どうして”泣きたく”なるの?「涙を流す」効果
涙は生きる上で大切なものです。心を動かされた時や刺激から目を守る反応などいろいろな働きをします。今回は涙について理解を深めてみましょう。
- 2016-10-29
- Maki.C
涙は人生の始まり
生まれてすぐ私たちは泣きました。それは「ここにいます。助けてください。」と周りの人に必要伝えるサインです。大人になっても涙は、助けを求めるサインの役割もしています。
泣くと元気になる
「泣くと気持ちが楽になる」とよく言います。実際に泣いた後は心が軽くなり、少しリラックスをします。実験で60人に悲しい映画を観せたところ、28人が涙を流しました。その後検査をすると、涙を流した人の方がその後すっきりとしているという結果になりました。泣いた後は体や気持ちのバランスを取りやすくなるのです。
目の乾きや痛みを知らせる
パソコンの前、冷暖房の前に長時間いると、目が乾燥したり、痛みを感じたりします。目を使い過ぎている時などは涙で守ろうとするため、目薬で潤いを補うようにして、早く対策をしましょう。
涙は全部同じではない
目に潤いを与えるために身体が反応した涙と、喜び・悲しみを感じた時の涙は成分が違います。実際に、感情の涙はタンパク質、マグネシウム(血中に含まれているもの)、カリウム(血圧を調整する)、ホルモン(免疫力に関係する物質)が含まれています。何か感情を揺さぶられた出来事を消そうとする体の働きなのです。
性交の後に泣く
性交の後に泣く人って実は結構いるのです。「セックスウツ」とも言われる症状で、女性にもよく見られます。古くから知られていることで、D.C.150年のギリシャの医師は「性交の快楽の時、ニワトリ以外の動物は悲しくなる。」と記述していました。これはホルモンのバランスによるものです。 涙は我慢するよりも流した方が良いというのは根拠があり、身体をリラックスさせるためのものなのです。悲しい時や嬉しい時など、身体が泣きたい時は、自然な感情の流れに任せる方がナチュラルに楽になることができます。
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通訳・翻訳家。ヨーロッパで発信されている流行やトレンドを一早くキャッチするために日々情報収集しています。ヨーロッパ発の健康法やライフスタイルで心から健康に美しくなれる方法を毎日を忙しく過ごしながら、おしゃれ・恋愛・仕事に励む女性にお届けしています。