”暗闇+無重力”「アイソレーションタンク」で究極のリラックス体験。

BODY CARE

”暗闇+無重力”「アイソレーションタンク」で究極のリラックス体験。

「アイソレーションタンク」や「フローティングタンク」という名前を聞いたことありますか?
今、じわじわと人気を高めている、究極の「深いリラックス」状態になれる最新の方法なのです。
実際に体験の内容をもとに、その詳細に迫ってみたいと思います。
体と頭の力を抜いてスッキリしたい方、必見です。きっと興味がわいてくるはず。

「感覚を遮断するための装置」アイソレーションタンクとは?

shutterstock_109258370

外界と隔離された完全な個室空間。目を開けているのか閉じているのかわからないほどの暗闇の中で、高濃度の塩水に体を浮かせます。室温と水温は表面体温と同じ温度で、次第にどこからが自分の身体なのかわからなくなることも。そうして視覚・聴覚・皮膚感覚が遮断され、重力からも解放されたあなたの身体は、何を感じるのでしょうか。

実際に筆者がはじめて体験した時の感想と共にご紹介したいと思います。

初体験

shutterstock_235726000

突然ですが、筆者は海でただ仰向けに浮んでのんびりするのが大好きです。海は波の感触や、味や音、空の様子や風、日差しなどがひたすら気持ち良いものです。ですがタンクは、そういった普段「五感」で感じているものが一切なくなり、「あらあらなんだか落ち着かないわ」って感じではじまりました。

呼吸に集中してだんだんリラックスしてくると、「起きている」と「寝ている」との間のような感じで考え事もしなくなり、やっと体の感覚に集中。たまにちょっと寝ては起き、体が大きくなったり、傾いたり、上下左右がわからなくなるような身体感覚の変化や、勝手に浮かぶような、不思議なイメージを楽しみました。

shutterstock_306097751

終わった後は、体が軽くなり、ムダな力が抜けたような気持ち良さで、頭も体もスッキリ。70分はあっという間でした。

最初はタンクの狭さが気になって息苦しさを感じたり、体が壁に当たると現実に戻されてしまうので、可能なら二人用のものを一人で使うくらいが良さそう。そして傷があると塩水がしみてとっても痛いので、ワセリンをしっかり塗って保護しておくことが大切です。

期待できる効果

shutterstock_390731710

深いリラックスと、新しいアイデア

後半、アルファ波やベータ波からシータ波に脳波が移行することがあります。シータ波は就寝前や起床前に見られる脳波ですが、このタンクの中では意識が飛ぶことなく、シータ波が観測されます。その中には瞑想やヨガなどのかなり集中したときに発生する波長が存在し、この波長は、人間のインスピレーションやヒラメキを促進する効果があるといわれています。

イメージトレーニング

外的刺激に費やされている脳のエネルギーを心の中に用いることで、効果的なイメージトレーニングを可能にするとされています。

ストレスの軽減

多くの研究が、ストレスの大幅な軽減に効果があると示しています。定期的に行うと、心拍数、酸素消費量、ストレスに関連した血液中の生化学物質(コルチゾール、副腎皮質刺激ホルモン、乳酸塩、アドレナリン)レベルの低下がみられたそうです。

shutterstock_233562679

いかがでしたか?人により、その時により、感じ方は変わります。あなたはどんな体験をするでしょう?これからの季節、一年のストレスをスッキリさせて、新しいアイデアと共に新年を迎えるというのも良いかもしれません。ぜひ試してみてくださいね。

”暗闇+無重力”「アイソレーションタンク」で究極のリラックス体験。

この記事をSNSでシェア

この記事を読んだ人におすすめ

MOMO

MOMO美容師/ライター

「美容師になってはいけない」美容室にて勤務5年。その後国内外を放浪し、人生を謳歌する素敵な芸術家たちに出会い影響をうける。現在、フリーで美容師とライターをしながら、創作活動中。