「眼精疲労」を克服して”目ヂカラ”を取り戻そう!
「眼精疲労」とは、目の疲れが慢性化し、なかなか回復しない状態です。目の疲れにつらさを感じていたら、当然”目ヂカラ”は減退! あなたの表情の魅力も薄れてしまいます。今回は、眼精疲労とその解消法についてお話しします。
- 2016-11-29
- haru
眼精疲労の症状(初期・中期・重度)
仕事や勉強で何時間もパソコンの前に座りつづけ、休憩中にはスマホチェックをしている…そんな私たちの生活は、目に大きな負担をかけています。そのまま無意識に目への負担が多い生活を続けていると、やがて、いくら休めても目の疲れが回復しないという「眼精疲労」になってしまうのです。
1.眼精疲労の初期症状
はじめは、以下のような目の症状が気になります。
・目の痛み
・目のかすみ
・充血
・光をまぶしく感じる
・ドライアイ
この初期の段階では、一晩ぐっすり眠れば回復するかもしれません。
2.進行した中期・眼精疲労の症状
眼精疲労が進行すると、朝目覚めても目の疲れや目の周りの痛みが抜けないようになってきます。ズキズキするような痛みを、目の奥に感じるようになる人もいるでしょう。さらに、目だけではなく、全身に症状があらわれるようになってきます。
・肩こり
・頭痛
・吐き気
・食欲不信
・不眠
こうして目の疲れが、徐々に全身へ影響しはじめます。場合によっては、眼精疲労以外の、目などの病気が潜んでいるかもしれません。早めに医療機関で相談できるといいですね。
3.重くなった眼精疲労の症状
眼精疲労がさらに重症になると、目や体のつらい状態にストレスを感じ、ついに自律神経系への影響まで出てきてしまいます。
・抑うつ状態になる
・不安感を感じる
・理由もなくイライラする
こうなってしまったら、なるべく早く医師に相談したほうがいいでしょう。でも、ここまで重くなってしまう前に、自分でできるケアをして初期症状のうちに改善したいですね。
目の疲れの3つのケア
軽度の眼精疲労であれば、自分で解消できる場合もあります。ここで、改善方法をいくつかご紹介します。
1.ストレッチをする
仕事の合間にも、椅子に座ったままでいいので、1時間に一度は、首や方をほぐしましょう。
・首を前後左右に倒したり、回したりする
・両肩を上げ下げしたり、回したりする
帰宅後、お風呂上がりや就寝前には腕を伸ばしたり、大きい動きでストレッチするといいですね。もちろん休日の運動もおすすめです。
2.目元マッサージ
・目頭や目の下をやさしく2〜3秒抑える
・目をギュッと閉じてからパッと開く、前後左右を見てぐるっと回すなど眼球を動かす
目元はデリケートなので、くれぐれも強く押したりこすったりしないようにしましょう。また、目元を蒸しタオルで温めると、疲れの取れ方がだいぶ変わるでしょう。
3.アロマケア
全身の疲れや緊張、ストレスを取り除くのも眼精疲労の改善には大切です。アロマを使ってリラックスするのもいいでしょう。特に眼精疲労の改善にオススメの香りは
・ベルガモット
・ラベンダー
・ユーカリ
などです。
精油(エッセンシャルオイル)を1滴垂らしたお湯で蒸しタオルを作るのもいいですね。
今すぐできる、眼精疲労予防・5つのポイント
あらかじめ目に負担をかけないようにして、眼精疲労を予防しましょう。
1.目を使ったら休憩はしっかり休む
仕事中合間には、できれば意識的にパソコンディスプレイやスマホを見ないで小休止をとりましょう。
2.部屋などの照明を見直す
本を読むのに薄暗かったり、反対にデスク用のライトなどの強い光が直に目に当たるような、不自然な照明になっていないか確認しましょう。
3.姿勢を正すよう気をつける
作業したり、本を読んだり、ディスプレイを見たりする際、まっすぐ正しい姿勢でないと、上目遣いになったり、片目ばかり使ったりするような、不自然な見方になってしまします。また、猫背で血行が悪くなり、肩こりの原因になったりもします。
4.睡眠環境を整える
しっかり睡眠をとって目や体を休めましょう。室温、明るさ、枕の高さなどの、心地よい睡眠が取れる状態か、考えてみましょう。
5.栄養バランスを改善する
忘れがちですが、栄養バランスの良い食事を健康的なサイクルで取ることも大切です。体全体の調子を整えるよう考えてみてください。
さらに、メガネやコンタクトレンズを使っている人は、現在の視力に適しているものか、再チェックしましょう。
クリアな視界で”美しい眼差し”に
日々、気をつけたりケアをすることで、目の疲れはだいぶ改善されるはずです。ただし、いくら気をつけても改善されず、疲れが蓄積してしまう場合は、医療機関に相談して原因をつきとめましょう。
目の疲れをためないことは、美しい眼差しの基本です。スッキリ健康的な目元で、いきいきとした表情を作りましょう!
※筆者の個人的見解です。効果・効能を保証するものではありません。
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メディカルコスメの化粧品会社勤務を経て、美容への知識と興味を深める。現在はライターとして活動。 主なテーマは美容と映画。「美」と「心身の健康」の、深いつながりを意識している。