで血行促進がはかれます。 マッサージもいいですが、下手にやるとお肌のシワの原因になる場合があります。 やり方は、「口の中に軽く空気を入れて口を閉じ、左右の頬を交互にふくらます」というだけです。 あまり強く「プーッ」とふくらませる必要はないです。 空気を、左右の頬に交互に軽く行き渡らせるような形でやればOKです。

そして次に、今度はその空気を、上下に動かすようにしてみましょう。 鼻の下と唇の下を、交互にふくらませていくのです。 たったこれだけの動きでも、空気の圧力が筋肉を適度に刺激するため、血行促進効果があるのです。 空気を左右や上下に交互に動かすのに慣れてきたら、交互に動かす運動をスピードアップすれば、 さらに高い効果が得られます。

寒い冬、お肌をしっかりとケアして、老化を最小限に食い止めましょう。 お肌のコンディションが良いとキメも整いますので、化粧のノリも良くメイクも楽しくなります。 ぜひ、実践してみて下さい。ビックリする程の効果が期待できます。

※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。